« 2分03秒。 | トップページ | メジナ。 »

いない世界。

Dsc_1072_2  岡部桂一郎さんが亡くなって数日。

 どうやって知ったのか。

 ツイッターだったか。

 享年97ときいた。

 一度お見かけしたことがある。

 迢空賞受賞のときだっただろうか。

 人は、ご存命であるというだけで人に勇気を与えるものかもしれない。

 たとえば、岡部桂一郎のいた歌の世界と、いない世界。

 壁面のタイルが剥がれおちたような感覚。

 もちろん、作品はいつでも傍にあるといえるけれど、なにか違う。

 合掌。

 『一点鐘』より。

・雪が降る嬉々と降るなか苦しみて降る雪片のあわれかがやく

・巨大なる海星(ひとで)の影がなか空を渡りて心くらくなりたり

・とめどなく心乱れているわれを「よいしょ!」と抱え人運びけり

|

« 2分03秒。 | トップページ | メジナ。 »

コメント

 岡部氏に、謹んで哀悼の意を申し上げます。結社に属さず高みに登られたこと、時代を考えると驚嘆に値します。私は未だ氏の短歌をロクに知らない不勉強者ですが、これを機会に接していく所存です。安らかにお眠りください。

投稿: 雨宮 司 | 2012年12月 5日 (水) 12時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2分03秒。 | トップページ | メジナ。 »