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『金の雨』その3。

Ca3g3108  さんたび、横山未来子さんの『金の雨』から。

 そこにあるのは、自分がこの世に存在したという事実への愛惜。

 と同時に自分の不在の時空への愛惜でもあろう。

 繰り返されるこのモチーフにはまると、泣ける。

 横山さんの視点の低さを知っていればなおさら。

・われの眠る間も鳴くならむ鉦叩き心音のごとしばらく聴けり

・日溜まりへ近づくごとく拾ふときおもひがけなき柚のかるさよ

・かの街にて小さき詩集を選びたる日は行きわれに詩集のこりぬ

・辛夷の木の高さにありぬ今しがた扉(と)を押して出てきたりし部屋は

・煙草の火のごとく携帯電話灯す人の影みゆ木の影の辺に

など。

 写真は、新大久保「恵美須」にて。

 宴席のカムジャタン(たぶん。。。)火をつける前。

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