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定むることのなき。

Dsc_0966 光森裕樹『鈴を産むひばり』つづき。

 ほとんどがきちんと表現されている歌集。

 だから、詩的飛躍は別として、わからない部分が気になる。

・国の名を定むることなき吾は挽くエル・サルバドルの豆を好みて

の上句。

 国の名前を定める、とはどういうことか? 国家に命名するということか? 好みはあるけれど、飲み比べをするとわからないということか? 後者だとすると単純だがつまらない歌になる。「定むる」って何だろう?

・金糸雀(かなりあ)の喉の仏をはめてから鉱石ラジオはいたく熱持つ

 「喉の仏」は喉仏のことか? そういう乱暴で無理な言い方は光森さんはしないだろう? とすれば何か謎ときがあるのか?

 読書会では、そんなことも話し、もちろん秀歌を挙げて時間を過ごした。ご教示いただけるとうれしいです。

 「コスモス」の歌人たちは、一首づつの仕上がりに目が行きすぎてしまうのかもしれない。

 写真は、中野〈コパン〉にて。

 生ハムとキャベツのスパゲティー。端正な一品。

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