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「影媛」初演。

Photo_3  おととい金曜日。

 千駄ヶ谷の国立能楽堂へ。

 馬場あき子さん新作能「影媛」初演を見る。

 『日本書紀』の悲劇のヒロインをテーマにした能。

 長年あたためられてきたテーマだという。

 能といっても、前半の歌垣の部分が狂言仕立てになっている。

 歌垣とは、広辞苑によると、

「上代、男女が山や市(いち)などに集まって互いに歌を詠みかわし舞踏して遊んだ行事。一種の求婚方式で性的解放が行われた。」

とある。

 婚活であり、合コンといえなくもない。

 その場面に現代短歌がそのまま、あるいは断片的に引用されているのが、おもしろいところ。

 馬場さん、栗木さん、俵さんなどの15首のうち、なぜか私の歌も(最後に)使っていただいた。(男性は、白秋、幸綱さん、私の3首のみ。だからなおさら不思議。)

 右上の写真の4行目、「帰り道ひとり握り飯食ふことを楽しみとして君と別れき」である。

 原作は、「握り飯」でなく、「ラーメン」であるけれど、大胆に翻案していただいた。

 この場面、男4人女3人の歌垣であぶれた男性が、最後にヤケになって言うセリフである。

 ほぼ満席のお客さんに笑っていただき、うれしかった。

 前半の狂言から後半の能の部分へじんわりと展開した。

 登場人物だけでなく実在したはずの人物の魂までもが乗り移ったような、迫力ある舞台だった。これぞ、能の力だと思った。

 1時間25分の長いものだったが、引き込まれた。

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せんこつ。

Ca3g2018 今回の半分は、首里のホテル泊。

 スーパーへも居酒屋へも、首里城を見上げつつ移動。

 このあたりは文化度が高く、町並みにも見どころが多い。

 石畳の急坂とか、紅型工房とか、饅頭屋とか、銀細工の工房とか。

 そういうところを無計画にぶらぶらするのがいい。

 玉陵(たまうどぅん)という、歴代琉球王の墓も初めて見学。

 首里城のとなりだが、団体旅行では行かないところ。

 洗骨前の遺体を安置する部屋があるのが生々しかった。

 きちんとした資料館があって、研究成果の簡潔な紹介があるのがいい。

 最新の被埋葬者は、1920年に亡くなって、1934年に容れものに移されたという。最後の琉球王の息子だそうだ。

 14年を経ての「洗骨」が、想像しづらい。(えらい役人は見ているだけで、下っ端の女性が実務?をやったそうだ。)

 写真は、沖縄そば、てびち(豚の爪先)、ジューシー(炊きこみご飯)。

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潭亭。

Ca3g2152_2  ある日の昼食を、首里の〈潭亭〉でいただいた。

 八重山料理のお店。

 かつては、首里城内の「龍潭池(りゅうたんち)」のほとりにあったそうだ。

 道路拡張のためその場を離れ、ご自宅を改装してお店になさったという。

 高台の豪邸に招かれて、食事している感じ。

 写真(上)は漬物中心の前菜だが、たいへんな工夫のあとが見える。

 このあとの料理のレベルがわかるというもの。

Ca3g2163 お冷やは無し。18種ブレンドという、熱いハーブティーのみ。

 どれも、体に染みいるような品々。

 炊き合わせ、ジーマミー豆腐、田芋、かまぼこ、白和え、鶏飯に似た汁ご飯などなど。

 きちんと手をかけてあるとはこういうことかと思う。

 他にお客さんがおらず、静かな時間を過ごせた。

 こういうのは、四十になったからわかるものなのかなあ。

 下の写真は、お店のベランダからの眺め。モノレールの向こうに首里城が見える。

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くるくま。

Ca3g2127  写真は、〈カフェ・くるくま〉の「うっちんハーブ炒飯」。

 南部・知念半島にあるお店。

 うっちん、とはウコンのこと。店の前にはウコンの畑があった。見ても何だか分からないけど。

 国際通りは修学旅行生のみやげもの通りと化し、東京仕様の沖縄料理店が増え、魅力がなくなった。

 一方、那覇以外に、こういうレベルの高いカフェが続々と開店して、がんばっていらっしゃる。

Ca3g2132  サービスレベルは東京と同じだけれど、景色や味を含めて独自色がある店。

 沖縄でサミットをやったあたりからの変化かもしれない。(と勝手に推測する。)

 山があり海があり、さまざまな独自の文化がある。

 ハワイ(など)と同じく、武力で乗っ取った島々。

 その恩恵に預かっている後世の一市民である。

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てぃーあんだ再訪。

Ca3g2094  読谷村にある〈てぃーあんだ〉を再訪。

 田舎のおばあちゃんおじいちゃんの家のよう。

 (私の祖父母は、川崎球場徒歩5分の、縁側つきの、いい雰囲気の民家に住んでいた。)

 縁側席も魅力だが、さすがに暑くて、冷房の効いた畳の席へ。

 〈いまいゆ定食〉をいただく。

 「いま」が今、「いゆ」が魚。新鮮な魚定食という意味らしい。

 その周りには、トウガやナスやモズクCa3g2106やクーブ(昆布)イリチー(炒め煮)やアオサの汁、白和えなど。

 ご飯は玄米。

 家ではいつも玄米なので味の違いがわかる。

 土鍋で炊いているというここの玄米は優しいかんじ。

 食後は、縁側で「ぜんざい」をいただく。氷ぜんざいでなく、ただのぜんざい。

 そっと扇風機を移動してくれた。

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コマカ島。

Ca3g2117_2 この日は、コマカ島へ。

 12月に久高島に行ったときに気になっていた無人島。

 知念半島(南の東に突き出ている半島です)から、ちいさなボートで15分。

 首里のホテルから1時間くらいで上陸してしまった。

 こんなに都合のいい島があるとは知らなかった。

 それにしても空いている。

 「知念海洋レジャーセンター」という誇大な名称の小さな会社が運営しているようだ。

 島には、監視係の人が5人くらいと一Ca3g2115般の人は30人くらいだけ。白人家族も来ていた。

 一部で餌付けしているようで、スポットによっては、水族館のように魚がいる。

 素早い魚は怖いくらい。

 紫外線は東京の5倍だと言う。

 Tシャツを着たまま泳いだり、注意していたが、腕と脚をかなり日焼けしてしまった。

 滞在2時間半で撤収。

 帰りのボートの便を切り上げたいと申し出ると、わざわざ迎えにきてくれた。

 そのくらいやってくれてもいいと思う値段だが、ありがたい。

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伊志嶺。

Ca3g2100  食堂に置いてあった、沖縄タイムスを読む。

 沖縄の新聞は、訃報記事(広告?)や政治的視点などもおもしろいのだが、こういう記事にも地域性が見える。

 よくある順位変動の話を、こんなに大きな記事にしてくれたのはなぜか。

 「伊志嶺ら」と書いてあるけれど、話の主役は岡田や荻野(故障中)

 それでも、宮古島出身の伊志嶺翔大を一番に取り上げてくれて、うれしい。

 マリーンズには、石垣島出身の大嶺兄弟もいるし、キャンプは石垣島でもやっている。そういう縁かもしれない。

 そういえば、井口資仁が、ユニフォーム姿でオリオンビールのテレビCMに出ているのを見た。

 調べてみると、夫人が沖縄出身らしい。井口自身は東京出身だけど、あの顔は沖縄にルーツがあるのかもしれないと思わせる。

 ISSAも一人で、菊の露(宮古島の泡盛です)のCMに出ていた。内地で有名だと、仕事はあるものなのかなあ。

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古宇利島。

Ca3g2051  ふだんは自動車を運転しない(もちろん、所有しない)ので、たまのドライブは楽しい。

  タオルや水着を「とりあえず」積んでおくのは、自動車でないとしないことだろう。

 この日は、なんとなく古宇利島(こうりじま)へ。

  今帰仁の北東にある島。

 6年前に大きな橋がかかって、南の屋我地島とつながったという。

 橋の費用対効果、そして生活の影響の大きさを思う。

Ca3g2062  7月下旬の日差しは、キツイ。

 夕方から少しシュノーケリング。

 餌付けをしているとも思えないのだが、それなりに大小の魚がいた。

 写真(上)は、本部(もとぶ)半島最北西の備瀬崎近くの食堂「フクギ屋」のタコライス。

 なんともない店なのだが、これが食べやすく、チーズもソースも効いていてうまかった。

 こういうところに地域性を感じるのであった。

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ちばりよ~。

Ca3g2021  沖縄本島に行ってきた。

 旅行をすると、訪れた場所は記憶にあっても、その順序を覚えていないことがよくある。

 とくに、沖縄のようにぐるぐる回るタイプの場所はそういう傾向になりがち。

 今回も、そう。

 空港近くでホンダ・フィットを借りる。乗りやすい車。

 年々、レンタカー会社の手際が良くなる気がする。

 送迎バス車内で手続きの説明を聞き、免許番号などの書類を書き込む。

 オフィスについてから10分足らずで出発したと思う。

 まづは沖縄そばを食べる。焼きてびちがデカイ。

 FMを聞いていると、ときどき「ちばりよ~」と言っている。

 マリーンズの伊志嶺翔大(宮古島出身)の応援歌にも入っているフレーズ。

 気張れよ!→がんばれよ!くらいの意味だと思う。

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アナゴ。

Ca3g1982  おなじみ〈栄寿司〉のアナゴ。

 年齢不詳のマスターがいて、弟子の50歳くらいのヒデキさんがいる。

 マスターの作業は、豪快で素早い。

 ヒデキさんは、繊細で丁寧。

 まあ、仕込みが同じなのだから、味に大差はない。

 これは、ヒデキさんの仕上げ。

 いちど煮たモノを軽く炙ってもらった。

 煮穴子は、マスターの手にかかると、鍋の木蓋を逆さにしてバシバシと切られて、原型を留めなくなってしまう(ことがある)。

 それはそれでいいのだが。

 こんなに性格の違う二人が厨房にいるのがおもしろい。

 というか、性格が違うからこそ続けられるのかもしれない。

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コテ丸。

Ca3g1947  写真は、新井薬師前「大番」の、コテ丸

 駅ビルの(といっても半ば廃墟な雑居ビル)の1階で、ながく営業しているお店。

 これが、「中野の逸品グランプリ」の「食いしんぼ部門」の2位に入った。

 数あるお店の中で、おいしいだけでなく愛されている証左であろう。

 こういう地味なお店が、ラーメンブームの中でしっかりと存続していることがうれしい。

 味は、適度な「コテ」加減でうまい。

 夏だけれども、

・らーめんに矩形(くけい)の海苔が一つ載りて関東平野冬に入りたり     高野公彦『天泣』

を思い出して食べた。

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喝食。

Ca3g19202 西武新宿線・新井薬師前駅(→)。

 朝夕、お世話になっている。

 かなり彎曲していて、初めての方の中に驚く人がいるようだ。

 それはいいとして、電車とホームの間の隙間が異常に広い箇所がある。

 とても危ないのだが、注意するしかどうしようもない。私でも大きく跨ぐ感じ。

 これが東京都民の(日本という国の)生活の実態である。

 かつてここから徒歩5分のところに三井文庫があった。

 高野公彦氏も四度ほど能面展を見にいらした。その3、4度目には同行した。

 『甘雨』にある、

・十年(ととせ)ぶり能面展にわがくれば喝食(かつしき)老いずわれは古りたり

が残された時だ。

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板筋。

Ca3g1960_2   ちょっと出かけるので、食べ物の記述。

 写真は、ひきつづき新大久保〈金達莱〉のもの。

 「板筋」というらしい。

 なぜか、牛の血管だと思いこんで食べていたが、さにあらず。

 「一頭の牛からわずかしたとれない背骨近くの細長い肉」

と、リンクしたブログに書いてある。

 ほんとうは、ささっと炙って、手で割いて食べるものだった。

 それを、よく焼いてしまい、硬くなったものを齧る、という失態をおかした。

 食べる前に教えてもらいたかったなあ、店員さ~ん。 

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神野さん。

Ca3g2010  先週、〈俳句の教え方〉のワークショップがあった。

 講師はなんと、神野紗希(こうのさき)さん。ご多忙の中、ありがたいことである。

 国語科内部の企画。

 だが、ワタシも(短詩形の人だから? 神野さんと面識があるから?)お誘いを受けた。

 イキナリ一句つくるのはハードルが高いから、「補助線」を引いてあげる、というのが彼女のお勧め。

 これはかなり有効のようだ。

 下五を抜いた穴埋め問題から始まった。

 俳句は短歌よりも一句(5か7)の比重が大きい。 

 よって、同じ穴埋め形式でも、短歌よりも創作に占める割合が高くなる。(短歌よりも全体の構文が自由?なので、思い切って取り合わせることもできそうだ。)

 そのあと、情景を一句にまとめてみるとか、比喩を創造してみるなどのチェレンジがある。

 最後には、夏を題にした句作、そして簡単な形式の対戦型句会(というのかな?)まで。

 コクゴの先生方は、さすがに言葉がうまい。楽しいミニ句会でもあった。

 神野さんには、予定を超えて、2時間半もお付き合いいただいた。お話は分かりやすく、示唆に富むものばかり。まさにサイエンという感じであった。

 ほんとうに、ありがとうございました。

 写真は、新大久保〈ソムオー〉のランチ。鶏肉のカレー煮込みとガパオ炒めと生春巻きなど。

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ハチノス。

Ca3g1959  1学期が終了。

 本来なら、火曜日が終業式の予定。

 中1の臨海学校が、林間学校に変更された。

 そのスケジュール中心に全体を変更。

 臨海学校は、富浦という東京湾の先の方の海沿いの寮を中心に行なわれる。

 さすがに、海はいまでも怖い。

 とはいえ、イレギュラーな宿泊行事がどれだけ負担がかかるか、そばで見ているだけでも痛感する。

 それに、台風の接近もある。成功を祈るばかり。

 さて、きのう発行されたPTA会報などを見ると、おそるおそる始めた学期だったことが思い出される。

 3月の地震以来、しばらく生徒は登校禁止だったのだし。

 会報には、3月11日に成田で行事のあった高校1年学年(8クラス約320人)が、いかにして新宿の学校までたどり着いたかの記録がある。

 行事が終わってバスに乗り込んだところで地震に会い、食料を調達しながら、渋滞の中を13時間かけて、午前4時過ぎに到着したという大切な記録だ。

 そういうことを、その場に立ち会わなかった私も忘れないようにしたい。

 写真は、新大久保〈金達莱〉のつづき。

 ハチノス炒め。こういうのは、どちらかというと、中華料理に属するのではないかな。

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チンダルレ。

Ca3g1953  おとといの写真の新大久保〈金達莱〉

 きんたつらい、と発音するようだ。

 韓国語で、カラムラサキツツジ(つつじ)を意味するのが「チンダルレ」

 その漢字訳が〈金達莱〉であるそうだ。

 ややこし名付けからもわかるように、純粋な韓国料理店ではない。

 中国の延辺朝鮮族自治区の料理に本領があるようだ。

 例えば、この写真の羊肉串

 細かく切ったラムにたっぷりと香辛料がついている。それを炭火で焼くシステム。

 匂いの強いものが好きな人にはたまらない一品。

 安くてうまい。

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うなどん。

Ca3g1969 ブログにおいしそうなものが載っていますねと声をかけられることがある。

 そうです、おいしいものばかりです、と答える。

 でも、「グルメですね」と言われると、どうも、違う感じがする。

 それは、グルメと聞くと、もっと手の込んで高価な料理を指す、と私が受け取るからだろうか。

 「グルメ」は、自虐的、あるいは中傷に近い言葉かもしれない。

 写真は、吉野家の〈鰻丼〉。550円。

 価格だけの価値はあるし、十分うまい。

 茂吉ならなんと言うだろう。たぶん、うまいとおっしゃっていただけると思う。物には値段がついているのである。

 やはり、グルメかな。B級グルメという言葉もあるし。

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ビアホール。

Ca3g1962  (日曜日の補遺。)  

 「コスモス」合同出版記念会のあとは、パーティー。(司会はだいたい私。)

 まづは、3賞(O先生賞、桐の花賞、評論・随筆賞)の授賞式。

 O先生賞の副賞は、山高登画伯の版画「ビアホール」

(O先生とは、折口信夫先生。)

 桐の花賞の副賞は同じく「桐の花の咲くころ」、

 が、通例。

 だが、私の「桐の花賞」のときは、格別のご配慮で「ビアホール」をいただいた。

 今回の「評論賞」の宮里信輝さんは、賞品(万年筆)になるべき金額を東日本大震災の義捐金になされたという。

 尊く勇気のいることでひそかにすごいことだと思う。

 写真は、写真は、新大久保〈金達莱〉の、チーズカルビ焼き。このごろの韓国料理はチーズがはやっているようだ。たしかによく合う。

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極楽。

Ca3g1991_2   この世に極楽があるのなら、昨日のQVCマリンフィールドにあったかもしれない。

 都心がどれだけ猛暑でも、夕刻6時の幕張の海風は肌を冷やしてくれる。

 風速はずっと6~7メートル/時くらい。

 サンダルを脱いで足裏をコンクリートにつけると、まだ熱をもっているのがわかる。

 火曜日夕方の空を眺めながら、まづは一杯の生ビールを飲む。

 レフト後方には、羽田空港に着陸しようとする航空機が高度を下げてゆく様子が見える。もう少し空の旅を楽しみたいと名残を惜しむようだ。

 3塁側頭上には、これから輝こうとする月が、みづからの白さにおびえるように見えている。

 マウンドには、唐川。この日はボールが先行する苦しさ。一方、西口はテンポよく、フライアウトを重ねてゆく。

 気がつけば、すっかり暮れた空。

 浅い犠牲フライでなんとか逆転。最後は薮田につないで、かろうじて勝つ。

 野球を見るとは、空を見ることかもしれない。

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A BIRD。

Ca3g1966  昨日は採点日。

 涼しい職員室でサイサイと採点。

 採点基準を決めるのは、アンパイアが初回表にストライクゾーンを決めるようなものだとも思う。

 が、採点の場合、途中から基準を変更する(さかのぼってマルバツをつけなおす)ことも可能。

 中3の生徒は、まだまだ高校の英語に慣れていない(当たり前だけど)

 その割にはかなりがんばっている。さすがわが生徒。

 でも早めに、〈解答の作法〉を定着させたいところ。

 途中から、大橋トリオ(とくに アルバム「A BIRD」)をヘビイ・ロウテイション。

 ウォークマンのおかげで集中できることもある。 A Walkman often allows me to concentrate on my papers.

 3冊120枚ほどやって、あとは明日に回す。

 エクセルもフル回転で、1学期の総合点を計算する。

 写真は、日清カップヌードルの「シーフードカレー&チーズ」。

 私の好きな組み合わせで、40周年記念商品でもあるという。そのうち、定番になるヤもしれない。とにかく食べるしあわせの詰まった一品。

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『孤独なる歌人たち』。

Photo  昨日は、「コスモス」合同出版記念会。

 @八重洲富士屋ホテル(東京駅近く)

 私は、鈴木竹志さんの『孤独なる歌人たち』(六花書林)について話す。

 河野愛子を中心に、加藤淑子、横山未来子、冬道麻子、永井陽子、沢口芙美を論じた〈現代女性歌人論〉である。

 中心になっている河野愛子さんの『魚文光』ぎょブンこうでなく、ぎょモンこうであるという)の読みとり方などに、刺激を受けた話をする。

 「歌論」ではなく「歌人論」であるから、一首一首の評価よりも、歌集全体、歌業全体の位置づけ方に気持ちが向いている本だ。

 歌人それぞれの課題は何かを読み解き、それをどうこなしていったか、克服していったかが書かれている。

 鈴木さん自身が迷い戸惑いながら、対象歌集にぶつかって、歌人の最善の部分をすくいだそう、世の中に知ってもらいたいという思考の軌跡が残されている。

 「路上」のほぼ10年にわたる連載であり、依頼稿ではない、ほぼ書き下ろしと言っていい一冊だ。鈴木さん50代の渾身の論といえる。

 うまくまとめて言えないけれど、刺激をうける一冊である。こういう本をいつか書きたいと思う。

 一読をお勧めします。残部僅少だそうです。お早めに。

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メロン来て。

Ca3g1951  岡井隆さんの『静かな生活』は、歌だけでなく、詞書きもたのしい。

 俳句や詩などの引用は、オカイさんの眼を通していてどれも鋭く、言葉の力を感じさせてくれるものばかり。

 加えて、自作の俳句も多い。実は、歌集プラス句集でもあるのだ。

 7月8月の句で言えば、

・メロン来ておもふ憶良の食みし瓜

・短か夜の意味に寄り添ふ意味あまた

・わが意志のやうに崩れて雲の峰

・青野ゆきむらさき野ゆく声ひとつ

・蝉しぐれ行手をつねにはばむもの

・闇はすぐそこに来てゐる夕涼み

などの句がいい。ちょっと思想的でセクシーな感じ。

 歌よりもストレートでわかりやすいものが多いかもしれない。備忘的に。

 写真は、吉祥寺〈真希〉の、明太おろしうどん、だったか。社長さんにごちそうになりました。ありがとうございました。

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LOCC。

Ca3g1941  偶然はあるものだ。

 勤務校で行っている学校説明会には、塾主催のものもある。

(もちろん、校長はじめ学校側が話をする。広報担当の先生方には頭がさがる。)

 先日、ふと覗くと、15年?ぶりくらいにお会いする人が入口にいらした。

 塾側の担当者として来ていたSKTさん。

 かつて私は「ロッテ・オリオンズ・コミュニケーション・クラブ(LOCC)」という私的な会に入っていた。

 SKTさんは、そのときにかなり親しくさせていただい方。

 はじめは、私が中学生で彼は大学生だった。

 SKTさんは都立中学の教員をしばらくやられてから転職された。

 私は大学生のときにその会を抜けてしまったので、疎遠になっていたのだった。

 お互い、ヨウボウは変わったけど、すぐに認識できた。不思議なものだ。

 ちなみに、そのLOCCという会は会員数当時70人?くらいで、毎月手作りの会報を出していた。

 手書き原稿を短冊状にして提出し、それを編集人が貼りつけてコピーするという形態。全体がミニアンケートみたいな感じ。

 弱小のころのロッテファン同士である。結束力がかたく、いろいろとお世話になった。話の中心はオリオンズだったけど、とうぜん人間関係が濃く生まれてくる。

 短歌のグループに似ていなくもなかった。

 みなさん、どうしているかなあ。

 写真は、「ガスト」の〈夏野菜ととろーり温泉卵のドリア〉。じゅうぶんうまい。

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日本の餃子。

Ca3g1932  ←新大久保〈一六八〉の餃子。

 震災のあと、中国人シェフのひとりが抜けて(逃げて?)、少し料理が変わった。

 中でも餃子が改良された。

 中国人はおそらく、現地では焼き餃子は作らないだろう。

 それを見よう見まねで作っていたのがこれまでの餃子。

 悪くなかったけれど、どこかぎこちない味であった。

 それが今回、(羽の有無はどうでもいいけど)味が向上。甘みが増したというか。

 同僚のセリフを借りれば、「日本の餃子になった」のかもしれない。

 焼き餃子は、中国で兵隊だった人たちが宇都宮の兵舎にもどって広めたと聞いたことがある。

 中国人料理人はホンネのところ、焼き餃子をどう思っているのだろうかなあ。

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クレー展。

Photo  竹橋の近代美術館にクレー展を見に行った。

 最初に、いくつか(8点だったかな?)が出展とりやめになった旨の掲示があった。

 震災の影響なのか、原発の影響なのか。

 そのなかには、どこかで見たことあるような絵も含まれていた。

 もしかしたら、中心になるべき大作だったのかもしれない。見たかったなあ。

 「おわらないアトリエ」のタイトル通り、アトリエに架かっていた絵を特定して展示していたり、クレー独自の技法の解説などは有意義だった。

 しかし、私はシロウトだからそんなお勉強よりも、理屈を超えたクレーの感覚に圧倒されたかった。

 学芸員さんはよくやっているけど、研究的小物(デッサン的なもの)と代表的大作のバランスが大切ではないか、と思う。

 展示としてはやや低調だったと(シロウトの私は)思うのである。

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クオリア。

Ca3g1942  砂子屋書房からのお手紙。

 〈日々のクオリア〉に拙作を取り上げていただいたことを知る。

 黒瀬珂瀾さんのご執筆。

 黒瀬さんは、現在ロンドン在住だと聞いている。

 昨年の担当者として、いかに書きつづけることが大変なことか分かっているつもり。

 それも、ロンドンとはいえ、外国である。

 非常にありがたく、感謝にたえない。

(詳しくは、リンク山椒、じゃなくて参照にお願いします。)

 写真は、新大久保、社会保険中央病院前の〈麺屋 優創〉にて。

 魚介醤油ラーメン。といっても、ただのギョカイではない。

 カニとエビがふんだんに入っていることがわかる。フランス料理のスープをラーメンにアレインジした感じ。

 こういうお店がだんだんと混んでくることは、シェフの時間と労力の評価としてうれしい。

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アンリとロルフ。

Ca3g1937  「コスモス」7月号。

 森田治生さんの歌に、

・わが国で一躍著名な人となるアンリ・ベクレル、ロルフ・シーベルト

という歌があった。

 なるほど、さいきんのニュース用語になっている単位は、もとは人名だったのか。

 うすうすは分かっていても、意識しないことを歌にしてもらえると、楽しい。(上句はもうすこし工夫が必要かもしれないが。)

 この隣には、

・顧客より依頼のありて放射性物資不含保証書を書く

という作品もある。具体的には何かわからないけれど、かすかなおかしみすらある時事詠である。この場合、コキャク、イライ、のごつごつさ加減も効いている。

 二首とも、言葉そのものからの発想がいい。というか、私の好みである。

 写真は、JR巣鴨駅アトレヴィ2階の中華総菜〈昇龍園〉のもの。山積みされて売られている餃子はかなりうまそうだった。そして、実際にうまかった。

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クール・エデュ。

Ca3g1926  学校は、きょうから「クール・ビズ」対応。

 〈校内では「Tシャツと短パン」で過ごしてもよい〉、という規定。

 (登下校は制服着用である。)

 サンダルは不可(靴下の着脱は不問)。

 体操着はダメで、着替えるなら上下同時にしなさいということも付け加えられている。

 つまり、制服の長ズボンにTシャツはダメ。

 ポロシャツはいいけれど、タンクトップに規定はなし。

 などなど、ややこしいことがいろいろあるのだが、実行に移したわれわれ教職員の判断を褒めてほしいところ。

 明日(火曜日)から期末考査。試験を短パンで受けるというダイタンな事態がシュッタイするわけだ。

 ところで、学校なのに「クール・ビス」というのがどうしても気になる(慣用句だと言われても。)

 クールなエデュケイション、略して「クール・エデュ」でどうだろうか。

 写真は、中野〈ジョバンニ〉のアクアパッツァ。今回はカサゴ。なんだかわからない写真だけど、美味。

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キブラ。

Ca3g19232   先に紹介した、長尾和守さんの『母なるワジ』に、

・天井のキブラは緑(あお)くマッカ指す疲れてホテルのベッドにまろべば

があった。

 「キブラ=聖地マッカの方向を示す矢印。」

 と注もある。

 私は、天井のキブラに気づいたことはないが、ホテルの鏡台の引き出しにあったのを強烈に覚えている。

 あれは、バリ島だったか、ジョグジャカルタだったか。

 とにかく、インドネシアだったような気がする。

 この歌、きちんと「緑」と示されているところ、メッカでなく、マッカとアラビア語名で表記されているところに、サウジアラビア生活の長かった長尾さんの味が出ていると思う。

 写真は、新大久保〈麗郷〉の鶏から揚げ。

 この店のカラアゲは初めてだが、さすがになんでもうまい台湾料理店。八角(たぶん)のよい香りのする一品に仕上がっていた。

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音読。

Ca3g1907   東進ハイスクールの新CMが流れている。

 7人の講師が1~2秒づつ登場するヤツ。

(ほんものの講義の一部であって、CM用に取りなおしたものではないそうだ。)

 一人目が、今井宏先生。

 「音読を通しで5回から10回やったら、もうぜーんぶ頭ン中に入ってるから!」

とおっしゃる。前回のCMでも、

「成績を伸ばす一番簡単な方法は、イチ、音読!」

とおっしゃっている。

 これこそ、私がいつもいつも言っていること。内容がわからなければ音読できないし、

 東進ハイスクールがテレビCMの冒頭でこのセリフを使ってくれていることが心強い。

 音読は外国語学習の王道なのだけれど、授業以外でやらない生徒が多い。ここに、日本の英語学習の弱点が潜んでいるのだろう。

 初めはたどたどしくても、がんばって音読してください。

 写真は、中野〈メリメロ〉にて。鶏ムネ肉とブルーチーズソース。このソースが絶品であった。

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『母なるワジ』。

Photo  長尾和守さんの第2歌集『母なるワジ』(柊書房)。

 ・文系のわれが理系のながき道歩み来たりてもうすぐゴールか

から察知できる通り、長く文学的素養を秘めつつ研究・実践での道で過ごされてきた人。

 こういうすごい人がいることが短歌界全体の宝であり、短歌の魅力を世に示すと思う。

 旅行者は入国できないというサウジアラビアにジャイカ(JICA)の技術協力専門家として滞在された時期の歌が多くを占める。

・太陽のほかに方位の標なき砂漠に低く草の萌え出づ

・ムスリムの尊ぶことば〈インシャーラ〉その曖昧にいまだ馴染めず

  (インスシャーラ=本来は「神の思召すままに」の意。約束の肯定的返事の際などに使う。)

 など、大きくアラブ世界をつかんだ歌がいい。同時に、小さな(短歌的というのか)視点から静かで不穏な日常を描いた歌もいい。

・日本人二名軽傷と聞きゐしが会ひて知りたりともに重傷

・斬首刑ありし広場の石畳ホース伸ばして水にて洗ふ

 下半身不随の愛犬ハル、以前自爆テロにあった場所で暮らす身、アラブ世界との差(これはそれほどでもない)、などに特長がある、力強い歌集である。

・涸川(ワジ)沿ひに木が生え畑広がりて人住みつけり涸川は母なる

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