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ぴょんぴょんと。90。

Photo_2  〈日々のクオリア〉。

 山梨のつづき。

 「中村キース・ヘリング美術館」にも行く。

 (もちろん、中村キース、という人がいるわけではない。)

 キース・ヘリングは好きなアーチスト。

 うちの居間には1.5メートル四方の大きな絵(ベストバディーズ)を飾ってある。

 職場の机にも絵ハガキがいくつも飾っていある。スタンプ(ベイビー)はときどき授業用のプリントの隅に捺して印刷している。

 そのキースの美術館を企画したて設立してしまった中村さんはすごい。

 展示の工夫が、キースならこうしたかもしれないと思わせるようになっているのもすごい。

 靴を脱いで作品の上を歩くとか、暗闇の中で見るとか、いろいろ。

 その近くの平山郁夫シルクロード美術館もなかなかよかったけれど、段違いにキース美術館がよかった。

 常識から抜け出したいという力の強さは、そりゃあキースの方にあっただろう。

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ミサワワイナリー。

Ca3g0655_2   山梨ぶらぶらのつづき。

 小淵沢駅で借りた車は、ダイハツのミラ。

 クーラーを強くすると坂道で30キロくらいしか出ない。

 さすがの軽(けい)。

 ディスティラリーにつづいて、ワイナリーにも行く。

 明野(あけの)町の、ミサワワイナリー

 勝沼のメーカーががんばってこの土地を切り開いて、農園経営とワイン造りを同時やっている(そうでない業者が多いらしい)人たちのワイナリー。

Ca3g0656  ちょっと見学のつもりが、前金で1000円をとられたので、驚いた。

 が、きちんとした専門家の方が(われわれたった2人に)付き合ってくれて、とんちんかんな質問にも的確に答えてくださった。

 味を追求するためにさまざまな工夫があるそうだ。

 (→)のような、雨よけの覆いをしたり、

 生っているいるブドウの半分くらいを、生育途中で除去したり(もったいないけど)、

 収穫とったブドウの粒を人間の目で選んだり。

 そうすると、一本のブドウの木で1リットルくらいしか果汁がとれないという。いいワインがなぜおいしく、高価なのか、納得した。

 担当の方のワイン造りへの情熱がヒシヒシヒシと伝わるいい時間でもあった。ありがとございます。

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足のうら。89。

Ca3g0678     〈日々のクオリア〉。

 先日、山梨県滞在中のある夜、ホテルで停電が起こった。

 落雷によるもの。

 ちょうど夕食を終えてロビーをぶらぶらしていたときのこと。

 「真っ暗」にはならず。(英語では、ブラックアウトだけど。)

 すぐに非常用電源に切り替えられた。十分に明るかった。

 だが、エレベーターは動かず、階段で部屋に戻る。

 これがややわかりにくい構造。上から下なら大丈夫そうだが。

 部屋の入り口付近には明るい非常灯があった。60ワットくらいかな。

 ただ、結局2時間ほど、クーラーなし、テレビなし。ベッドでは本も読めなかった。

 写真は、近くの〈リゾナーレ小淵沢〉の中のカフェでのもの。

 いいサラダバーがあって、ズッキーニ、モロッコインゲン(栄寿司でよく出るやつだ)、など。リコッタ(かな?)チーズのバジル和えがおいしく、たくさん食べた。

 まさに、高原のリゾートのランチという感じ。こういうものを食ってれば大丈夫(何が?)という感じがした。ありがたや。

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リチャー。

Cimg1319_2  山梨では、念願のサントリーウイスキー・白州蒸留所に行った。

 ハクシュウという音は白秋に通じる。

 そのため、なんとなくの親しみがある。

 いつかの宴で、〈白州〉という銘柄のウイスキーが供されたとき、タカノ氏はそう語っていた。

 スチュワーデスみたいな雰囲気でアンドロイドみたいな喋り方の案内係の女性に連れられて移動。

 発酵、蒸留設備のあと、貯蔵庫にも入れてもらった。なかなか貴重な体験。

 貯蔵庫は、むせるような、というかむせている人もいたほどのウイスキーの香りのする建物。

 膨大な数の樽が、ランダムに置かれた巨大な建物は圧巻(ここは撮影禁止)。

 その間に、樽を「リチャー」する様子も見られた。(↑)

 古くなった樽は木による熟成力が落ちるため、内部を焼くのだそうだ。(削るのかと思っていたのだが。)

 char が「火や熱が木などを黒焦げにする」という意味で、 rechar は再びそうするということらしい。

 焼き過ぎないタイミングも難しいらしい。

 こういうことをするにも職人がいるのだなあ。 <

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過ぎがてに。88。

Ca3g0642   〈日々のクオリア〉。

 今日(火曜日)から4日間、中1の臨海学校の引率。

 千葉県内房の富浦(とみうら)に行っています。

 担任でなく、他学年からの応援という立場。

 顔と名前がまったく一致しない80人のサポート。足を引っ張らないようにやりたい。

 写真は、先日、山梨県に行った時、〈あずさ〉車内で食べたお弁当。

 甲州に行ったのに、「さわやか信州おごっそ弁当」

 おごっそ、とは「ごちそう」の意味らしい。オ・ゴチソウですね。

 お品書きがあって、ひとくちひとくち味をかみしめつつ食べた。

 なかでも、左上の「信州福味鶏のポワレ わざびの香り」と、右上の「茄子とピーマンの鉄火味噌のせ」が印象的だった。

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千年語録。

Ca3g0471   さいきん、学校のスクリーンセイバーは、〈千年語録〉にしている。

 雑誌「サライ」のWEBページからもらったもの。

 もともと名言・箴言のようなものが好きなのだが、繰り返しパソコン画面に表れてくれるのはいい。

 「上手にしゃべろう、ではなくて 本物の話をしよう」 (淀川長治)

とか、

「人生はもののはずみ。 ただ、もののはずみがあれば ものにしなくちゃなりません。」 (諸井薫)

とか、

「一怒一老。 ひとつ怒るとひとつ老人になる。」 (悠玄亭玉介)

 なんかがお気に入り。(ウィキペディアによると、悠玄亭玉介氏は「最後の幇間」と呼ばれた人だそうだ。)

 こういうのを、クラス日誌の担任コメント欄に書いている。読まれているようだ。

 写真は、さっぱりと。〈一六八〉のジャガイモのなんとか。好物のひとつ。

 日本の料理ではこのように、千切りにして使うことはあまりないのではないか。

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美しいプレー。

Ca3g0630  「過去の例を見ても、美しいプレーがうまくいきだすと、過信に陥り負けやすくなる。

 集団で守ることを教え、戦術的にチームを安定させるのが大事」。

 という言葉あって、切り抜いてあった新聞記事。

 先のサッカーのワールドカップで、オランダのファンマルウェイク監督が言ったという。

 他にもいろいろと入れ替えられないか。

 歌でいうと、「美しい言葉がうまくいきだすと、過信に陥り歌がつまらなくなる。ウンヌン。」

 やめときましょう。

 写真は、再び、〈栄寿司〉の穴子。よく撮れた方だろうか。

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迷鳥の飛来。87。

Ca3g0624    〈日々のクオリア〉。

 職場近くの〈栄寿司〉では、いつのころからかマッチャンと呼ばれている。

 そして、いつも写真を撮る人だと思われている。

 で、ときには見栄えのいいものを出してくれたりする。

 (巻き物なんかは、海苔が一周していないこともよくある店なのだれど。)

 ときには、これを撮りなさいと命令されたりする。

 (黙って撮影しておく。)

 写真はランチセットの味噌汁。

 甘エビの頭がぜいたく。これだけで200円の価値はあるだろう。ありがたい。

 こういうのに触れると、ファミレスとかコンビニとか低価格居酒屋が、結果としていかに中間搾取?されているかがわかる。

 個人商店のオーナーは、がんばって商売しないとどうなるか、よく知っているのだ。厳しい世界なんだ。

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作家と作風、つづき。

Photo Photo_2  「コスモス」の「作家と作風」。

 おととい載せたものが前半。

 せっかくなので、後半も載せます。もしかして、どこかのどなたかにお読みいただけるかもしれない。

 「コスモス」は発行部数としてはかなり多いけれど、書店に並んでいるわけでもない。

 こんないい論をお書きいただけるのも、結社のありがたさである。

 重ねて、感謝申しあげます。

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夏の雲ふくれゆく。86。

Ca3g0622    〈日々のクオリア〉。

 昨日の学校は、日直から繰り返し、熱中症への注意放送がされていた。

 それでも、アメフト部の生徒が一人具合が悪いと言って保健室に行ったらしい。

 夏にアメフトねえ?

 柔剣道場はクーラーが効いているので大丈夫らしいです。

 ふたたび、ウナギ写真で失礼します。

 うなぎ麻布「宮川」百人町店に行ったのだ。

 勤務地近くのマンションの一室。

 このあたりは「百人町」というブンガク的な地名。百人鉄砲隊というのの屋敷があった場所らしい。

 なんどか昼に行ったところだが、夜のコースもいいという同僚の勧めで、10人ほどの宴会に使わせてもらう。

 うざく、白焼きなどの後、最後の鰻重。

 みんなもくもくと食べる。

 記憶に残らない居酒屋の宴会よりも、あのときはあそこに行きましたよねえ、と思い出せるような特色のあるものを食べる宴会をやってほしい、というのが私のつねづねの主張。

 その方がコストパフォーマンスが高いだろう。

 コスパと略す人がいて驚く。

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作家と作風。

Photo Photo_3  ドラゴンズが5試合連続無失点。

 もちろん5連勝。すごい記録だ。

 昨日の結果は、7人で11回を抑えて1-0だった。まさに、采配の勝利。

 しびれる。

 「コスモス」では、「新・コスモスの作家と作風 Ⅱ」の連載が始まっている。

 その第7回として、私を取り上げていただいた。

 香川県浅野千里さんのご執筆。

 「言葉の機知とやさしさと」というタイトル。

 4ページ分もお書きいただいた。もう、感謝にたえません。ありがとうございます。私が言うのもヘンですが、起伏のあるいい文章だと思いました。

 とりあえず、2ページ分だけ転載します。(このブログの1回の掲載容量の限界です。)

 また、全文を紙でお読みいただける方は、ご連絡いただければお送りします。とりいそぎ。

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城のごとき。85。

Ca3g0583     〈日々のクオリア〉。

 カバンに靴下が入っていた。

 ハンカチと間違えて入れたらしい。

 さすがに靴下で顔を拭うのはためらわれ、キオスクでハンカチを買う。

 BVDのハンカチは吸水性もよく、使い心地もいい。 

 そうやって増えてゆくハンカチ。捨てどきが難しい。

 写真は、〈コパン〉の生ハムのパスタ。

 なかなか涼しげ。さっぱり。

 記事もさっぱりと。

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滝のトイレ。

Ca3g0617  品川駅で、「滝のトイレ」は右側です、みたいな放送を聞いた。

 夏らしい試みなのかな?どういうのかな?と思って行ってみた。

 「多機能トイレ」であった。

 人間が壊れかけているのかもしれない。

 土曜日が終業式で、昨日から公式的には夏休み。

 東京の私立でも日曜・月曜をまたいで火曜日に終業式のところもあるようだ。

 新宿区の公立小中は土曜日から3連休のあと、終業式をやると聞いた。(小学生の宿題にオクラを育てるらしいとも。美容師さんの話。)

 とにかく、「公式的には」夏休み。

 写真は、新大久保〈一六八〉のニンニクの芽(茎?)と茄子の炒めもの。

 イーリューバと発音したり、イロハと発音したりする店。

 こういう、ふつうのものを出す、おじちゃんとおばちゃんの中華屋が減りつつある。チェーン店の決まった味もそれでいいのだけれど。

 作り手の顔が見えるのは安心する。

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『山鳩集』。

Photo  小池光さんから『山鳩集』(砂子屋書房)をご恵投いただく。

 あいかわらずの、木で鼻をくくったような小池節がいい。

 これぞ、「短歌」のエッセンスという感じ。

 ニヤリ、ニヤリしつつ読み進める。内容を極力うすく、しかしかすかにひっかるように言葉を凝らすスレスレの作業。

 突飛でどうしようもない発想や、知識人の遊びのようなものを素っ気なく言うおもしろさ。

 こういう職人芸があってもいい。(もちろん、こればかりで短歌はよくないとはわかるが。)

・網戸の網にぶつかりながら出でてゆくたばこの煙(けむ)に係累はなし

・四段動詞「よだつ」執念(しふね)く生きてをり「身の毛がよだつ」に用ゐるのみに

・ワイン空き瓶十一本を並ばしむ出席番号順、とか言ひて

・足のうらおのが手のひらに撫づるとき旧友交歓さながらにあはれ

 それでもやはり、いかにも短歌という歌もいい。

・こんなにも痩せたる猫の背を撫づる痩せることよりかなしきはなし

・夜行列車のよる明けむとし利根川ちかくしづかなる火事見たるおもひで

 お母様の看病の一連にも、小池調に抑えに抑え、対象との距離をを絶妙にとる歌いぶりが見え、息をのんだ。その話はのちほど。

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助走なしで。84。

Ca3g0603     〈日々のクオリア〉。

 今日が終業式。

 〈すき屋〉で、うな丼を食べた。

 いつから牛丼屋でウナギを出すようになったのか?

 これが、安くてうまい。

 こんなことをしていたら、ウナギ資源が足りなくなるはずだ。

 おいしいウナギと普通のウナギは稚魚の段階で違いがあるのかなあ?

 タカノ氏をまねて、朝食は、一年の半分は素麺、半分は饂飩にしてきた。

 すっかり習慣になった。

 次は、茂吉をまねてもっとウナギを食べる習慣をつけるべきかもしれない。

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保守的。

Ca3g0608 試験中や採点期間、同僚と連れだって昼食に行く機会が多い。

(ふだんはいったん校内に入ると、外出には特別に許可がいる。そもそもそんな時間はないんだけど。)

 勤務先の新大久保には有名なコリアンタウンがある。

 そういうものを食べようという話になる。

 ところが、味覚はとても保守的。

 なじみのビビンバとかプルコギ(甘い焼き肉)とご飯なんかを注文する人が多い。

 まあ、それはそれでよし。保守的な人がいて文化は維持されるのだ。

 写真は、学校から徒歩5分くらい、大久保通りオモニ食堂イカ炒め石焼きビビンバ

 たっぷりとイカが載っている甘辛野菜炒め。

 この店、突き出し(バッチャン)がどれもうまい。豆腐とかジャガイモとか。なんどもお代わりする。もちろん無料。ありがたい。

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耳掻きは。83。

Ca3g0612   〈日々のクオリア〉。

 「成田スカイアクセス」が土曜日に開業し、新型スカイライナーが走るそうだ。

 このニュースで使われる「都心」という言葉に違和感がある。

 従来のスカイライナーも「都心から成田空港まで・・・」と言っちゃってる。

 日暮里は都心ではない(はず)(だ)(よね)。

 こういうちょっとしたところに嘘が隠れている。

 では、都心とはどこかというとムズカシイ。

 巣鴨は違うし、品川も「心」ではない感じ。上野はどうか?

 写真は、中野通りの〈ジョバンニ〉のもの。

 手打ちショートパスタ。まさにモチモチしていてうまかった。

 こういうちょっと工夫した一品がうれしいお店。いつも混んでるわけだ。

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私服。

Ca3g0602  先日の採点期間中。

 カジュアルな服装で出勤したら、生徒に「私服ですね?」と言われる。

 初めてではない使われ方。

 さいきんの生徒は、教員のワイシャツ(半袖を含め)/スーツ姿を「制服」と呼ぶ。

 ポロシャツや裾を出したりするシャツは「私服」という使い方をする。

 「コスモス」7月号の中山真彩子さんの作品にも、

・毎日をスーツで過ごす就活期私服切るのは週一もない

という歌がある。スーツだって私服じゃないかな?と思っていたところ。

 こういう誤用が支配的になってゆくのだろう。私服刑事のイメージはどうなるのかなあ。

 写真は、大久保〈くろがね〉でごちそうになったときのもの。

 鶏の煮込みですね。これで5人前か。他には、おから、ひじき、イワシの塩焼きなど。

 生徒なら、昭和っぽい食べ物というかもしれない。

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絶間なく。82。

Ca3g0606  〈日々のクオリア〉。

 新大久保駅近くの、韓国風中華料理店〈テバク飯店〉へ。

 デバク、と表記してあるブログもあるが、語頭は濁らないはずだから、たぶんテバク。

 エキサイト翻訳だと、「大当たり」と出た。

 メニューには、「ジャージャー麺」と書かれている。それが通称。

 正確には、チャジャンミョンということになるか。

 写真は、黒くてなんだかわからないかもしれない。

 この下に麺がございます。

 甘めの黒い味噌とタマネギなどソースがたっぷりかかっている。店員さんに「よーく混ぜてくださいねー」と言われる。

 日本人は韓国に比べて混ぜない文化なのだ。それで、店員さんとしては見ていて歯がゆいにちがいない。

 こんな風に書いている方もいる。

 このジャジャン麺を初めて食べたのが、1990年の夏、@ソウル。それから20年でそんなに食べる機会はない。いい店を見つけた。

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選挙。

Ca3g0604  モーニング娘。の昔の歌に、「投票行って、外食するんだ」というフレーズがある。

 (安倍なつみの歌っている部分。)

 選挙に行くと思い出す。

 それにしても、このハイテクの時代に、鉛筆で紙に文字を書いて投票するのは、なんだか奇妙。

 あの特殊加工だという用紙も全国共通なのだろうか。不思議な書き味だ。

 こういう時にしか鉛筆は使わないしなあ。 

 千葉ロッテに2年間在籍した石井浩郎氏は選挙区で当選。

 写真は、新大久保〈ソムオー〉で食べた。ベトナム風卵焼きとグリーンカレーと生春巻きのセット。

 採点のご褒美、ということにしておく。

 それにしても、よくサッカーを見た一か月だった。お疲れさまです。いいお祭りでした。

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[sai]。

Sai_2  [sai] vol.3を送っていただく。

 今回参加の10人の最年少が1980年生まれの花山周子さん(←装丁も。いい雰囲気。)。

 最年長がゲストの奥田亡羊さん(1967年生まれ)。

 さすが、中堅やや若手のしっかりとした雑誌。

 特集・工場(つくる)という企画の勝利で、どれも読み応えがあった。

 作品はもちろん(生沼さんの病院詠も、盛田さんの力の抜け具合も、松村正直さんの渋さも、黒瀬さんのポーズも、などなど)楽しんだ。

 なかでも、岸野亜紗子さんの合宿レポがおもしろかった。

 現場となった川崎は、川崎球場や母方の祖父母の家があって、(たぶん200回くらい行ったかな?)地名としては親しみのあるところ。 

 だが、その奥の工場街は未踏。用がなければ行かないとこだわな。

 そこにしっかりと企画を立てて大人の社会科見学をしてしまう鈴木さんはじめみなさんの実行力にまづ感服した。

 「棧橋」だとなんとなく合宿は遊びの要素が強い。

 が、この [sai]の10人は、連作を作り、翌日にその歌会をやり、夜は玲はる名さんによる研究発表もあったという。

 そういうあれこれを、読ませる文章で書いた岸野さんに感服。

 お送りいただきありがとうございました。楽しかったです。

 (今橋さんの作品の誤植は変だと思ったんですよね。)

 ここから購入できるそうです。

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会津野を。81。

Ca3g0598  〈日々のクオリア〉。

 ↑涼しくなれるかな?

 昨日は学校でひたすら採点。

 途中、国語の教員が設定した、映画「フライ,ダディ,フライ」の上映会(@講堂)へ。

 主演は堤真一。ちょっとかっこよすぎるのではないかと思った。

 が、それ以下だと映画として成立しないのかもしれない。

 朴舜臣の岡田准一は適役。もちろんかっこよかった。

 日本映画ができる範囲でがんばっている小品。

 写真は、うちから徒歩2分、〈コパン〉のもの。

 アスパラガスとしらすのピザビアンカ。

 投げやりな組み合わせの感じもするのだが、しらすの塩味が適当なアクセントになっていて、うまく、食感もよし。

 こういうのって、「アスパラの」と銘打っていても、アスパラガスの量はほとんどないのが残念。

 ビアンカと聞くと水原紫苑さんを思い出しますね。たぶん、これからも、いつも。

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パギョンハ。

Ca3g0596 ようやく期末考査が終った。

 「やうやく終つた」と書く方がふさうような詩的な気分。

 写真は、新大久保駅裏の〈梁の家〉のランチ。

 ユッケビビンバ。

 おかずのキムチも、モヤシのゴマ油和えも、ジャガイモ炒めもきちんとしていた。

 隣の席は中国語で話している女性二人。ケイタイに電話がかかってきて、日本語で丁寧に応対している。

 私より流暢なビジネス言葉。

 そういえば、かつて、パク・ヨンハさんの歌を作ったことがあった。

 テレビで、朴(容夏?)さんが、「パギョンハとモウシマス。」と自己紹介したのに、アナウンサーが「パクヨンハさんです。」と言いなおしたという歌。

 このあたりに、日本人が英語を苦手とする理由の一つがあるだろう。

 中学生もリエゾンが苦手。単語を話して表記してあるのにくっつけて発音しなくてはならないんだ?という気持ちはよくわかる。

 道は険しい。

 まあ、本→文庫本、相撲→大相撲、のように続けると後半の単語の語頭が濁音化するのはパギョンハに近いかな。

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茶碗三つ。80。

Ca3g0592  〈日々のクオリア〉。

 ↑幸せの歌。

 勤務校のこの学年では、国語の試験に毎回、文庫本が1冊含まれる。

 読んでいればわかる内容把握問題が出る。

 中2の1学期中間考査では『鹿男あをによし』が課題。

 期末考査では、『フライ,ダディ,フライ』(金城一紀)が課題。

 暴力がひとつのテーマなので、担当者は慎重にこの時期を選んだという。

 勤務校もモデルになっているようで、生徒たちには親しみやすいというのも選定の理由だろう。

 こうして読書のおもしろさをわかってくれればいい。短編小説のようなすっきりしたおもしろさがあった。

 家の近くのフランス田舎料理店〈メリメロ〉の一品。↑。

 イイダコとアオリイカ。

 前菜だけれど、いつもとても満足感があるので撮った。

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『さらしなふみ』。

Photo  川崎あんなさんの『さらしなふみ』(砂子屋書房)を読んだ。

 あとがきはない。年齢も不詳。所属もないようだ。

 現実と作者との間に薄紙を隔てているような感じ。あるいは、文脈から切り離された純粋な言葉を味わえる感じ。

 歌に理屈が入ってこないで、瞬間をさらりと切り取って提示する技はすごい。

 能舞台を見ているような気もするし、幽霊(失礼)の作品を読んでいるような(読んだことはないけど)清涼感はある。

 (原作はすべて旧漢字)

・すずむしの聲そのうらを自動車の去にけるおとのかすかに聞こゆ

・腐れ水捨てゐるときをなにか知らみづに同化のこころはありぬ

・雨を轢く音してあめのふりゐるをはじめて知りぬひと日のうちに

 こういう、「聴く」歌に特長の一つはあるだろう。

・ななの日のななの月なるたなばたのななのやさしさななのかなしさ

 そういえば、今日は七夕だ。彦星と織姫は恋人でなくて夫婦だそうだ。

・いろいろな數値おもてに差しだして折線グラフは隱す何かを

・とれいんの音なくすすみああこれでいいのかとおもふよるのうちなる

 ニトログリセリンを携えて散歩するとか、車椅子を開くとかいう内容がある。60代女性という噂は正しいのかもしれない。

 現代歌壇も奥深いのである。

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あせたるを。79。

Ca3g0589_3 〈日々のクオリア〉。

 いつのまにかこのブログの記事総数が1300件を超えていた。

 学校は期末考査2日目。

 こちらとしてはすでに燃え尽きた感がある。

 サッカーでいうとロスタイム?のような気分。あとは抑えの小林宏之に任せたい気分。

 でも、生徒の中には、この数日が本番というヤツもいる。もちろん、最後の気力を振り絞って採点・評価をします。

 きちんと学期を締めくくり、きちんと夏休みの業務を始めたいと思う。

 写真は、〈栄寿司〉の穴子。今頃がアナゴの旬なのだ。

 東京湾(のどこかは不明)っでとれるらしく、ふっくらして、甘くて、肉という感じがする。

 6人で行ったので6カンある。大人数でゆくとなぜか割安な感じがする。巻き物ばかり食べてるからかな。

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『紅さし指』。

Photo  「コスモス」の小山富紀子さん第2歌集『紅さし指』(柊書房)。

 小山さんは、京都市の高台寺の近くで小物屋さんを営んでいる人。

 東京の批評会にもよく着物で登場され、京都弁そのままに話される。

 私の「京都」のイメージを一身に受けたような人で、その作品にも、その京都性がかなり濃く出ている。(ちょっと濃すぎるというか、できごとに偏り過ぎの感じもするけれど。)

・梅一輪バスの座席に落ちてをり(そや、このバスは天神さん経由)

・「お事多(ことお)さん」「せわしおすなあ」歳晩の言葉ふれあふ京に風花

 おそらく昔からの習慣を大切にする人たちの中で、じっくりと地に足のついた暮らしをされているのだろう。

 そういうのに縁遠く苦手な私には、羨ましくもあり恐れもする対象である。

 そう。小山さんは京舞井上流の名取であるそうだ。

・雪降れるまへのしづけさ雪降りしのちのしづけさ聞きわけてひとり

・ひつたりと今日は動かぬ夏やなぎ黙することのも時には大事

・若き日にまぶしすぎたる紫が五十を過ぎて似合ふ楽しさ

・あの世にも知り人ふえてこのごろはちんからほいほいお馬が通ふ

 こんな歌がいい。

 全体的に、もう少し内容を軽くして、言葉とかリズムを楽しめる方向が増えるといいと思うのだけど。

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ただ若きのみ。

Ca3g0578  ある人のブログ(のようなもの)のプロフィールをふと見たら、

 若さとは勝ちて得しにあらずただ若きのみ

と書いてあった。ん。ん。

 これは、高野公彦の

・若者に我は言ひたり若さとは勝ちて得しに非ずただ若きのみ  『水行』

の下句ではないか。

 そうだった。

 その人とは、勤務校の卒業生。

 かつて、彼らに送る言葉を求められて、高野さんのこの歌を引用したことがあったのだ。

 それをK大学に(現役で)行った彼が覚えていてくれたのだ。

 その彼は、高2高3の担任の私の意見を入れてか入れないでか、早い時期から数学を受験科目から外して、成功した一人。

 高校生らしい(やんちゃな)高校生だったから、きっといい大人になると思う。

 ちなみに『水行』には、

・文月をブンゲツと読む若者の無知こそよけれその下剋上

・無知はこれ烈しき野生 若者よ古き知を撃て、古き者を倒せ

という歌もある。

 写真は、〈一六八〉冷やし担担麺

 坦坦麺という表記は間違い。担いで売りに来たのが最初らしく、手偏が正しいらしい。

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風鈴の。78。

Ca3g0478  〈日々のクオリア〉。

 ↑涼しくなる歌のつもり。

 今日で1学期の授業は終了。

 月曜日から4日間の期末考査に突入する。

 あっと言う間の、、、ということはなく、なんだか長く感じる1学期であった。

 新しいクラスを軌道に乗せなくてはならないという重圧もあった。

 (これまでよりも、クラス運営や授業に手間がかかる、というのは全国のセンセイがうなづいてくれるところだと思う。)

 英語の授業は1クラス当たりちょうど50回。

 牧歌的な時代は終わったんだ、という主張が染みいるこの頃である。

 写真は、新大久保〈一六八〉の餅と青菜炒め(?)。

 朝鮮料理にあるトックという餅がうまい。中国でも東北地方出身の料理人さんらしいから、こういうものが入るのだろう。

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出張。

Ca3g05760001_2   サッカーの日本代表がエイミレーツ航空で帰ってきた。なぜ、エミレーツ?

 まあ、それはそれとして、選手たちにはもう少し残ってこの後の試合を観戦してもらいたかった。

 オリンピックだと、閉会式まで残る選手はいるし、他競技の観戦をするようだし。

 せっかくがんばった選手と裏方のみなさんには上位の試合を見せてあげたかったし、そういう現場の空気を体験しておくのは今後につながると思う。

 全体で帰国して、記者会見でお行儀のいい受け答えをするのは後回していいんじゃないかなあ。

 と、ある人に話す。

 すると、選手たちは「出張」だから仕事が済んだらすぐに帰らなくてはならないんじゃないか、

 という答えを得た。

 そうか。 

 しばらく逐電、というわけにはいかないわけだ。

 写真は、近所の沖縄ソバ店〈めーばる製麺〉のもの。ふふふ。パパパ。

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炭酸水。77。

Ca3g0580 7月だ!

 〈日々のクオリア〉。はようやく半年分を終了。

 なんとかこのペースを保ちたい。

 ワールドカップ騒動に加わって楽しい日々。

 日本戦なんてこのごろはあまり見なかったのに。

 攻撃で時間を消化しつつ、守りに守るというスタイルは成功したけれど、決定力不足、というのは変わらなかったということかなあ。

 他の試合も含めて、あんなにすごいものが大量に無料で(民放の場合)提供される?のはすごいこと。

 その対価は、誰かがどこかで支払っているはず。どうなっちゃっているのか?

  (そのために、試合前にエンエンと特番を組んでCMを確保しているのだろうなあ。)

 写真は、新井薬師前〈RYOMA〉の Sio トマトラーメン(チーズ入り)。

 最後に白米をもらってリゾット風にして食べる。それもうまい。

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