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稲岡先生・渡部先生。

Ca3g2740  品田悦一『斎藤茂吉』の中に、お二人の名前があって、懐かしかった。

 稲岡耕二先生と渡部泰明先生。

 品田氏は渡部先生から激励の手紙を執筆のきっかけのひとつにあげている。

 また、茂吉から平福百穂と夫人宛てのドイツからの葉書が、稲岡先生から品田氏に託されたとある。

 稲岡先生は東大を退官後、渡部先生はフェリス女学院から、上智大学に異動された。

 英語学科では、16単位だけ他学部の単位の振り替えが認められていた。

 英語関係の多くは、すばらしい「学習」であり「授業」であったけれど、「学問」っぽくはなかった。

 もっと泥臭い「学者さん」から「学問」の雰囲気を感じたいと思っていたところで、お二人の先生が偶然いらしたのだ。

 稲岡先生の万葉集の講義は、毎回手書きのプリントで要点を整理されていた。さすが、大学者の威厳があった。

 渡部先生の講義からは、古典和歌の読解の楽しさを学んだ。「和歌の語彙が検索できるようになっても、歌の良し悪しを判断できるのは人間だけなんだよ」というセリフが印象にある。

 国文科の学生にひとりまぎれて講義を聴いたことは、とても貴重な経験になったと思う。

 という、回顧譚。

 写真は、千駄木「露地」の野菜のラグースパゲティ。

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甕雫。

Ca3g2737  本日は日柄もよく、41回目の誕生日。

 諸方面に感謝。

 今年はいくつかの座談形式のものに出た。

 「短歌研究」の〈作品季評〉、角川「短歌」の〈誌上歌会〉と〈今年の秀歌集10冊を決める〉。

 どれも、真剣勝負で学ばせていただいた。

 「短歌」では3回の時評や〈作品点描〉なども書いた。

 その他、長短の文章を毎月書く場を与えてもらった。「かばん」の原稿のために、前田夕暮を再読した。

 「コスモス」の時評は、10年目でようやく引退。

 スティングとクラプトンのライブに行った。

 春のハノイ旅行をキャンセルした。夏は京都と沖縄に遊びに行った。秋には「棧橋」のイベントで羽咋や金沢に行った。

 生業では、広島・神戸・京都の修学旅行の引率もした。

 マリーンズは年間54勝。。。。

 他にもあったよなあ。なんだっけなあ。

 写真は、宮崎方面の方からお送りいただいた〈甕雫〉。一升の甕入りである。大地の香りがします。焼酎は農作物ですな。

 

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みちのくの農の子。

Photo  品田悦一著『斎藤茂吉』(ミネルヴァ書房)を読む。

 遅ればせながら。

 松村正直さんの「やさしい鮫日記」にも言及があった、話題の本。

 「評伝」ではあるが、万葉学者から見た茂吉の、人生をかけた戦いの解読という側面が特徴。」。

 茂吉の人生は、万葉集に翻弄されたと言ってもいいようだ。

 一介の「みちのくの農の子」だった茂吉が、歴史の流れの中で紛れもない近代人となって、世が世なら背負わずに済んだはずのもろもろの重荷を背負い込み、事と次第によっては演じずに済んだはずの役柄を演じとおしたのであった。

という視点でまとまると、かっこよすぎるかもしれない。

 ハイライトの一つは、1933年以降の戦争において、万葉集がほんの一部(防人の歌のそれも数首など)だけを恣意的に引用されて、国威発揚と徴兵の装置として悪用されてしまったことに対する茂吉の(そしておそらく著者の)怒りであろう。

茂吉が身の危険をも顧みず、戦時下の万葉集称揚を非難してやまなかったのは、

(中略)

自ら信奉し、世間に広めてもきた文化主義的国民歌集が蹂躙されていくという事態を、彼は座視するに堪えなかったからだ。

という文章に収斂されてゆく。

 引用だけではわからないですね。

 超おすすめの一冊。3150円ですが、10倍以上の価値はあります。学者というか、品田さんという人はすごい人ですね。

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だめな人間。

Ca3g2713  岡井隆さんの『わが告白』つづき。

 (「岡井隆」と呼び捨ての方が敬意がこもるかもしれない。)

 医業と歌人・文筆業のいわゆる二足のワラジがいかに、その初動の段階から困難であったかも、告白のひとつ。

 北里研究所病院で上司から叱責された話が繰り返し出てくる。

だめな人間だったわたしは、それでも歌のおかげで、なんとか生きて来られたのである。歌にかかわったことを、感謝するのが本当なのである。

という部分は、岡井さん一流の韜晦ではあろうけれど、わづかに本音が含まれているかもしれない。まっこと、共感する。

 最終章では、原発問題に触れ、

原子力という人類がやっと手に入れた最高の宝を魔女裁判にかけてはいけない。

と言い、

一方で十米の防潮堤をつくり、避難訓練をかさねたはてに、何万という死者・行方不明者を出した三陸海岸の惨事を天災とよぶのなら、福島原発も防災のために予想した以上の自然災害をうけたのであって、人間の出来ることは、自然の大きさにくらべて、いかに小さいかを示しているにすぎない。

大津波のために防潮堤を作った人たちの予想力を止むをえなかったと同情し努力をを尊いと思うと同時に、原発に対しても、その防災力をこえた自然の力が及んだことに対し、理解と同情をわたしなどは感ずる。

とも冷静に書いてある。

 なにが正しいか(マスコミのいうことは信じられないとすると)わからない状況のなかで、こう直言する人がいることは、自分の小さな判断力を試されているような感じがする。

 たいへんにおもしろい一冊であった。

 写真は、新大久保〈ハンヤン〉にて。

 宴会のときの、タットリタン(鶏の鍋)。

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『わが告白』。

Waga  岡井隆さんから『わが告白』(新潮社)をご恵投いただく。

 他の多くのオカイさんの散文と比べて、この本を評価する立場にはない。

 ただ、単純に、岡井さんの緩急をつけた(この本では多くは緩だが)文体に引き込まれる。

 昨日の(私の)ブログの記事も、影響を受けているように思う。

生きるとは、その目的を持つ持たないということよりも、時間(一日一日の時間)をなにによって埋めるかという側面がつよいのかもしれない。

という箴言もあり、

栄誉追及心はエンドレスに肥大するということだ。それは満足することのない欲望である。それをかくすため「自分の仕事をコツコツ地道にやればよい。批評は気にしない」などと言ってみたところでどうなるものではない。

 私は正面からこの欲望を肯定することによってやっと心の平静をえた。

とあけすけに言ってしまうところもある。

 自然体というものを突きつめてゆくとこういう「告白」になるのだろうか。岡井さんだからこそ嫌味もないし、圧倒されるのだ。

 その他、天皇・皇后のお話、今の(32歳年下の)奥さまのお話なども、語ってくれなければ分からないのだから、ありがたい。

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供出。

Ca3g2494  勤務校では、25日から「スキー教室」。

 主に中学1年生の200名以上が参加。

 教員20人(とOB)が引率。

 この年末の時期に、貴重な(精神的および肉体的)回復の時間を、寒い屋外での活動に供出する先生方は、人間的に本当にすごいし偉い。

 私は、学生時代(バブル末期)に数回やったから、ボーゲンくらいはできる(というか、かつてはできた)けれど、初学者に教えることなんてできない。

 ただ、「スキー教室」の引率に志願したことはある。(1996年、97年)。

 両年とも雪不足で、行事自体が中止になった。

 それ以来、手を挙げる勇気もないし、技術もない。そのうち、スキーからも遠ざかった。

 夏の臨海学校もそうだが、そういう宿泊行事に積極的に(あるいは人間関係的義務としてでも、多少の手当てがあるとしても)希望して指導する人を単純に尊敬する。

 私は、そういう教員の仲間には入らない人生になってしまった。

 (その代わり、というほどに力強く打ち込むこともないのだが。)

 写真は、新井薬師前〈つくね屋〉にあったワンカップ。

 山村祐一さんとか村井祐子さんとかの名前の一部にも見えなくもない。

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『星飼びと』2。

Ca3g2505  原賀瓔子『星飼びと』つづき。

 やや理屈が勝りそうなところを絶妙な呼吸で差し引きして提示するのも特徴。

・わが裡の少女ひそけく生きのびてけふ夜祭でヨーヨーを買ふ

・夢を見に行きませんかと言ふやうに梅見に人をさそひたりけり

・いづくにも鍵穴のなきとびらゆゑ来てはながめる夜桜一樹

・眠れざるままに朝(あした)となりにけり わが手で廻す地球ならねば

・三日ほどベランダで咲き一主婦に見られしのみに閉づる睡蓮

 こういう「思い込み」系の歌に秀作が多いように思う。

 お手元にございます方は是非お読みいただきたい歌集。

 ございません(?)場合は、私からお願いしてみます。ご連絡ください。

 写真は、中野〈ジョバンニ〉にて。白インゲン豆と穴子のスパゲティ(という名前だったかな)。アナゴが効いていてうまかった。

 

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黒板の隅に書いた歌。

Ca3g2638  「小説すばる」1月号をいただく。

 特集が「短歌はこんなに面白い」だから。

 中でも、千葉聡さんの新連載エッセイ「黒板の隅に書いた歌」がおもしろい。

 勤務校名(横浜市立戸塚高校)を出している以上、制限は受けるだろう。

 現場に即した、現役の教員としてのスルドイ視線とか、現代のキョーイクの問題点などは書きづらいだろう。

 きっと、必然的に、明るく楽しい生徒関係の個人的なエッセイになるのだ。

 でも、チバサト先生に、そんな心配は無用。

 これからも、楽しませて(そして泣かせて)くれることを期待。

 写真は、中野サンモールにできた沖縄料理「たいよう食堂」の焼きそば。塩味がうまい。

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『星飼びと』1。

Photo  原賀瓔子さんの第一歌集『星飼びと』(柊書房)

 ハラガ・ヨウコさんと読む。瓔珞のヨウである。

 「ホシカイびと」と読む。

 原賀さんは、「コスモス」「棧橋」の友人。

 塚本邦雄と浜田到がとてもお好きな方。

 夫君の突然の死(享年49)の、その2年前から日経新聞に投稿されていたという。

 比喩の効いた詩であり、仮の世界を生きているようであり、常に死の影がまとい、欠落感がある。

 やや暴走しがちで、わかりづらい歌があるように思っていたが、そういう点は消えている。

 すっきりと、作者の過ごした時間と世の中との関わりが見えてくる。

 生活のまんなかにありながら、そこから別の世界と交信するという、現代短歌の得意な分野を押し広げている歌も多い。

 先に、家族を詠んだ作品から引く。

(短歌では「夫」をツマと読んだりします↓。)

・新しきカーテンかけて亡き夫に叛く思ひのするも淋しく

・「花」といふ文字が一瞬「死」に見えてこんな事ではいけないわれは

・子とわれの小鉢ふたつを買ふときに紛れやうもなく天にゐる夫

・聖地とも魔窟とも見え踏みこめぬあやかしの楽もるる子の部屋

・沈黙の子と卓にをり 人形と腹話術師の家居のやうに

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わだい豚。

Ca3g2706

 あたふたと2学期が終了。

 中3の学年通信に寄稿した文章の冒頭を載せてしまう。

 ちょっと偉そうかな。

 教育の目的は、子供たちに「はやくオトナになれよ!」と励ますことである。

 そして学校の目的は、そのペース作りをすることである。

 そう思っている。

 「オトナになる」とは(よくわからないのだけどたぶん)自分で考えてそれなりに行動できるようになることだろう。

 そのためにオトナがあれこれと言うのが学校(と家庭)なのだ。

 

 だから、そのあれこれ言われることを受け止めることが、オトナになる道筋であると思う。

 

(そうしないと、東大を出ても100億円も不正に借金してカジノで使っちゃうことにもなりかねない。)

 (つづく)

 写真は、中野〈メリメロ〉にて。

 「岩手産輪台豚ロースの厚切りロースト レホールで」。

 シェフが岩手のご出身なので、有名でないブランド豚にも目が届いていたのかもしれない。

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安心。

Ca3g2659

 自分のことをタナにあげて、ヤイノヤイノ大声で愚痴ばかり言う大人がいる。

 このところずっと、そういうミスター・ネガティブに辟易としていた。

 忘年会をやると、そういう存在について、多くの人が共通の感想を持っていることがわかる。

 そして安心する。

 解決にはならないけど。

 というのも、愚痴だな。

 写真は、西新宿〈フォンベト〉の、豆腐が入っている炒めもの。

 どこまでがベトナム料理で、どこからが中華料理なのか、基準がよくわからないのだけれど、これはなんとなくベトナム料理っぽく、うまい。

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やさしい虐待。

Ca3g2694

 先週のNHK「クローズアップ現代」のテーマのひとつが、「やさしい虐待」。

(クロウスアップと表記すべきだけど。)

 はやりの言葉らしい。 

 現職の教員としては、こういうところでコメントしづらい。

 でも、実感としてある。

  それを恐れていては個人あるいは国家の活力は奪われてしまうだろう。バランスが大切だと思う。

 お心当たりの方は検索しください。

 写真は、新大久保〈ハンヤン〉にてランチ。

Ca3g2693_2 プサン豚クッパ。

 プサン豚という豚のクッパなのか、プサン式調理法の豚クッパなのかは、不明。

 11時から営業の店。11時過ぎに行ったら、並んでいた。

 私と同い年いくらいのご婦人がたが多く、肉を焼き、チヂミを食べ、ビールを飲んでおられた。

 おかずはもちろんおかわり自由。

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まんさくの花。

Ca3g2696 かなりプラクティカルなラベル。。

 秋田県横手市のお酒。

 ギョーカイ向け試飲瓶のような感じだけど、ちゃんとした商品。

 純米吟醸生詰原酒、杜氏直詰ということで17度ある。

 家から自転車で5分くらいのところにある「酒道庵之吟」にて。

 いつも店主さんに、「すっきりして辛めで、香りがくっきり立つようなもの」と言って候補を挙げてもらう。

 せっかくなので、新酒から選ぶ。

 これは、日本酒度が+3と書いてあるけれど、数字以上に辛口。

 キレがあって、メリハリがある感じ。

 ともだちになれそうなお酒である。

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聞けない生徒。

Ca3g2689  オトナの話をきちんと聞けるようになってほしい。

 そのためには、意識的なトレーニングが必要なのだ。

 というのが、私が担当している現中3学年の、中1のときからのメッセージ。

 しかし、提出物を集めると、アゼンとする(ことがある)。

 「テキストの裏表紙に記名しなさい」

と指示しているのに、表3(裏表紙の裏)などに記名する生徒たち。

 「クラス、番号、氏名を記せ」

と言っているのに、苗字だけをそっと小さく書く(あるいは殴り書きする)生徒たち。

 そもそも、「提出すべし」という指示を実行できない生徒も少なくない。

 こういうことは意外と難しい作業なのだろう。私も聞いていない方の生徒だったと思う。

 たまには、愚痴る。

 写真は、新大久保〈ソムオー〉のスキヤキ炒めセット。

 苦手なセロリもおいしく食べられる。

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迷っている。

Ca3g2675

 iPhone4S を買おうかと迷っている。

 いまは、au のケイタイ。問題なし。

 テクノロジーの進歩に便乗したい気もある。

 au の iPhone は、問題山積らしい。

 Softbank に乗り換えるのは、吝かでない。やぶさかでない。

 閲覧関係、ビデオ・カメラ機能は iPhone が勝つだろう。

 いまは知らない機能もあるはずだ。

 ただ、iPhone は、文字入力に難があるという。ミスタッチが増えて、書いたものの一部を直すのも手間らしい。

 iPhone ユーザーのメールは短くつまらなくなる傾向になるとも聞いた。

 私は、読み聴く人間ではあるけれど、書く人間でもある。短歌のメモをとったり、短いメールを書くのも楽しみのひとつ。

 どうにかならないものか、と思案中。といって、たぶん先送りになるかな。

 写真は、人形町〈ほっと屋〉の「とり重」。

 炭火焼と言っているだけあって、その焼き加減がウマかった。

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処理。

Ca3g2686 火曜日に期末考査が終わり、そのあと3日間は、「成績処理日」。

 「処理」という言い方はどうなのかと思うが、まあいいか。

 生徒の少ない、静かな学校でひたすら採点と提出物チェック。

 そういえば、試験最後の日に、「カラオケ、ゲーセン、ボーリング」と黒板に書いた。

 下校途中に制服のまま行かないで欲しいところ。

 ある同僚に「ボウリング」と訂正された。

 正しいご指摘、ありがたく。

 「ゲイセン」とも直して欲しかったけど。

 写真は、新大久保駅裏の〈麗郷〉でランチ。

 海老とカシューナッツ炒め。

 といっても、竹の子や胡瓜や椎茸やパプリカなど、野菜がたっぷりと入っているのがいい。

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危険思想。

Ca3g2583  伊坂幸太郎『モダンタイムス』を読了。

 その中に、芥川龍之介の言葉として、

「危険思想とは常識を実行に移そうとする思想である。」

というのが、何度か登場する。

 「常識」を定義するのはほぼ不可能だろう。

 だが、自分の心の中にある常識に忠実にあろうとするならば、まともな社会生活はできないだろうなあという気もする。

 みんなが「常識」をあいまいに使いこなしながら、なんとか全体の運営に協力しているのではないかな。

 「常識」を「実行」に移そうとすれば、それはやはり危ないかもしれない。

 写真は、新大久保〈一六八〉の高菜チャーハン。

 辛みの効いた高菜の漬物に乳酸菌的な良さがある。それに火が入った感じで、うまい。

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無意識を制御できない。

Ca3g2601  昨日書き写した、桐野夏生さんの講演録。

 続いて、フェイスブックなどのソーシャルメディアへの言及がある。

 (ウォール街や中東でのムーヴメントを受けて)

私はこのような動きを素晴らしいと思う一方、危うさも感じています。

なぜかと言えば、ソーシャルメディアは人々の無意識を制御できないからです。

「制御する必要がない」と言う人もいるかもしれません。

しかし人々の無意識が野放図に集まると、なんとも薄気味の悪い、通りのいい善や正義が、その落ち着き先となってしまいます。

「人を殺すな」とか「地球にやさしい」といった、わざわざ言わなくてもいいような単純な正義や、あるいはもっと幼稚なナショナリズムに行き着いてしまいがちです。

とおっしゃる。

 いつも、悪意をつきつめたところに人間の本性を見出そうとしている桐野さんにしては耐えられないにちがいない。

 学校や短歌関係では、顔と名前つきの付き合いなので、指摘されている面は少ない気がする。考えてみたい発言だ。

 写真は、ルノアール新宿三丁目店(どこでも同じかな?)の、ツナサンド。

 いつも。これから読書会というときに助けられる。素直にうまい一品。

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凋落。

Ca3g2482  「新潮」12月号に桐野夏生さんの講演録がある。

 そのなかで、

3.11以降大きく目立ったのは、新聞とテレビというマスメディアの凋落だったと思います。

今回の震災を通じて、マスメディアがいかにジャーナリズムから遠いメディアであるかが明らかになりました。

とか、

今回の震災によって、私たちは既存のメディアから押しつけられる情報が信じられなくなりました。

とかいうくだりがある。

 まあ、それは多くの人が強く感じていることだろうし、私でさえ感じているのだけれど、それをあっさりとあっけらかんと口に出してしまうと、かえって救いようがない恐怖もある。

 写真は、中野〈コパン〉のピザ。

 組み合わせ自由の日なので、生ハム、ほうれん草、スモークサーモンを乗せた。

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24日。

Ca3g2643_2 私が担当している科目の試験は今日。

 ときどき思って書くのだが、

勤務校では、年5回の定期考査に4日づつ20日間、実力考査と称する試験に2回づつ4日間、

 合計で24日も試験の日があるのだ。

 かなり多いのではないかな。

 すこし減らしてそのぶん授業をやる、という考えもあろう。

 が、現状(なんで玄奘が出るんだ?)の方が教育効果があるという判断なのだろう。(それとも、惰性?)

 生徒ショクンにはそのあたりのところを伝えるのだが、分かってくれているのかどうか。

 写真は、〈ジョバンニ〉の季節のタルト。この日は苺。

 来年の今日は、2012年12月12日、という日付の記念切符が売り出されるのだろうか。

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ピープル・ツリー。

Ca3g2644

 自宅の近くに、Lampada という、形容のむずかしいお店がある。

 「照明を専門とするインテリア&ファッションのお店」

らしい。

 第三世界(という言い方はまだ有効なのか?)からの輸入品もある。

 ピープル・ツリーのチョコもある。

 やや割高な感じもするけど、フェアトレードだというので買う。

 デザインもいい。味もいい。

 以下、ホームページからの引用。(改行はワタシ。)

世界中で愛されるチョコレート。

ところが、その主原料カカオ豆の産地のひとつ西アフリカでは、カカオ豆農場での児童労働や人身売買、農家の貧困など、たくさんの問題が指摘されています。

そんな苦い現実を変えたくて、私たちはフェアトレードのチョコレートをご紹介しています。

大人たちが適正な賃金あを得て大切に育てたカカオ豆を使ったチョコレートです。

甘いチョコレートがもたらすハッピーなひとときが、つくる人の幸せにつながっています。

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古稀。

Ca3g2612  きょう、12月10日で、高野公彦さんは70歳。

わが生まれし昭和十六年十二月十日真珠湾に沈艦いくつ   『渾円球』

という歌がある。

真珠湾奇襲二日後生(あ)れし我れ宅配ピザを今宵食べをり   『水行』

という歌もある。

 ここ数日、真珠湾攻撃を回顧する報道があったが、まさにその2日後の誕生だったのだ。

 古稀や還暦は、数え歳でかぞえるものと考えるならば、この日に古稀を迎えるわけではない。

 しかし、ともかく、70歳というのは、めでたい。

 半ば公人だと思うので、ここに書いちゃいます。

 写真は、三鷹台駅前〈美たか庵〉のカツ煮。

 カツ丼のご飯なし(台抜き)である。この蕎麦屋さん、なにげに揚げものが得意。 

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桃山。

Ca3g2662

 2学期の授業が終了。

 5クラス約30コマづつ行った。

 効果はいかに。

 文化祭あり、体育祭あり、修学旅行あり、進学判定の試験や会議ありの、あわただしい3か月だった。

 あとは、試験とその後のあれこれ。まだまだつづく。 

 写真は、下落合駅近くの「桃山」にて。

 下落合は、高田馬場のとなりの駅。つまり、西武新宿駅から2つ目。

 いちおう、新宿区。(かつて、中野区に編入されそうになって、抵抗したという話も聞いたことがある。)

 その割には、やや古い感じの街並み。

 ここは、穴場っぽい。

 牛肉すきやき煮定食をいただく。

 極上和牛肉120グラム使用と書いてある。たっぷりとうまかった。

 生卵を食べる民族に生まれてよかった。

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『月光の涅槃』。

 伊藤一彦さんの『月光の涅槃』(ながらみ書房)を読む。

 大部の一冊だが、読み応えがある。さすが、伊藤さんである。

 宮崎日日新聞に書評を書かせていただいた。(歌誌「コスモス」編者、という肩書は新聞社の間違い。他にもいくつか、新聞社仕様になっているところがある。)

 ぼんやりしてますが、クリックするときれいに拡大します。たぶん。Photo_3 

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写メ。

Ca3g2653 「写メ(を)撮る」

という言い方が気になっている。

 「写メ」は「写メール」の略だろう。

 ほんらい、ケイタイのメールで画像を送信する行為を指すのだと思う。

 だから、正確には、写メする、となるのかな?

Ca3g2650 写真を撮っているだけの場合、「写メ撮る」は誤用ではないかな。

 写真は、新大久保〈ソムオー〉のフォー。

 タイ料理がメインの店だけど、ベトナム系もうまい。

 そのままでもおいしく、ピーナッツを砕いたものを入れると、さらにおいしい。

 唐辛子や砂糖やナンプラーを追加してもいいみたいだ。

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福よし。

Ca3g2668 エリック・クラプトン先生が来日公演中。

 ということもあって、過日、原宿の「福よし」へ。

 竹下通りをぬけて、明治通り渡った先。

(なんで竹下通りにはあんなに下着の店が多いのだろうか?)

 エリック自身が2006年のブログで、

My favourite restaurant in the whole world

Imgdd9127aczik0zjと書いたというトンカツ屋さん。

 インザホウルワールドですからねえ。すごい褒めっぷりです。

 やっぱり、イギリス人は揚げものが好きなのだろう。

 ただし、クラプトンが好きなのは、チキンカツらしい。

 ということで、この日は、チキンカツ。

 お箸で切れる、という形容があるけれど、まさにそのとおりのやわらかさ。 

 同行者のヒレカツも、さくさくしていてうまい。

 キャベツの千切りの細さにもおどろく。

 下の写真が、5年前のエリック先生のはず。

 元の記事は読めないけれど、別のブログから拝借。

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進歩。

Ca3g2641 きのうは、「コスモス」出版記念会(後期)。

 17冊について、じっくりと。

 小島なおさんの『サリンジャーは死んでしまった』は岩崎佑太君が批評紹介。

 絶妙のマッチング。

 10首あげてのコメントがどれも作品と不即不離かつ深くてよかった。

(タカノ氏は総括で、岩崎君は「コスモス」の石川遼です、と発言していたけど、そうかもしれない。)

 全体的にも、みなさんのお話がだんだんと進歩している印象がある。

 編集部から、原稿の棒読みは止めてくださいとか、時間どおりにやってくださいとか、依頼しているのを守ってくれているのだ。

 (つまり、以前はそうでない人がいたというわけだけど。

 今回も、自分のことを半分しゃべって、批評が手薄になっている人がいた。そういう人は、話がおもしろくてもダメだと思う。)

 写真は、中野〈ジョバンニ〉の「豚バラとスペアリブの煮込み ゴルゴンゾーラ風味」

 これは逸品。とくに、チーズ好きの私にとっては。

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クラプトン・ウインウッド2011。

Ca3g2656 きのうの夕刻、日本武道館へ。

 エリック・クラプトンとスティーヴ・ウィンウッドのライブ。

 クラプトン単体ではないこともあり、ふたりの歴史をたどるような選曲。

 K高校の卒業生に呆れるほどのクラプトンファンがいる。

 香港やソウルやロンドンのライブに行っちゃうような大学生。

 もちろん、今回も、札幌にも広島にも福岡にも金沢にも名古屋にも大阪にも行ったと言う。(日本での13回の公演を皆勤する予定だそうだ。)

 その彼の教えに従い、数年前のマジソンスクエアガーデンでのライブアルバムなどを聴いて、予習して行ったのがよかった。

 ネットには、セットリスト(演奏曲目)が載っているし、知らない曲はほとんどなく、楽しむ。

 クラプトンはあと何回日本に来てくれるのかな。現在66歳。いい味出してました。

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茄子。

Ca3g2647_3  先日の昼間、用あって新大久保駅裏の郵便局へ。

 近くの〈麗郷〉を見ると、ランチの看板が出ている。

 夜のみ営業の店だったが、ランチもはじめたらしい。

 今年の4月からだというが、気が付かなかった。

 それはうれしい。

 ふらふらと入店。

Ca3g2646 この店、台湾料理をメイうっているいるけれど、花椒の効いた麻婆豆腐もうまい。

 豆腐はなかったが、代わりに茄子がある。

 夜の部とたがわないうまさ。

 香りの濃いシジミのお澄まし、水餃子3個、漬け物、もちろん白米がつく。

 かなり割安。

 渋谷店の2号店もできたというし、がんばっているようだ。 

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溶接工。

Ca3g2637 写真は、西落合〈エシャロット〉(のトイレ)にあったもの。 

 職業名アルファベットっぽい。

 ちょっと古風な印象。

 Artist, Baker, Carpenter, Detective, Electrician, Fireman, Gardener, Hairdresser, Inventor(発明家!), Judge, King。

 ん。

 キング? 職業なんだな。

 Lumberjack(木こり), Magician, Nurse, Optometrist(検眼士?), Policeman, Queen(対だからね),Realtor, Soldier。

 ん。

 ソルジャー? これも職業。

 Teacher, Undertaker(葬儀屋!), Vetrinarian, Welder(溶接工!), X-ray Technician, Yeoman(ヨーマンって、自由な農民?), Zookeeper。

 レントゲン技師とヨーマンが並んでいるのがシュール。 

 おつかれさまでした。

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十二月。

Ca3g2630 今日から12月。

 中島みゆき「十二月」という曲があった。

 とても辛い曲。凄みがある。

 歌詞を引用するのがはばかられる。

 よく聴いたなあと思って調べてみると、1988年発表の「グッバイガール」というアルバムに入っている。

 高校生のときにこんな歌を聴いていたのが、今に影響しているのかどうか。

 写真は、神保町〈三幸園〉のもの。

 ネギレバ炒め。

 黒こげみたいになっているけど、それがうまい。

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