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役目を終へてしからだ。

1359421911779  「歌壇」2月号月岡道晴さんの12首がある。

 成瀬有さんへの挽歌。

 成瀬さんは1942年生まれ。

 高野公彦さんよりも1年若い。(なんでもタカノさんを基準にしてしまうけれど、すいません。)

・たもつ様たもつ様とぞ司会は呼ぶ有(ゆう)の役目を終へてしからだを

は、本名と筆名を詠んだもの。

 成瀬さんほどの歌人であれば、日常生活のほとんどが「ゆう」であったはず。それが、死を境にして「たもつ」に戻る違和感を弟子として詠んだものだろう。

 とてもいい歌だと思った。

・ことしより忘らえがたき日となりぬ父の命日は主宰の命日

これも事実が痛切。

 月岡さんとはかつて一度か二度、歌会でお会いした記憶がある。いまは、旭川にお住まいで大学の先生をされている。

 短歌を続けていると、しばらく会わなくても、作品を通してときどき会えるのだ。

 写真は、高田馬場の中華弁当屋のもの。300円。

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