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生き物のにおいのする歌集。

Dsc_1466

 「歌壇」2月号。中沢直人の時評を読む。

 〈「歌集」と「歌」集をめぐって〉というタイトル。

 陸軍二等兵・渡部良三の歌集をきっかけに思索したという、森本平のに対して、中沢は、微妙な違和感を覚えると言う。(詳細は省く。)

そして、

精巧に作り上げられた箱庭のような「歌」集が毎年数限りなく刊行されている中で、生き物のにおいのする「歌集」に心が出合いたがっている

と言い、さらに、

劇的で特殊なものでなくても、生身の作者の具体的な体験がうたわれていることこそが横糸として歌集をゆたかにするのではないか。

と書く。

 後半は、山田航の歌集などについて、さらに具体的に考えてゆく。

 私がこのごろもやもやと考えて書いていることをとてもすっきりと述べてくれている。さすが中沢さんだと思った。

 写真は、中野〈季の葩〉のもの。名前は忘れたが、おいしかった。

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