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『星飼びと』2。

Ca3g2505  原賀瓔子『星飼びと』つづき。

 やや理屈が勝りそうなところを絶妙な呼吸で差し引きして提示するのも特徴。

・わが裡の少女ひそけく生きのびてけふ夜祭でヨーヨーを買ふ

・夢を見に行きませんかと言ふやうに梅見に人をさそひたりけり

・いづくにも鍵穴のなきとびらゆゑ来てはながめる夜桜一樹

・眠れざるままに朝(あした)となりにけり わが手で廻す地球ならねば

・三日ほどベランダで咲き一主婦に見られしのみに閉づる睡蓮

 こういう「思い込み」系の歌に秀作が多いように思う。

 お手元にございます方は是非お読みいただきたい歌集。

 ございません(?)場合は、私からお願いしてみます。ご連絡ください。

 写真は、中野〈ジョバンニ〉にて。白インゲン豆と穴子のスパゲティ(という名前だったかな)。アナゴが効いていてうまかった。

 

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