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青磁社10周年シンポジウム。

Ca3g1089_2   青磁社10周年シンポジウムには、行ってよかった。

 高野さんの1時間の講演は、良いと思う歌の基準を具体的に挙げて、ゼロ年代の作品を概括。

 「不完全な作品の一部分だけを取り上げて褒めるのはよくない。」

 「表現が完結していることが必要。」

 「奇想が好き。」

 「もっと過去に目を向けた歌があってもいい。」

などなどのコメントも、あらためて聞くと説得力がある。

(というか、私が高野さんの強力な磁場の中にいるからかもしれない。)

 吉川宏志さん・斉藤斎藤さんの対談も、その後のパネルも、示唆に富むものであった。

 ただ、中には、短歌ってそんなにややこしく考えなくてもいいんじゃないかと思える発言や、短歌を例にとって社会学的分析を試みているだけのような発言もあった。

Ca3g1090 それはそれでシゲキ的でよし。

 穂村弘さんの、「短歌を作る人はコレかアレかの二者択一で考えがちで、多様な歌の姿を認めようとしない傾向にある」という趣旨の発言が印象に残る。

 吉川宏志さんの「言葉に立ち止まれない時代に、立ち止まっているのがいい。」という発言も示唆的だった。

 しかし、なによりもよかったのは、たくさんの友人(そう呼ばせていただく)にお会いできたこと。

 みなさん、生業や結社の業務や執筆をたっぷりと抱えている。その中で時間を割いて、短歌を考え語るために集まる。そういう姿を確認するだけでも、もう少しがんばれる気がするのである。

 写真上は、往きの車中の〈炭火焼牛タン弁当〉。下は書籍販売コーナー。六花書林社主もみづから販売。『アスタリスク』もけっこう売れたようだ。

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