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「棧橋」105号。

 きのうの日曜日は、「棧橋」105号の批評会。

 会場は竹橋の日本教育会館。東京マラソンのランナーを見つつ、ビルに入る。

  マラソンの定員は36000人だという。とても楽しそうだった。

 きのう集まったのは37人。なかなかの多勢。負けずに楽しい会であった。

 こんな12首。

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句読点。

   『スプートニクの恋人』から、しつこく。

 他にも、こういう直喩を発見。打たれる。どうでしょうか。

彼女はオリーブをひとつ口に入れ、指で種をつまみ、まるで詩人が句読点を整理するみたに、とても優雅にそれを灰皿に捨てた。

とか、

自らの心臓の鼓動に揺さぶられるように、彼女は目を覚ました。

とか。

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 私のばあい、小説全体での言いたいことが(もしあったとして)わからなくても(というかわからないのだが)、こういう表現に出会うだけでうれしくなる。

 もちろん、小説家としては全体のバランスとか流れを考えているのだろうけれど。

 初読のときのことはすっかり忘れている。

 写真は、京王井の頭線・三鷹台駅前〈美たか庵〉の「ほうとう」。3人でシメに食べた。やや甘すぎるかな。

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ウイウイ。

Ca3g1599 上野のパンダのニックネームをつけるそうだ。

 尖閣諸島にちなんでセンセンとカクカクになるとか。

 ウイグルにちなんでウイウイとグルグルになるとか。

 ネットの書きこみはおもしろい。

 まあ、本名(?)のとおりでいいのでないかと思うけどな。

 同僚に、さいきん〈麗郷〉の写真が多いですね、と言われる。

 これは、キニラ炒め。

 キニラは岡山の特産(で私の好物)だが、これは那須のものだという。

 個人的には、大資本がバックにいる居酒屋チェーンは避けている。

 台湾料理好きということもあるが、同僚と連れだって食事するときは、なかば強引でここに来ることがある。

 渋谷店はいつも大混雑なのに、新大久保店はいつも空いているし、満足度は高い、と思う。

 この店、メインの野菜に比べて、肉片の割合がやや多過ぎる気もするけど。写真のとおり。

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しんぶん赤旗。

 「しんぶん赤旗」(2011.2.21)の5首を転載。

 タイトルのルビは編集部側のご配慮。だけど、仮名遣いが違う。ゲラをもらえたら直せたのになあと思うけど。(他の新聞社は来ます。詞書の句点もないな?)まあ、いい。

 こんなにゆったりと組んでいただいたことに感謝。

 もっと大きな歌を作りたいと思いつつ。

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分解されて。

Ca3g1539   『スプートンクの恋人』には、村上春樹自身が、

「比喩を徹底的に多くしようというのも決まっていた」

と、(『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』)言っているように、意図的な比喩の多さが感じられる。

ぐっすりと眠りこんでいるあいだに、誰かの手でいったんばらばらの部品に分解されて、それからまた大急ぎで組み立てられたみたいな感じ、

というのは、「自分が自分でないようななんだか不思議な気分」の比喩。

 言われてみると、こんな感じがすることもあるような朝もあるし、昼間もある。

 そのインタビュー集では、この小説では「徹底的にネジを締める小説」「あらゆる部品のネジをギリギリギリギリ締めていく。」と発言している。

 そういう文体コンシャスなのはいいなあ。

 写真は、栄寿司の〈平貝・タイラギ〉。それに、ウニを塗ってオーブンで焼いたもの。

 いったんばらばらの部品に分解されて、それからまた大急ぎで組み立てられたみたいな食感、かな。

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呪術的な洗礼。

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 なにげなく、村上春樹『スプートニクの恋人』を再読中。

 序盤に、

「本当の物語にはこっち側とあっち側を結びつけるための、呪術的な洗礼が必要とされる」

というセリフが出てきて、立ち止まる。

 写真は、新大久保の老舗〈ハレルヤ〉別館〈安辛房〉にて。

 さんざん食べた後、同行者のリクエストでサムギョプサル。

 店員さんがハサミでジョギリジョギリと切ってくれるものを、焼きキムチ、ニンニク、青唐辛子とともにサンチュで巻いて食べる。

 これが、呪術的な洗礼の権化、という感じもしなくもない。

 食べてよかった。

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干し草。

Ca3g1564_3  伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』を読了。

 文庫になるまで待っていたのだ。

 多彩な登場人物を無理なくつなげている。

 文体にもユーモアとメリハリがあって、さすが。

 非現実の世界も柔らかく詳細に書きこまれている。

 外国人ならば信じてしまうかもしれないほど。

 政治と個人と時代がほどよくかき混ぜてあるし、これまでの作品のような箴言風のセリフが多いのもいい。

 映画のキャストを調べてみると(映画さえみていないのだ)、主役の堺雅人、元恋人役の竹内結子から、父親役の伊東四郎、入院患者役の柄本明まで、適役のようだ。

 映画の予告編がいつでも見られるのはネットのありがたさのひとつ。

 ツタヤで探そう。

 写真は、西落合の〈エシャレット〉の壁に貼ってあったもの。

 foin(フォワン?・干し草)があるのが、農業国っぽくておもしろい。

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ソーキそば。

Ca3g1557  しつこく、中2の英作文の話。

 じつは、こういう活動は、とても好き。

 教科書に載っているのは、全国共通で数年間は使用に耐える内容。

 (それはそれでいいのだけれど、)妥協の産物である。

 食べ物でいえば、栄養面を考えた、万人向けの缶詰のようなものだろう。

 それに対して、英作文の指導は生徒が言いたいけれどうまく言えない内容にあふれている。実用的なのである。

 食べ物でいえば、アワビの刺身のようなものだと思う。栄養価は偏っているけれど歯ごたえがあって旨い。

 新しく習った文法事項を踏まえて、自分で作文してゆくのがどれほど効果的か。たぶん効果的。

 ソーキそばはどう説明するか。

 Soki-soba is a kind of traditional noodle soup with pork ribs eaten in Okinawa.

くらいは中学2年生でも書いて欲しい。

 noodle soup は便利な英語。どれほど助けられたことか。

 ラーメンやうどん系の、東(南)アジア的なものを簡単に言うことができる。とりあえず、a kind of noodle soup と言っておいて、詳しく説明する時間をかせげばよい。

 写真は、新大久保〈麗郷〉のミミ。豚の耳。

 この店、メニューが日中英(和漢英というべきか?)のトリリンガルであるのもいい。

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お好み焼き。

Ca3g1566  愚痴のつづき。 

 まだ中2であると、当然ながら、グローバルな視点がない。

 だから、説明なしに、okonimiyaki とか soki-soba と書いて、そのままにする生徒がいる。

 提出先がワタシであり、周りもずぶずぶの日本語環境だから、甘えてしまうのもわかる。

(これはこちらが毎回指摘しないといけない。)

 しかし、たとえば、チュニジアの弁有さんとか、エジプトの無場楽さんにもわかるように書こうとして努力して欲しい、と力説する。

I want to eat okonomiyaki in Hiroshima.

で終わらず、

I would like to try okonomiyaki in Hiroshima.  Okonomiyaki is a kind of meat and vegetable pancake.

I hear that okonomiyaki in Hiroshima is different from those in Tokyo or in Osaka. People in Hiroshima usually put a fried egg and noodles in it.

くらいにならないかな、と伝える

 こういうのを、グローバルな教育というのかなあ。だといいなあ。

 写真は、西落合の〈エシャロット〉で。前菜の帆立のテリーヌ。

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カタイ。

Ca3g1548_2 中学2年生にかんたんな英作文を書かせている。

 中1からやっているから、なかなか簡潔・的確に書ける生徒も多くなった。さすがに、KJ中生だと思う。

 が、いつまでもアタマがカタイ生徒もいる。

 たとえば、

I want to go to Kyoto because I want to see many temples.

のような、つまらない文を平気で書く。

 提出すればなんでもいいと思っているのだろう。(向上心がないのか、オトナをバカにしているのか?)

 (そうならないために、貴重な授業時間をとって推敲させて、3回も書き直させているのになあ。)

 これを、

I would like to visit Kyoto to see a lot of famous temples and shrines this year.

と書き直して示す。これくらいは書けるはず。

(肯定文のとき、単純に名詞を修飾する many はあまり使われない。でも、文科省検定済みの教科書には載っている、とかいうことは繰り返し言っている。)

 まあ、英語のモンダイというよりも、人間の力というか、表現欲の問題だろうとも思う。

 短歌を作るようになれば、推敲の大切さを思い知るだろうけどな。

 写真は、鮭とばを炙ったもの。「浦霞」に合う。

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「展望」54。

 「コスモス」3月号が来た。

 「展望」(時評)では、竹山広さんと東直子さんの歌集に触れた。

 備忘までに。

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わんぱく坊主。

 これが、何に見えるかわからないですけど。

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 いつもの中野〈オリエントスパゲティ〉の、ウニクリームソース 無添加卵フィットチーネ。うまいうまいうまい。

 ウニは英語で、シーアーチン(sea urchin)。海のわんぱく坊主とか、海のいたづらっ子という意味。

 人間の(日本人の??)需要に追い付いているのがすごい。

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砂漠の薔薇。

Ca3g1558   耳に残る音楽はある。

 もともと残りやすいものもあろうし、CMソングのように、はじめから残るように意図されたものもあろう。

 ここ数日の私には、Sting「Desert Rose」が繰り返し流れる。

 先日のコンサート以来、たびたび顕れるのだ。

 もとも好きな曲だが、本物のアラビア語歌手の歌を交えるバージョンを見つけてから激しい。

 グローバルなスティングの志向がよく表れた曲だ。

 写真は、新大久保〈麗郷〉の大根もち

 これって、正月料理だったんだな。

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アンダ。

Ca3g1550_2  もうほとんどなくなってしまった。

 那覇の島人ぬプラザで見つけた肉味噌。

 石垣島で作っている。

 黒糖も島とうがらしも入っているそうで、うまい。

 弁当の具にして、ちびちび食べてきたのにな。

 沖縄の言葉で、アンダンスーというもの。

 アンダ(油)ミスー(味噌)らしい。

 サーターアンダギーという揚げ菓子は、東京でも見かけるが、サーター(砂糖)アンダ(油)アギー(揚げ)の意味だらしい。

 先日、記事にした、読谷のてぃーあんだという食堂は、手のあぶら、という意味だった。

 石垣島の新球場でキャンプをしている、千葉ロッテの選手も食べているかもしれないなあ。

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『あの日の海』。

Photo 染野太朗さんの第一歌集『あの日の海』(本阿弥書店)が届く。

 「まひる野」の論客で、1977年生まれの人。

 「私立中高一貫校勤務」とある他、略歴は簡素である。あとがきもない。(詞書きも無い。)

 若書きの硬質さと、鬱屈を抱えているだろうところからのぶっきらぼうさ、個人と職場の閉塞感をどう打ち破ってゆくかの悩みと苛立ちがテーマだろうか。

 職場詠は同業者としてわかってしまったし、夫婦詠の感覚も私に近い感じだった。(玄米、パスタ、水泳。。。。)

 ただ、言葉に責任をとろうとするあまり、はみ出し切れないというか、どこかで回収しようとしてしまうところはある。

 それは、きちんと歌を作ろうとする人たちに共通する問題なのだろう。 

 それはそれでいいのだ。 

・プルタブを持ちあげたとき潮騒に消えゆく君の嗚咽を聞いた

・胡麻塩の胡麻のようだな多数派となりて出でたり小会議室を

・含み笑いしながら視線逸らしたる生徒をぼくの若さは叱る

・生徒らがちんこちんこと笑いつつ母に洗われし体育着を脱ぐ

・クスノキの葉の散りたるを生徒らはざりざりと掃く遅刻の罰に

・カーテンに春のひかりの添う朝(あした)はじめて見たり君の歯みがき

・バレンシアシロップ加えたコーヒーの旨さよ妻に今日も告げ得ず

などが特にいいと思った。

 「あとがき」に制作年度と歌数くらいは入れた方がいいと思うのだけれどなあ。それとやや字余りが多いのが気になった。

 それはさておき、大きな新人のようやくのデビューを喜びたい。

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フィクシング。

 八百長のことを英語では、match-fixing とか、bout-fixing という。

 bout-rigging とか、trading wins いう表現もある。

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 同じものを指すのに、いくつも表現を変えてゆくのが英語の特徴。どれとどれが同じなのかをたどってゆくのが、英文解釈の楽しみでもある。

 仲介役は、go-between。相撲部屋は、stable(馬小屋ですね)。など。

 そういう、日本の匂いの濃い語彙がどう英語で当てられているかを知るのも、英語を読む楽しみのひとつ。

 写真は、中野〈ジョバンニ〉「ホウボウのアクアパッツァ」

 ホウボウは英語で、everywhere 、のはずはなくて、sea robins とか gurnard という。合掌。

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クロダ先生。

Ca3g1555  先週以来の風邪と、一進一退の攻防中。

 症状は咳のみ。喉は痛くない。

 授業中はマイクを使っているけれど、どうしても大きな声になって、せき込む。

 帰宅して黙っていると良くなり、出勤すると悪くなる。(精神的なものではない、と思う。)

 クロダ先生のことを思い出す。

 芝高校の1年生のときに、数学を担当していただいた先生。

 温厚なお人柄に触れて、苦手だった数学が好きになり、成績もあがった。

 そのクロダ先生が、ある日、黒板に「きょうは、喉が痛くてしゃべれません。よろしく。」のようなことを書かれ、すべて、筆談で授業を行われたことがある。

 もともと、冒頭にプリントを配って、あとでその解答・解説を配布する、というスタイルの授業ではあったけれど、その日も自習でなく、ちゃんとした授業だった。

 そのクロダ先生は僧籍にあられた。

 当時、友人とご自宅のお寺を訪ねたことがある。そのときに、きんつばとショートケーキをごちそうになったのを覚えている。

 写真は、中野〈季の葩〉のもの。トキノハ、と読む。

 値段は抑えめ。活気のあるお店。

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再交付。

Ca3g1547  自動車運転免許の更新に行った。

 東陽町の江東試験場へ。

 というか、実は、失効後の「再交付」手続きに行ったのだ。

 1月30日までなら、都庁でできた。ゴールド免許で、講習は30分だったのに。

 それが、試験場まで行かねばならず、住民票と顔写真まで必要。費用も2000円くらい余計に払う。

 講習は60分。

 つまらないことを、いかにくどくどとしゃべって、時間を潰すかの見本のよう。

 英語では「時間を殺す」というけど。 

 担当官はまともな人のようだったが、笑わせるわけにもいかないし、話してよい内容も限られているから、ちょっとかわいそうだった。

 写真は、新大久保〈栄寿司〉のアナゴ・キュウリ巻。穴きゅうである。

  It's as cool as a conger eel.

 ここは、栄寿司というチェーン店とは無関係である。あしからず。

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たまゆら忘る。

 都知事選を思い、茂吉の歌をいくつか思い出す。

・蔵の中のひとつ火鉢の燠(おき)掘りつつ東京のことたまゆら忘る 『小園』

・をりをりにわが見る夢は東京を中心にして見るにぞありける 『白き山』

・赤とんぼ吾のかうべに止(と)まりきと東京にゆかば思ひいづらむ

 それぞれ好きな歌。ふるさとに帰っている茂吉がこう歌っていることに涙するのである。

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 写真は、いつものように本文とは無関係で、中野〈ジョバンニ〉の季節のフルーツタルト。この日は、苺であった。

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てげてげ。

Ca3g1532_2  春の都知事選。

 島田雅彦センセイは、沢尻エリカでいいんじゃないか、オレは神奈川県民だし、とうそぶいておられる。

 イシハラさんが都立高校改革をしたおかげで、私の生業的にはややこしいことになってしまっている。

 が、大きく考えれば、正しい判断だろうと思う。

 写真は、神保町〈なにわ〉で。

 宮崎方言らしい「てげてげ」。(てきとうに、そこそこに、という意味らしい。)

(この焼酎も宮崎県産。宮崎がんばれ、という気持ちで飲む。飲むだけだけど。)

 広辞苑にも「大概にする」は載っている。が、使われたり使ったりした記憶はない。

 東京言葉ではないのか。

 とにかく、いい言葉。てげてげ。すでにてげてげでやっていますけど。英訳すれば、ロハスということかなあ。

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李錦上さん。

Ca3g1530  台中市にお住まいの李錦上さんから年賀状が届く。

 なんで今ごろなのか?と不思議に思い、ああ、春節なんだな、と思い直す。

 面識はないし、歌の上でも交流した記憶がない。それでも、賀状をいただくのはありがたいことである。(旧仮名で書かれている。)

 たわむれに検索してみると、講演のご様子朝日歌壇の歌にも出会った。

 台湾の学識あるご老人たちは、長いきちんとした文章は日本語でないと書けない(台湾語では思考がまとまらなし文章の訓練をしていない)、と聞いたことがある。

 李さんは1927年生まれでいらっしゃるから、敗戦のときにちょうど18歳。そういう方々よりも、もう少し下の世代でいらっしゃるか。

 だからこそ、そのあとずっと日本語で詩歌を書き続けているのはすごいことである。

 写真は、無関係で申し訳ないけれど、新大久保〈一六八〉の牛スジ刀削麺。

 これを食べると落ち着く。

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まめまき。

  恒例、というのはいい。

 2月3日には、新大久保の〈栄寿司〉に寄って、豆まきをするのが恒例。

 古そうな大きな升に入った豆をマスターが豪快に撒く。

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 店の前にも、店の中にも。

 あとで座敷に入ってきたお客さんが、撒き過ぎじゃないの? といぶかるほどの量。

 この大豆は新潟産だからうまいのだという。国産だからウマイというのは右翼的かもしれないけれど。

 でも、たしかにうまくて、ぼりぼりと食べる。寿司屋に来ているのに、大豆大豆大豆。。。

 グリコのページによると、5年前のデータだが、新潟でも作っている。

 鬼もうち、福もうち。みんな仲良く。

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なかとろ。

Ca3g1499 勤務校の中学入試(2回)が終わった。

 英語教員は採点はなく、試験監督のみ。

 国数社理の先生方の問題作成・採点にかける労力の大きさはたいへんなもの。

 もちろん、それ以外の庶務を担当するセンセイ方も緊張のなかの作業である。

(本当にたいへんなのです。)(どんな仕事でもタイヘンナノヨといえばそうだけど。)

 都内の私立中学ののべ受験者数は減少しているのだが、勤務校の志願者は大幅増。

 理由はいろいろあるだろうが、これだけ真剣に地道に工夫をこらしてやっている教員が多いのだから当然だろう(と主観的に)思う。

 3月5日からの期末考査までがんばろう。

 写真は、〈栄寿司〉のネギトロ巻き。

 かつて、大トロは「おおトロ」なのだから、中トロは「なかトロ」と呼ぶべきじゃないか、と言った友人がいた。尊敬している。

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もう、しませんから。

 「週刊・少年マガジン」2月16日号。(講談社)。

 昨年12月に取材のための歌会に参加させてもらったものが、作品になった。

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                                               1ページとんで。

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 西本英雄さんの体験ルポ漫画という体裁。

 一部だけ転載させてください。もう、しませんから。

 プロというのはすごいものだと思った。何も知らない短歌についてここまで入り込めるものだ。

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一位のみ。

 ある添削の詠草で、箱根駅伝の歌がいくつもあった。

 でも秀作とは言えないものばかり。

 スポーツ詠は難易度が高いことはたしか。

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・一位のみ映すマラソンにわが倦(う)みて西風(にし)吹く土手に出でて来しなり

 (高野公彦『汽水の光』)

を思い出したりする。

 写真は、中野〈オリエントスパゲティ〉のもの。

 いつも、ブルスケッタがうまいので、試しに牡蠣を乗せてくださいと注文してみた。快く応じてくださって、名品の完成。

 牡蠣はチーズやオリーブオイルとよく合う。

 通常メニューに載るかもしれない。

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『てんとろり』。

Photo  笹井宏之さんの第2歌集で遺歌集『てんとろり』(書肆侃侃房)

 加藤治郎さんからのお知らせで心待ちにしていた一冊。

 とにかく、秀歌が多い。

 もちろん、唐突すぎてわからない歌も多いけれど、その柔軟な文体と縦横無尽な発想は惹きつける。

 一読の感想。身体感覚の寛容さ、つまり千切れてしまったり繋がってしまったりする変身譚がいい。

 自分と相手の入れ替わり、生えたり、かじったり、次々と淡いシーンが現われて、はかなく消えてゆく感じ。

・ぜつぼうが萌葱色していることにどうしてだれも気がつかないんだ

・冬の野をことばの雨がおおうとき人はほんらい栞だと知る

・からだじゅうすきまだらけのひとなので風の鳴るのがとてもたのしい

・耳鳴りがわたしを好むのもなにか小さな愛のような気がする

・あなたからわたしへ移りゆく夢の破片のような魚をすくう

が、今日の5首。

 改めて早世が悔やまれる作者。だが、神格化せず、きちんと読んでみたい1冊(『ひとさらい』と合わせて2冊)である。

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謎めいた大人。

Ca3g1519_4  『おせっかい教育論』では、内田樹センセイが、

いろんなタイプの謎めいた大人が、さまざまな怪しいことをそこら中でやっている、というのが教育環境としてはいちばんいいと思うんですよね。(p. 55)

とか、

社会適応できない先生を見るってのは、子供にとって救いなんだよね。

秀才で、無駄がなくスマートに社会適応した大人を見るよりも、いろいろと問題を抱えた人が、それでもだましだまし社会に適応している工夫を見る方が子供にとってだって、学ぶとことは多いもの。(p. 139)

なんておっしゃている。

 まあ、でも、気持ちとしてはわかるけれど、現実的には難しい。私の場合、プライベートをさらしてゆくことで、少しはこの考えに近づける感じがしているけれど。

 写真は、〈ルノアール〉のアボカドとツナの胚芽サンド。

 読書会のときにたまに食べる。うまいうまい。 

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