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重苦しい。

Dsc_0623 米川千嘉子『あやはべる』(短歌研究社)を読んでいる。

 一首一首、知的で濃い考察があり、それを詩的に屈折させているから、読み応えがある。

 しかし、例えば『燕麦』や『河骨川』と比べて、とても頭を使う。

 (吉川さんや高野さんの歌は心を使うというのかな。)

 それは、米川さんの歌は字余りが多いことが一因かもしれない。それも、重い字余りと言えるようなものが。

 例えば、

・卒業式「厳しい社会へ」といふ祝辞聞く子らの髪苔のごと照る

・はりつめて若者が返事するときに名に籠もる人への希望かがやく

などに思ったこと。

 それぞれいい内容の歌(連続する2首)。教員をやっているから、よーくわかる。

 だが、どうにも重苦しい印象。

 一首目は69577、それに初句を漢語の名詞で切っている。二首目は58597、とかなり膨張し、盛りだくさんである。

 そこが米川さんの情の濃さの表れでもあるのだけれど、読み疲れる感じもする。

 どう考えたらいいものか。

 いつもの〈コパン〉にて。ブロッコリとアンチョビのピザ。ブロッコリの食感がとても合う。

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