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『金の雨』その2。

Ca3g3094_2  横山未来子さん『金の雨』からもうすこし挙げる。

・みづからの柩に花を入るるごと詩をひとつづつ箱に入れしか

・呼びかくるごと呟けばゆるやかにかなしみとなるひとつ名のあり

・もうこの世になきわが猫が銜へ来し子鼠のうつくしかりし両の眼

・触るるのは最後と知りぬ去りぎはに首筋の毛をすこしもらひつ

(この2首が亡き猫の歌。泣けます。)

・うつむきて髪乾かせば菖蒲の香すこしのこれる体とおもふ

など。

 この世の見えるものと見えないものを、小さな言葉の力によってそっと行き来する感覚が好きだ。

 写真は、新宿の回転寿司店(「大江戸」だったか?)にて。

 吸盤好きの私にはたまらない一品。

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原点。

Ca3g3101  中学1年生をもつと、勉強の原点のようなものがよく見える。

 細かい話になる。

 ①教科書の音読をするときに、手元に何かメモをしている生徒がいる。

 それはダメ。

 それぞれの活動に意味がある。読むときは読む、書くときは書く。それぞれの一瞬に集中すべきなのだ。

 授業は教員のペースで進む。だから、教員に合わせることがたいせつ。

 ②単語クイズ(小テスト)をする。

 自己採点の場合、間違った単語にバツをつけるだけではいけない。

 バツをつけた上で、横に正しくなんどか練習してみる。

 そうしろ!と言っているのに、やる生徒とやらない生徒がいる。

 こういうのは、英語がどうこうという前の、中学受験時代の塾で教わっているはずの授業を聞くコツのようなもの。

 こういうことが6年間積み重なればオソロシク差が付くのは当然である。

 まあ、大人になって気がつくことなのだろうけれど。

 (こういうことを突き抜けて、天才的にデキる生徒は別です。)

 写真は、塩釜市のお酒〈阿部勘〉。

 さすがのあべかん。家で飲めば安い。

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『金の雨』。

Photo_8  横山未来子さん『金の雨』(短歌研究社)をいただく。

 あとがきにあるとおり、30首×8回の連作も含まれ、これまでとは違う意欲作もある。

 亡くなった愛猫の歌や浮世絵を見ての歌(太田美術館かな?)の歌もよかった。

 多作のためか、ややもってまわった表現で歌を作り上げている感じがしたのが気になった。

 そうはいっても、伝統的なモチーフを踏襲しながら、観察と感情移入で独自の世界を構成しているのはさすがだ。

 これまでのような比喩の効いた幽冥の世界にしびれる。

・カフェの椅子に膝掛けのありいづれかの冬に似てゆくごとく来る冬

・塀を這ひのぼれる蔦の葉の赤をくるしきものとけふの眼は見つ

・「草紅葉」とこころのうちに言ひながら見て過ぎたるは名を知らぬ草

・かなしみをたれかしづめゐむ夕ぐれの鳥籠に布をかくるごとくに

・大き葉は遠くへ行かずその幹のめぐりにありぬ明日もあらむか

こういう歌。

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『雪占』。

Photo_7  今野寿美さんの『雪占』(本阿弥書店)。

 知的な処理の効いた歌がいい。

 ただ、その知がまさると理屈に傾くわけで、そのバランスがむずかしい。

 ナマの言葉がごろごろと転がっている感じもあった。

 バランスなんて考えずに、エイヤッと放り出してしまうくらいがちょうどよいのかもしれない。

 が、その〈知〉を楽しむのが今野さんの歌の読み方の中心のひとつだから、素直に受け取ればいいのである。

・人はみな心で思ふものにして衿かきあはするときあたたかし

・をさなきがきちんと静止するすがた放射線量測らるるため

・どのやうに見てどこから眺めても桜はつまり その気にさせる

・ミサイルも飛んだと後に知らさるるそんな国家でありそれでいい

・指先を滅菌ティッシュで拭ふときなぜかめつぽう強気になれる

などが特にいいと思った。

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表示。

Ca3g3051 ときどき思うのだが。

 どうして、材料表示のしかたに差があるのか。

 例えば、スーパーでパンを買うと、こまかくこまかく原材料名、添加物名が記載されている。

 しかし、パン屋さんでも食べ物屋さんでもそうではない。

 信用して買ったり食べたりするのは同じことなのに。

 そのあたりの法律の運用はおもしろい。

 何が入っているのかわからないものを食べる楽しさを残してくれているのかな。

 写真は、いつもの〈ジョバンニ〉にて。

 ホタテ貝柱がたっぷり入っていたなあ、と写真を見て思い出す。 

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ザウアークラウト。

Ca3g3074

 西落合〈エシャロット〉にて(→)。

 豚肉とソーセージのザウアークラウト煮込み。

 ビストロだけど、もちろんフランスとドイツは国境を接しているわけだから、おおきな矛盾はない。

 ビブラフランス。

 なぜかふと、代々木ゼミナールの田村秀行先生(現代文)を思い出した。

 私は堀木博礼先生派だったので、先生の講義は友人がとったテープで勉強した。

 あるとき、先生が、夜中にウイスキーを飲みながら和歌を読むのが好きだ、みたいなことを言っていた。

 そのときは、キザな人だなあと思いつつ、(今でもこうして思い出すくらい)印象に残っている。(そのときにも短歌を作っていたからか?)

 そして、私もこの歳になって、横山未来子歌集を読みながら相模灘生酒を飲んだりしている。

 すこし、追いついたかもしれない、と思う。

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『シュプール』。

Photo  松尾祥子さん第3歌集『シュプール』(柊書房)

 とてもてきちんとしていて善い人から出てくるやさしくておだやかな言葉。

 ややていねい過ぎて内容的に常識にかたむく傾向にあるのがもったいないところか。

 歌は善なるものが良いわけではないのが難しいところである。

・夫の愚痴聞かんと電話かけしかどわれのみが話し続けて終はる

・鶉豆大豆青豆酢漬けにし瓶に保存す夫を訪ふたび

など、単身赴任だった夫君との関わりの歌がいい。

 あるいは、

・薄暗き路地に入りたる夢さめてうつしみに咲(ひら)くアネモネの花

・わが裡のくらきところに火をはなついろはもみぢの散りぎはの紅

・谷底のわれに必死に呼びかけるわれありそれを見てをりわれは

など、すこし狂気を含んだ歌がいい。

・あさつゆにしめる四葉のクローバー摘み来たる子に思ひ人棲む

 こういう視線にも持ち味があると思った。

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バインダー。

Ca3g3072  新中学1年生は、今日から3週間目。

 なかなかの強者がいて楽しい。

 英語の丸暗記小テストでは、問われていることがまったくわからず、白紙の生徒がいた。

 緊張していて、話が聞けないのかな。

 何度も中1を担当すると(これで6回目)、どういうことに注意したらいいのか、少しわかる気がする。

 授業用のバインダーを購入せよと命じても、ガンとして購入しない生徒がいる。経験で知っている。

 そういう生徒は、つまり教員の話を聞かない(そしてプリントの整理がつかない)わけだから、とうぜん英語も覚えてくれない。

 そこで、今年は過保護は承知で、全員に同じバインダーを購入して与えた。

 しかし、プリントをそこに挟み込むという作業をするかどうかは別だと知った。

 その場でバインダーを出させて、プリントを挟ませる。

 ああ。

 そういう仕事は嫌いじゃないんだけど。

 写真は、西落合〈エシャロット〉のパン。けっこううまい。

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アイテラス。

Ca3g3071 西落合の〈エシャロット〉へ。

 4月下旬なのに生牡蠣。

 肉厚で弾力あり。

 バルサミコ酢とレモンで食べる。

 ついでに、その近くにできたばかりのアイテラス落合南長崎を散策。

 相照らす、のダジャレかと思ったがそうでもないようだ。

 都心にありながら、どこか郊外型の匂いを漂わせる。

 駐車場140台収容だからか。

 フットサル場がビルの5階にあるのだから、やっぱり都市型かな。

 大江戸線に直結しているのがいい。

 カルディ・コーヒーファームで買い物して帰る。

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相模灘。

Ca3g3078 自宅から自転車で5分くらのところに、味のマチダヤがある。

 全国のお酒を扱っていて、けっこう有名らしいのだが、住宅街のなかでひっそりとやっている印象。

 そこで見つけた一本。

 「相模灘」特別本醸造の無濾過生酒

 お店のオススメに従って買う。

 相模原市役所には友人も勤めているし、名前にもひかれた。

 検索してみると、相模原市津久井町にあるそうだ。

 そうとうな山の中にあっての、「相模灘」という命名は良い。

 コストパフォーマンスのいい、しっかりとした(相撲なら、四つに組んでくれるような)お酒である。

 これで純米吟醸だったらスゴイのだろうなあと思うが、しかし、必ずしもそうでもないのがお酒の不思議なところ。

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スター。

Ca3g2700  star という単語が中1の英語に登場する。

  star くらいだれでも知っている。

 じゃあ、地球は star ですか? と、たづねてみる。

 ???

 (地球は earth ですという殊勝な声もあがる。)

 star ってなんですか?

 planet ってきいたことありますか?

 star planet はどう違うのですか?

 「恒星」と「惑星」って聞いたことありますか?

 プラネタリウム、に行ったことありますか?

 英語では、プレヌテアーリアムみたいな発音になりますよ。

 と言いながら、知っているつもりの言葉の意味や定義を再確認してゆく。それも、外国語科の授業の破片。

 写真は、新大久保〈ソムオー〉にて。(ベトナム風 豚と生姜炒めライス。)

 ソムオーはタイ語で「ざぼん(朱欒)」に近い果物を指すと言う。

 北原白秋が一時期出していた文芸誌の名前が「朱欒(ざんぼあ)」だったなあ。

 と、行くたびに思う。

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ベン&ジェリーズ。

Ca3g3061  アイスクリームショップ〈ベン&ジェリーズ〉の日本1号店ができたそうだ。

 行列ができたという。

 午後6時台のテレビニュースにとりあげられていた。

 じつは、そのベン&ジェリーズ

 設立地と本拠地は、ヴァーモント州にある。

 3月に滞在していたセイントジョンズベリーからも車で1時間ほどの、バーリントンという町。

 週末にそこで工場見学などをした生徒もいる。

 「アメリカから初上陸」といって、そういう片田舎発祥のものをありがたがるのは、なんだか滑稽なかんじ。

 「アメリカ」といえば、どこもアメリカに違いないなんだけど、もうちょっと、「東京」に矜持はないものか。

 しょせん田舎の大味な食べ物じゃないか、ふーんだ、というような。

 写真は、新大久保〈麺屋優創〉の魚介味噌ラーメンにモヤシを加えてもらったもの。

 このごろはいつも混んでいる気がする。うまいものはみんなわかるのだ。

 

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ツナミ。

 きのう、毎日新聞に掲載していただいたのは、以下の作品。

 アメリカで作った、わけではないけれど、着想はアメリカ滞在。

Photo_3 

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にんげんの骨。

Photo きのう、「コスモス」5月号が届いている。

 きちんと毎月15日に発行されているのがすごい。

 その裏の、事務室(とくに狩野一男ご夫妻)のご努力に頭が下がる。

 選者は基本的には、無選歌5首。

 そのなかで、今月は「特選」が4名。

 その一人に入れていただいた。

 選者は高野公彦さん。

 とくにうれしい。

 タイトルもつけてもらう。

 この歳になっても、なんねん歌をやっていてもうれしいものである。

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まいにち。

Ca3g3045 今日(16日)の毎日新聞(東京版?)に、作品5首掲載されています。(顔写真入り。) 

 ご覧いただければさいわいです。

 ←は、中野オリエントスパゲティのランチの一部。

 キノコとサーロインのゴルゴンゾーラソース和え、みたいな。

 ここは、夜の部のつまみ系メニューもおいしい。

 だけど、なかなか行けない。

 去年から、はじまったパスタ無しランチセット。

 サラダ・スープ・パン・メイン・飲み物。

 はじめ、それで満足できるのかと思ったが、満足できる質と量。

 二人で行って、一人がパスタにして取り分けるパターンがちょうといいかもしれない。

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字がちがう。

Ca3g3059  「字がちがう。」

 というセリフをときどき聞く。

 昨日も生徒に(重罪のように)言われた。

 「多摩川の先にあるから、カワサキ。」

(かつて、マリーンズは川崎球場を本拠地にしていたという話で。)

と言ったときのこと。

 漢字がちがうのは間違いだ、いけないことだ、と教育されているのかもしれない。

 それは思考の硬直というもの。

 大人はそうは考えない。

 「先」も「崎」も語源は同じだろうと推測する。

 村の端にあって川をまたぐのが「橋」。

 体の端で食べ物をつつく道具が「箸」。

 顔の端にあって食べ物をつつくのが「嘴、くちばし」。(梯子のハシもそうかな?)

 小池光さんの文章で知ったことだが。

 だから、「明るい」と「赤い」は関係あるし、樹木などの内側から何かが「張る」から「春」なのだ。

 というような、言語の感覚を磨いてゆくのも外国語教師の仕事だろうと思っている。

 わたしが言うとダジャレにしか聞こえないかもしれないけれど。

 写真は、カップヌードル「しお」。上品でいい。

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記名。

Ca3g3053  中学1年生には、持ち物に記名するようにしつこくしつこく言っている。

 だが、なぜか遠慮がちに書く生徒がいる。

 市販のバインダーや室内靴や室内靴を入れる布の袋の隅っこに、小さく苗字だけを書いたりする。

 汚したくない心理なのかもしれない。

 だが、こうして335人も生徒がいる場合、記名が命。

 大きく、というかデッカク書いてもらうのがいい。

 3年前の生徒には、下着のシャツを脱いだまま放置する癖のある生徒がいた。

 本人にそのシャツを突き付けても、自分のものかどうかわからない場合もあった。

 その子のお母さんも心得たもので、ちゃんと記名してあった。

 自分のではない、とシラを切られた場合に有効だった。

 暑くなると、自分が朝、シャツを着てきたかどうかなんで忘れてしまうのだ。

 中学生なんてそれくらいでちょうどいいんだけれど。

 写真は、中野〈ジョバンニ〉にて。若鶏のロースト的なもの。皮はパリパリ、中はしっとりしていてうまかった。

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17人。

Ca3g3055  中1の時間割を見てみる。

 何人の教員に会うのか。

 国語、数学、社会、理科が各2名、英語1名、英会話2名(外国人を含む)。

 体育、柔剣道(どちらか)、美術、技術、音楽、書道。

 合計17人。

 一週間の授業でこれだけの大人に話を聞くのだから、めまぐるしい。

 それもみな教員だから、あれこれと話すのが好きな人(何か言いたいことのある人)ばかり。

 こちらは特定の教科を教えていればいいのだが、生徒がそれぞれの教員の指示を聞いて、それに応えるのがしごと。

 そのへんの生徒のしんどさは分かってあげたい。

 うまくペースをつかんでほしいところ。

 写真は、新大久保〈一六八〉の、海鮮刀削麺。

 野菜たっぷり、塩味がいい。

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じゅく。

Ca3g2933  きのうのつづき。

 おおくの塾がかなり強引に勧誘しているらしい。

 事情はわかる。

 都心には、私立一貫校の生徒対象の塾がいくつかある。

 指導内容は詳しくは知らないが、かなりガリガリとやっているようだ。

 英語に関して言えば、そういうテキストを見ると、生徒がかわいそうになってくるようなたいくつでゴリゴリしたページが多い。

 これまで担任した生徒の中には、そういう塾に行って(そしてクラブ活動もやって)充実した(そしてゆとりのない)中学高校生活を送って、希望の進路を選びとった生徒もいる。

 しかし、その反面、失敗も多い。

 ことわざで言うところの、「二兎を追うもの」になってしまっている生徒も多い。

 それだけならいいのだが、いわゆる「ツブレてしまった」生徒もいる。

 どうか、保護者のみなさん、焦ってリスクを生徒にかぶせないでいただきたい。

 ウチの子、寝てばっかりなんですよ~! と愚痴をおっしゃるくらいでちょうどいいのかもしれないのです。

 と、入学式の日に申し上げたつもり。

 写真は、中野通り〈コパン〉のなにかのパスタ。変わらず美味。

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ローンチング。

Ca3g2455  新中学1年生のためのスタートダッシュ講座。

 というような、塾(や通信添削)のパンフレットを見ることがある。

 大いに違和感を感じる。

 私の感覚では、ダッシュではなく、ローンチング(launching) がいい。

 船がゆっくりと進水してゆく感じ。安定して航海できるように周囲を確かめながらおもむろに進みはじめる図。

 中学校は、中学入試の時期とはちがって、競争をするのが目的の場所ではない。

 もちろん成績の呪縛はついて回る。(学年序列も出る。)けれど、それはおのおのを刺激するための方便であって目的ではない。

 だから、塾の広告に踊らされて、ダッシュしなくてもいい。

 学校に慣れるための時間を大切にしてほしいと(特に親御さんに)お願いしたい。

 写真は、新大久保〈栄寿司〉のコハダ。すばらしい。

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ウイウイ。

Ca3g2996 2月の入試の直後に〈入学予定者の登校日〉があった。

 そこで、すこしお話して以来、新中1の生徒集団(8クラス335名)に会うのはきのうが初めて。

 あらためて、彼らのウイウイしさとミナギル(人もいる)やる気に気圧され気味。

 昨日のアクセス数がやや多めだった。

 もしかすると、担任として紹介した私の名前を検索してくださったのかもしれない。

 私が保護者ならそうする。

 きのうは、何人もの新高1の生徒と保護者からコメントをもらったり、メールをもらったり、ダイレクトメッセージ(ツイッター)をもらったりした。

 職員室においでくださった保護者もいらした。

 みなさん、ご理解くださり、ありがとうございます。新高1の担任団の教科バランス(の悪さ)を見ていただければ、事情を察していただけるのではないかと思います。

 後ろ髪を引かれる思いもなくはないですが、気持ちは切り替わっています。ご安心ください。

 写真は、中野〈ジョバンニ〉にて。

 焼きデコポンのタルト。焼く必要があるのかなあ。

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新中1。

Ca3g2893  これが更新されるころには、中学の入学式は終わっているはず。

 実は、新中学1年生の担任になりました。

 勤務校のばあい、通常、中1→中2→中3→高1、と担任は持ち上がるものだが、校内の事情のため、例外はある。

 一昨年は、中3の学年主任が新中1の学年主任に「降りた」こともあるほど。

 新高1の人たちとあと3年間を過ごしたかったけれど、もちろんかなり抵抗したけれど、人事がクツガエルわけはない。

 適材適所は言われて客観的にみるとそうとも思える。

 個人的には大きな事象かもしれないが、外部から見れば単なる学内の異動としか映らないだろう。

 他の学校にトレードされたわけでもないし、守備位置をコンバートされたわけでもない。

 と納得して、気持ち新たにがんばるのみです。

 新高1のみなさん、ごめんなさい。

 写真は、新大久保〈ソムオー〉の生春巻き。

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さんとうか。

Ca3g3039 写真は、〈山頭火〉中野店の(塩ラーメン。

 巨大なチャーシューが乗っている〈特製〉だったかな。

 ふとホームページを見てみる。

 アメリカでは、ミツワ・マーケットプレイスという日系のスーパーマーケットに8店舗も入っている。

 と知って、すこし泣きそうになる。

 それはともかく。

 「山頭火」が、俳人・種田山頭火の名前だと知っている人がどれほどいるのか。

 お店には、大きな「山頭火」の書額があるけれど。山頭火はラーメンを食べただろうか。

 明日が入学式。たのしみ。

 あ、今日は花まつりだ。

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18年目。

013  きょうから新学期。

 なんと18年目である。

 これほど長く飽きずにやって来られたのは、周囲のおかげだ。

 「飽きずに」と書いたが、たしかに飽きない。

 生徒が入れ替わるからか、教材が入れ替わるからか、時代が移り変わるからか。

 まだまだ新しい英語にも出会う。

 先日のヴァーモントでも、シャペロン(chaperon) という単語を何度も聞いた。

 ジーニアスによると、引率者(親・教師など)、とある。

 これなんかも、これまでアメリカでしか聞いたことがない。東京では使う機会がなかった。

 あるいは、ヴァーシティー(varsity) も、東京では聞かない。

 学校スポーツの代表チームのこと。

 写真は、セイントジョンズベリー・アカデミーの食堂にて。

 けっこううまい。見た目にとらわれるなかれ。

豆乳をかけて食べた。(私は牛乳を消化できない。)

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ヴァーモント研修15。ブログ。

010  そろそろネタがなくなってきた。

 勤務校のブログは、私が44回、もう一人の引率者が21回、合計65回更新した。

 このページを長くやってきて(砂子屋書房のページも一年担当したし)、ブログ更新に抵抗がなかったからできたことかもしれない。

 匿名の読者の存在という、心強い味方のおかげ。

 日常から離れていると書くことはたくさんある。

 しかし、勤務先のページには書けないこともある。

 そのあたりを、このブログとフェイスブックとツイッターが補完して、精神状態を保たせてくれたのかもしれない。

 写真は、セイントジョンズベリー・アンソニーズの朝食。

 アメリカは食べ物がマズイくて不健康と訳知り顔で言う人に食べさせてあげたい。

 こういう素朴で適度な食事がアメリカの底力なのだと思っている。

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ヴァーモント研修14。ワイファイ。

003_2  今回のアメリカ滞在で驚いたのは、Wi-Fi の使い勝手のよさである。

 日本ではパソコンを持ち歩かないので、状況に疎かった。

 研修中は、泊まっていたモーテルはもちろん、校内では図書館でも使えた。

 居場所にしていたアドミッション・オフィスでも、となりの女子寮(わざわざ女子と言うこともないが)からの電波がとれた。

 校舎内でも、近くのどこかからなんとかとれた。

 空港は、シカゴでも、ボストンでも、ワシントンDCでも、かんたんなCMを見させられ、契約のようなものをするけれど、すべて無料。

 ボストン中心部では、喫煙コーナーのような感じで公共の屋外ワイファイスポットがあった。

 ロンドンオリンピック中のロンドンも、街中にそういうポイントを増やすという。

 ひるがえって日本は、通信会社が個別に陣取り合戦をしているらしい。

 どうなるのかな。

 写真は、サミュエル・アダムズ。通称、サム・アダムズ。

 たいへんにお世話になった。

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ヴァーモント研修13。草履。

002

 アメリカの牛肉は草履みたいだ、

というのは嘘である。

 ヴァーモントでは、なんども極上のステーキをいただいた。

 ある晩は、料理の先生(家庭科でなくて)のドライブで、隣のニューハンプシャー州まで行ってごちそうになった。

 「時価」(current price) なんて書いてあるステーキもあった。

 もともとの質がよく、熟成がよく、味付けがいいのだろう。

 ふだんはステーキも焼き肉も食べに行かないシロウトにだってわかる。

 アメリカで草履ステーキしか食べたことのない人は、おかしな噂を流さないでいただきたいい。

 でも、ステーキハウスは暗くて、写真は撮れない。

 これ(↑)は、ひげそり用クリーム。

 これで2ドル弱。

 かつて村上春樹が、アメリカに行くたびに帰りのトランクを髭剃りクリームでいっぱいにした、と読んだことがある。

 これも、泡が濃くて剃り味(?)最高である。

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ヴァーモント研修12。リボン。

049 亡くなったジェンキンズ先生を全校で悼んだ。

 水曜日(3月28日)の全校朝礼の前には、ピンクリボンの喪章が配られた。

 彼女がアドバイザー(担任のようなものか)をしていた生徒のひとりが言葉を述べ、ピアノ演奏もあった。

 木曜日は休校になった。

 金曜日はピンク色の服を着る日となり、夕方にはお別れの会が開かれるとアナウンスがあった。

 その後、ヴァーモント州を訪れていたオバマ大統領がこの事件に言及したこともニュースで読んだ。

 そして、すぐにこの先生の2歳の子供のために教育基金が作られたりし た。

 こういうところ、アメリカはすばやい。

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ヴァーモント研修11。カフェ。

073  いくつか行った、ヴァーモントのレストラン。

 中には、おいしいところもそうでないところもある。

 個人的には、観光地よりも(というか、観光地は抑えたうえで)、こういう田舎町でゆっくりと過ごす方が好き。

 住宅街の中にある、気楽なスパゲティー屋とか。

 これは、Dylan's Cafe にて。

 ボブ・デュランを思い出す名前。

076 郵便局→映画館→録音スタジオ→レストラン、と役割を変えながら、町の人たちに愛されている建物のようだ。

(お風呂屋さんのようにも見えたけれど。)

 写真は、メキシカンスープ。

 そして、ホタテ。

 こういうので、まったりとワインを飲みたいところだが、そういうわけにもいかない。

 いやはやこんなに肉類を食べた10日間はこれまでなかったなあと思い返す。

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ヴァーモント研修10。ジェンキンズ先生。

01188 書くべきかどうか迷うが、書いてみる。

 滞在中に、訪問先の先生が事件に巻き込まれて亡くなった。つまり。殺人。

 この街でその種の事件が起こったのは25年ぶりだという。

 2歳の息子さんを残して亡くなったのは、シングルマザー33歳のメリッサ・ジェンキンズという物理の先生。

059 詳しくは。検索していただきたい。

 もちろん、学校としても大変な衝撃。

 日曜日の夜に行方不明になり、月曜日の夜に遺体が発見された。

 火曜日は出席確認後、休校。水曜日は全校集会のあと、2時間様子を見て、そのあと週末まで休校。

 ウチの生徒たちはそれほど動揺している感じはない。

01588 状況の深刻さを十全に呑み込めていないのかもしれない。

 私だってそうだ。

 が、この場合はそれでかえって救われるほどだ。

 講堂には、先生愛しています、の幟、追悼の点燈も行われた。

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