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しよぼくれながら。

Dsc_1188 きのうの朝日新聞(夕刊)。

 〈あるきだす言葉たち〉の欄に、田村元さんが出ていた。

 りりしい写真付き。

 『北二十二条西七丁目』の著者である。

・アジフライ箸で小さく切り分けて午後に重たき一仕事あり

・消灯をして薄暗き昼休みしよぼくれながらコピー紙を足す

・眠きねむき会議のさなか昼の月シールのやうに剥がれゆくなり

・おでん屋に今日も寄りたりわが内のサラリーマンが寄りたがるので

などが特によかった。

 肩肘はらずに洒脱な言葉遣いで日常を切り取る。そしてほろりと人生の時間の深さと悲しさを見せる。

 サラリーマンという言葉がもろに出てくるが、どこか昭和の香りを伝える印象もある作者だ。

 写真は、大塚〈炭旬〉にて。つくね。

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