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二の次。

Ca3g0273_3   9月の文化祭のクラス展示(出し物)を決めなくてはならない。

 中1と中2がクラス参加。大きいところは高校生が運営する。

 何をやるかとかその場が成功するかしないかはどうでもいい、と思っている。

 わざわざ学校の時間(とお金)を使ってやる意義とは、40人もいるクラスがワイワイガヤガヤとやりながら、何もないところから意見をまとめて、なんとか形にしてゆく過程を学ぶことだろう。

 当日の運営は二の次で、それまでの議論とか役割分担の人間関係を学ぶことが目標ではないか。

 だから、担任として、なるべく黙っている。

 今日、「道徳」の時間での議論を見ていると、なかなかおもしろい。人間が出る。

 まとめ役を買って出てくれるスバラシイ生徒もいれば、ブスっとしているだけの生徒もいる。

 挙手して立ち上がって本筋から意見を言う生徒もいれば、外野から混ぜっ返す意見ばかり言う生徒もいる。

 討論に参加せず本を読み始めるヤツは***する。

 写真は、新大久保〈ソムオー〉のフォー。浮かんでいるのは、カマボコみたいなもの。ヌクマムの味がいい。

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基督とモーツァルト。50。

Ca3g0318 〈日々のクオリア〉。

 ついに50回、まだまだ三分のイチ。

 昨日の遠足のバス車内、往きは、係の生徒が考えたクイズ。

 教員の身長体重を問うくだらないものから、教員の過去のクラブ活動などを問う、話の広がりそうなものまで。

 次の4つの中でオーマツ先生の短歌はどれでしょう、という問題を作ってくれた生徒もいた。

 (残りの3つは俵万智さんのものだったような気がする。聞きそびれた。)

 復りは、カラオケ。

 エコーズの「ZOO」(国語の授業で扱ったらしい)やら「地上の星」やら、ポルノグラフィティやら、オレンジレンジやらアニメソングやら。

 村下孝蔵の「初恋」とか、???の「異国の丘」とか歌いだす生徒もいて、ウケル。

 写真は、グリーン牧場で見た、生後5日目の子牛。

 ホルスタインが多い牧場だったけど、これはジャージーですね。

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伊香保。

Ca3g0316_2  遠足。

 群馬県の伊香保グリーン牧場へ。

 日程の決定が遅く、遠いところになってしまった。午前中は雨。

 学校発8時、現地着10時40分。

 探し物ゲームを少しやったあと、バーベキュー。

 もやし・キャベツ・牛肉・ご飯・味噌汁。シンプル。

 キャベツが少なかったのは気のせいか。牧場内で作ったというバニラアイスも出た。

 その後自由時間。

 ヒツジのいる柵の中に入って触れ合ったり、乳牛の小屋を見たりする。

Ca3g0324  持参したサッカーボールなどで遊び回る生徒もいれば、さらにアイスクリームを買って食べている生徒もいる。

 20分くらいのシープドッグショウがよかった。

 ばらばらにいる50?頭くらいの羊を牧羊犬を使って集める。ニュージーランド人の(英語が超なまっている)お兄さんが犬笛を使って。

 4頭の羊を牧羊犬が吠えずに小さな柵の中に入れたりするショウ(芸か?)もあった。

 いい場所だった。個人的にも、伊香保温泉とセットでもう一度行きたい。

 現地発2時半すぎ、5時20分ごろ新宿西口で解散。

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一分と決めて。49。

Ca3g0292   〈日々のクオリア〉。

 写真は、新大久保のネパール居酒屋(ネパリカザガル?)「モモ」のランチセット。

 右から羊肉カレー(骨付きでおいしかった)、アチャル(ヨーグルトみたいなドレッシングみたいな漬物)、タルカリ(野菜カレー?)と、左が豆のカレーのようなスープのようなもの。

 注文を受けて、シェフが味を調整して、味見までして提供。

 どれも美味。

 かつて、ウイスコンシンにいたとき、数か月間、ネパール人と一つ部屋を共有(ルームメートという)していた。

 国連の外交官の息子で、父はニューヨークに、母はイタリアにいた。インドの全寮制の学校で教育を受けたから、ネパールのことはよくわからないと言っていた。

 とってもいいヤツだったなあ。

 と思い出を語るとオジサンである。

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ユリの花。

Ca3g0309  昨日のような短歌の仕事であると、いろいろな人とお会いできてうれしい。

 アーサー・ビナードさんともお話しできた。

 氏はミシガン州出身。詩だけでなく。エッセイもすごくおもしろいし、私の興味とも近い。

 『出世ミミズ』にある、自転車散歩のおりに偶然に宮英子さん宅を訪れた話を思い出してした。

 〈朝美納豆〉のお名刺もいただく。

 放送中もなんどもダジャレを言われていて、これは宮さんとも雰囲気があったのだろうとわかった。

 島田修三氏からもトイメンに座って一対一でゲキレイを受ける。

 これまではご挨拶程度だったが、私の歌集もお読みくださっていて、痛いところをご批評いただく。すごい人はすごいのだ。私ももっとがんばらなくてはと思う。

 写真は、渋谷〈麗郷〉のユリの花炒め。まだ咲いていないけれど、花は花。初めて食べた。いい食感。

 オーマツさん、写真とらないんですか?と気にしてくださる方がいらしてうれしい。乗せられて撮る。

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短歌日和。

Ca3g03110001  朝、NHK西口集合。

 自動改札機らしきものが設置されている。(今年の4月以降らしい。)

 セキュリティーが厳しいのは、どこも同じ。

 スイカ(イコカ?)のようなICカードを渡されて、ピッとやって入場。

 さらに、シール式のIDの付ける。(→)

 化粧は無し。

 すぐに、スタジオのパソコンに向かって選歌開始。

 影武者的な下選かと思っていたら、第一次選考として画面でも(にこやかに)紹介される。6人に均等に割り振られた歌をよく読み、選歌。

 いい歌が(意外に)多くて、楽しい作業だった。

 私が落とすと、2次の選者に回らないわけだから責任重大である。

 PC、ケイタイはもちろん、ファックスやはがきでも投稿もそのままパソコン画面に映される。

 横のものは縦にし、詳しい住所を削除したり、成形作業もやる。応募総数4760通とのこと。

 ふだんと違い、パソコン画面上の5行分かち書きの歌をクリックしながら選歌するというのがおもしろかった。将来的にはこういうシステムになるのかもしれない。さすがNHK。先を行っている。

 番組後半はスタジオで生のやり取りを見ながら過ごす。

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虹を消すやうなる右手。48。

Ca3g0287  〈日々のクオリア〉。

 暑かったり寒かったり。

 学校のよく通るところ(屋外)に温度計と湿度計が付いた。

 通るたびに、見るのが楽しみ。

 ただし、校舎内はさまざまな場所があって、北側と南側では日照がかなり違うし、室温も違う。

 階によっても違う。

 数字に騙されてはいけないと思いつつ、騙されている。

 写真は、〈一六八〉の「メバルの葱油かけ」とかなんとかいうもの。

 ちょっと味付けがしつこすぎたような気がする。

 塩焼とか、煮つけに慣れているから、舌が驚いたのか。

 おいしいことはわかった。 

 

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宇和島。

2010_0404_144547cimg1177_2 昨日の午後というか夕刻、渋谷のNHKへ。

 3学期のような冷たい雨。

 渋谷もずいぶんと店舗が変わる。

 センター街果てにあった、以前好きだった、「宇和島」という日本料理店がなくなっていた。悲。

 「ニッポン全国短歌日和」の打ち合わせ。

 メールはもちろん、ファックス投稿も、メール投稿もコンピューター画面で選ぶ。

 ワタシも予選選者の一人として、作業風景を映されるそうだ。

 なかなかいい歌もある。2次選者に選ばれなくても、今回のベスト100として発表される。

 ぜひ、ご応募ください。私も血眼になるかならないかは別として、いい歌をこぼさないようにしたいと思っています。

 写真は、ソウルのインサドン(仁寺洞)で見た、韓国パッチワーク。ちょっと高くて買わなかったけれど、こういうパターンは大好き。

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風花の散るとき。47。

Ca3g0276  〈日々のクオリア〉。

 学年が改まって、心地よい緊張感の中で授業もホームルームも進んでいる(ような気がする)。

 英語の教科書は、文化的事象と文法項目をむりやり絡めて提示してある。

 読み物というほどの深みもない。

 レッスン4は、ハロウィーンが題材。

 パンプキンパイを作ったり、アップルボビング(盥にリンゴを浮かべて、手を使わず口だけで取る遊び)などがネタになっている。

 (それもなぜか、韓国人の友人が訪ねてくる設定だ。彼らは韓国人としての特性を発揮しはしない。)

 アップルボビング(apple bobbing, bobbing apples)というのを知らなかった。そんなこと教えてどうするのかとも思う。

 もっとしっかりと文法項目を定着させるべきなのに、子供の遊びみたいになっている。だから、別教材を作らざるをえなくて、仕事が増えるのだ。

 ハロウィーンは、11月1日の万聖節の前の日のイベント。半年ほど早回しにずれているわけだ。

 写真は、西武新宿線の線路沿いのスオウ。(少し以前。)

 この色がとても好きである。

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完売。

Ca3g0304 昨日の午後は、学校を早く退かせてもらい、新宿で用事。

 その後、東京ドームへ駆け込む。

 楽天イーグルス主催の千葉ロッテ戦。

 4時過ぎに入場しようとした知人から、自由席が完売だと連絡が入る。

 楽天グループが、お客様感謝デーのような感じで、タダ券をばらまいていたらしい。

 私は水曜日にチケットを買っていたので問題なし。

 その友人たちは、指定席のチケットを持ちつつ私に合わせて自由席で観戦してくれた。感謝。

 じっさいは、自由席は空席があった。4万人以上入ったようだ。

Ca3g0297 でも、座席数以上のチケットを出すことはできない。(消防法かな?)チケットがあるのに来ない人がかなりいたということだ。

 土曜日まで16勝5敗であったチームが、日曜日とこの日で連敗。

 今年のロッテは、打順固定で絶好調。西村監督だけでなく、金森打撃コーチ、西本投手コーチという実績のある渋い脇役を得られたのもいいのだろう。

 千葉ロッテも東京ドームとか神宮で主催して欲しいのだけど。ぜんぶ幕張なんですよねえ。

 写真上は、左翼手のオーマツ選手を中央に。

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白抜きの文字のごとあれ。46。

Ca3g0242  〈日々のクオリア〉。

 忘れてはならない歌人。

 今日で、新学期が始まって今日で9回目の登校日。

 少しづづクラスの雰囲気が和んでゆく。毎年繰り返される貴重な空気感。

 きのう会ったばかりの生徒たちが、5年も知り合いだったような顔をしてつきあっている。

 学年が上がってゆくと、クラス替えをしてももともとの知り合いの比率が高いから、新学期の緊張感も薄い。

 この、中2の最初の数日は、人生で2度とない。

 そこに立ち会えるのはうれしいことだ。

 写真は、ソウル・ミョンドン(明洞)(テポドンのドンである)の〈シンソン(神仙?)・ソルロンタン〉という店のソルロンタン。

 ファストフード的でありながら、しっかりうまい。白米をスープの中に入れつつ食べる。

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変わった。

Photo_2  「棧橋」102号が来た。

 この号から、小島ゆかりさんが編集人。桑原正紀さんが発行人に変わった。

 表紙のデザインも変わった。

 これまで通り、近藤浩子さんの作品。近藤さんは影山浩子の名前で押し花作家もされている。

 もっと黄緑色の淡くて鮮やかな色彩なのだが、スキャンがうまくいかない。すいません。

 題詠の前に、柏崎驍二さんの小論「宮柊二『春は、また春のあけぼの』について」があったりして、じわりと小島カラーが出ていると思う。

 とはいっても、高野さんも奥村さんもいる。

 じわじわと変わるところが、いかにも「コスモス」っぽくていいのだ。

 なお、ご購読希望の方は随時受け付けております。

 4号分送料込で4000円。とりあえず、この号だけ、という方は相談に乗ります。ご連絡ください。

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白き犬。

2_2 ある方が、今日の東京新聞に載ってるよ、と記事の画像を送ってくださった。

 ありがとうございます。

 もちろん、岡井さんの的確な批評にも感謝である。

 謎めいていながら、意味を回収できる歌はなかなか難しい。

 こういう情報は、これまでだと、自分で新聞を買いに行くか、切り抜いて郵便で送ってもらうかしかなかった。

 改めてインターネットの便利さを思う。

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人間の壊れ方にも。45。

Ca3g0252  〈日々のクオリア〉。

 新学期が始まっている。

 生徒からすると、新監督を得た感じだろうか?

 新監督といえば、わが千葉ロッテマリーンズは快進撃。

 コネチカット出身のバレンタインから、宮崎出身の西村徳文になった。

 世間的には地味であるし、実際に地味な西村さん。

 でも、個人的には、現役時代に(神様的な村田兆治は除いて)、一番好きだった選手。

 その彼が監督になっているので、ひやひやしている。成績はどうあれ、1年でもプロ野球の監督をやれるのはすごいことなのだ。

 写真は、ソウルで見かけた、キムテギュン(金泰均)の記事。

 日本人でいえば、松井とかイチローに当たるだろう。

 初ホームランを打ったときの記事。現地の一面になっている。

 日本で彼を見られるということは、韓国のファンから奪ってしまったということでもある。申し訳ない。

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ニッポン全国短歌日和。

Ca3g0265  4月25日(日)。

 NHK・BS-2で「ニッポン全国短歌日和」が放送される。

 投稿を事前に受け付けて、当日に選者が選ぶというスタイル。

 その下選(したせん)を担当することになっている。

 投稿が膨大な数に上ることが予想されるため、6人の選者に作品を渡す前に、そういう人がいるのだ。

 こういうシステムについては公表してかまわない、とNHKに言われたので、ここに書く。

 それよりも、NHKとしては、一人で多くの方からの投稿を期待しているということらしい。

 これまで短歌をお作りになったことにない方も、どうかこの機会に一首でもご投稿いただければうれしく思います。よろしくお願いします。

 選者には、小島ゆかりさんもいる。アーサー・ビナードさんにお会いできる?のも楽しみ。

 写真は、中野〈コパン〉の、アサリとバジルソーススパゲティ。こういう手もあるか。

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〈燃えるゴミの〉。44。

Ca3g0248  〈日々のクオリア〉。

  写真は、「青受亭(チョンスジョン)」の、韓定食。

 ソウルのサムチョンドン(三清洞)にあった店。

 現地では、何かわからなかった(聞いてもどうせわからないし)が、日本語のホームページで詳解されているを見て驚く。

 小皿に分けて出されるところがなんともいい。

 マッコリ・イッソヨ?(マッコリありますか?)

 Ca3g0247_2と聞いて「イッソヨ。」と返事が来たけれど、出てきたのは、プラスチクボトル入りのものでちょっと興ざめ。

 周りは女性客が多く、飲んでいる人はいなかったなあ。

 ソウルでは、東京にいるときよりもベジタリアンであった。

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遠いなあ。

Ca3g0270 4月号が出ているのに恐縮なのだが、「短歌」(中部短歌会)の3月号の話。

 菊池裕さんの時評がよかった。

 黒瀬珂瀾『空庭』の批評会に触れている。

 所用で欠席した会。

 詩人で社会学者という水無田気流氏のパネルの発言を否定的に見ている。

 30分も発言しつづけた(やっぱり非常識でしょう)のに、掲出歌に触れなかったそうだし、途中から詩人の意見なのか社会学者の意見なのか分からなくなり「なにやらもどかしい」状態だったという。

 そして、「ああ詩人は、随分と短歌から遠いなあというのが率直な感想。」と言う。

 この一言、私がいつも感じているところだ。

 先日も、野口あや子さんの歌集の批評会で2名の詩人の発言を聞いたが、ちょっと違うなあ、言い換えれば「遠いなあ」という感想だった。

 菊池さんの「固有名詞は、意匠に過ぎない。にもかかわらず、その表層に引きずられた散文的な読み方は残念でならない。」

という記述も、私がときおり思うことだ。

 ただし、これは、歌人でもそういうことばかり言う人が多いから、詩人か歌人かの問題でもない。それに、詩人だって、ちゃんと歌を読める人はいるに違いない。

 とはいえ、短歌作品を歌人以外の人にオープンに論じてもらうことと、短歌の核を理解して論じてもらうことは別のようだ。

 時評はそのあと、永井祐さん、荻原裕幸さんの発言をひきながら歌人同士の歌の判断基準に触れている。歌人の言うことは(意見は違っても)よくわかる。

 写真は、新大久保〈トンマッコル〉の「チーズタッカルビ石焼きビビンバ」。

 鶏肉とジャガイモとサツマイモとトッポギなどに、たっぷりとチーズがかかっていて、極上の味わいであった。

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バゲットの。43。

Ca3g0255  〈日々のクオリア〉。

 パンの歌人でもある杉崎さん。

 『パン屋のパンセ』はいろんな角度から読める歌集だけれど、パンの歌の多さも特徴的。

 バゲットの他にも、

・気が付かないほどの悲しみある日にはクロワッサンの空気をたべる

 小池光さんの、

・父十三回忌の膳に箸もちてわれはくふ蓮根及び蓮根の穴を

に匹敵する秀歌である。

・こんがりと夕焼けベーカリーが焼きあげしクロワッサンをひとつください

・空洞(うろ)のないクロワッサンを売っているパン屋ありませんかパン屋ありますか

 もある。どれもいい。

 写真は、先日、ソウルのイテウォン(梨泰院)で食べた、アワビのお粥(チョンボッチュク)と、もろもろのおかず。

 「海川」というお店。ヘチョンと読む。日式(イルシク)とあったけど、ちょっと違うような。

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『パン屋のパンセ』。

Photo_3  杉崎恒夫さんの『パン屋のパンセ』(六花書林)が出た。

 杉崎さんは昨年4月に90歳で他界された。

 「かばん」が力を合わせて遺歌集を出してくれたのだ。すごくうれしい。

 書評の必要から、ゲラで読んだのだが、とてもすばらしい歌集に編まれていた。

 「杉崎作品を読むと、生きていて良かったなあという気持ちになる。」

 と書き始めた。

 ほんとうに、短歌の呼吸をよく心得られた作者で、ご本人の謙虚な目線が歌にそのまま映されている。

 あらゆるものに命を感じ、たましいを感じ、ごくごく自然に言葉に移し替えてゆく。

 そのなかに、見立ての巧みさやモチーフの豊かさがから変幻自在な歌が出る。でも、しっかりとモノがあるから、よくわかる。

・卵立てと卵の息があっているしあわせってそんなものかもしれない

・散髪をおえてみなみにふかれゆく生きていることは皮膚からわかる

・晴れ上がる銀河宇宙のさびしさはたましいを掛けておく釘がない

・新しい夏靴下を掌にのせる死んだカナリア一羽のおもさ

・さみしくて見にきたひとの気持など海はしつこく尋ねはしない

・止まりたいところで止まるオルゴールそんなさよならを言えたらいいのに

 などの歌を引いた。

 ぜひぜひ、お読みいただきたい。現代短歌の豊潤な世界を感じていただけると思う。

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九州6。

Ca3g0225 4日目。(これで終わりです。)

 指宿から海沿いを喜入(きいれ)まで北上し、左折。

 知覧へ。武家屋敷群を見る。

 高校の修旅では、ちょっと(というかだいぶ)右寄りの国語教員がいて、特攻平和会館には行った。

 ので、今回は、パス。

 その後、旅行のメインの一つ、桜島へ上陸。

 鹿児島市内のターミナルからフェリーに乗る。4人で片道2,000円。

Ca3g0231 ふだん写真を撮らない同行の男性も携帯で写真を撮っていて驚く。

 着いた港から湯の平展望台を経て、島内をほぼ一周する。

 滞在中にも何度も小さな爆発があって白煙が見えたし、島の東側に回ると降灰で自動車のウインドウが曇るくらいだった。

 上の写真の右上の白い部分がそれである。

 桜島はかつて本当のアイランドであって、大正時代の噴火で今のように陸地とつながったと聞いた。

 鹿児島市内の交通がけっこう混雑していて、空港に着いたのは出発の30分前くらい。ちょっと焦った。ツケアゲ(さつまあげ)とビールと焼酎を買って無事離陸。

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やれやれ、と僕は。42。

Ca3g0152  〈日々のクオリア〉へ。

 写真は、近くの〈メリメロ〉の「仔羊背肉とゴロゴロポテトのロースト タイムソース」。

 ふだん家ではラムは食べないから、外食のときにすすんで食べる。

 あの香りがとても好きである。

 なんでも匂いの強いものが好きなのだ。

 パクチー(香菜、コリアンダー)とか。

 ただし、ミツバと春菊とセロリは苦手。

 嫌いと言わないで、苦手と言った方がいい、とある人から教わった。

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九州5。

Ca3g0214 (daradaraと旅の日記はつづきゆく。) 

 指宿のホテルは、1月に、サッカー日本代表が1週間のキャンプを行ったところだった。

 広大な敷地に、芝生のサッカー練習場が3つある。1つはフルサイズのグラウンド。

 それはそれはきれいな芝生。入れなかったけれど、スタンドから見るのとはちがう輝きを見た。

 ちなみに、2002年のワールドカップのときに、フランス代表がキャンプを張ったところでもあった。

 なぜキャンプは「張る」のか? こういうコロケイションは英語では大切であるけれど、日本Ca3g0217語で書くとかえって陳腐である。

 指宿といえば、かつてのロッテ・オリオンズが、毎年キャンプをしていたところ。

 ファンブックの裏表紙に指宿ロイヤルホテルの広告が載っていて、イブスキという難読地名がインプットされたのだった。

 この夜は、連日の和食に飽きて、ホテルの中華料理。

 日本代表も食べたという。

 写真上は、前日に見た開聞岳。花瀬望比公園というとこから。「比」とはフィリピン。胸が痛む。

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ひとりごとつぶやきながら。41。

Ca3g01920001  〈日々のクオリア〉へ。

 岡部さんは、一度だけお見かけしたことがある。迢空賞の授賞式でだった。車椅子であられた。

 ああ、ナマ岡部だな、と思って角川の人にいっしょの写真をとっていただいたのだけれど、もらえないままに過ぎてしまった。ざつざざざんざ。

 やはり、写真は自分のカメラで撮らないといけませんね。

 人吉の案内所に飾ってあった絵。(→)

 こういう、デパートの包装紙のようなパターンがけっこう好き。

 昨日が新年度の職員会議。今日が入学式。明日が始業式。あさってから授業開始で午後はイキナリ保護者会。

 とつづく。

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九州4。

Ca3g0209  3日目は、鹿児島市内から一気に坊津へ。

 薩摩半島の南の西の端あたりの海辺。

 鹿児島の右側に垂れている?のが大隅半島、左側が薩摩半島ですね。念のため。

 同行者の希望で、「鑑真記念館」に行く。彼は関東に住みながら、毎週、鹿児島県の新聞の仕事もしている。

 鑑真は、753年にこのあたりにたどりついた。

 漂着ではなく、屋久島経由で、秋目(あきめ)という、当時栄えていた港に着いたのだ。

 小さいけれど、鑑真のことがよくわかる記念館。唐招提寺の分院みたいな感じもある。

 主要観光地を巡る旅もいいが、こういうとんでもないところに、なにかの縁で来るのもおもしろい。

Ca3g0211 自分の意志では来ないところに導かれて来るのは貴重であるのだ。

 その後、東へ走り、枕崎へ。来てみたかった場所。

 いわゆる、本州最南端の始発・終着駅。

 JRには少し南にも駅があるし、沖縄にも駅はある、ということか。

 駅舎はなく、電車も一日6本しか出発しないし到着もしないようだ。

 6本しか、と言うべきか、この時代に電車が残っているのがすごいというべきか。

 保線や点検を含めて、黒字だとは思えない。

 東へ走り出すと、枕崎空港というのがある。定期便はない空港らしい。

 開聞岳、池田湖などを見ながら、指宿着。

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月させば梅樹は黒き。40。

Ca3g0213  〈日々のクオリア〉もどうぞ。

 写真は、枕崎駅の入り口?

 駅舎はなくなってしまい、ホームが一本あるだけ。もちろん駅員はいないし、改札もない。

 電車には、バスのように回数券を発行する機械がついていた。

 ホームに進むべき道は、この細い細い道しかない。

 最もわかりやすい表示である。

 漢字で書くよりもゆったりしていていい。

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九州3。

Ca3g0201  人吉では、ひな人形のお寺「専徳寺」や青井阿蘇神社を見学。

 (こちらでは、ひな人形を3月中は飾っているようだ。)

 都内で生まれ育ったので、地方の小都市になんとなく憧れる。

 1年くらいぼちぼち仕事をしながらこういう小さな町で暮らせたらいいかなと思う。

 まあ、無理ですね。こらえ性がないから。

 その後、鹿児島市内へ。九州自動車道をどんどん南下。

 「篤姫」の撮影もしたという仙厳園を経由して、以前からの来たかった宿へ。

 露天温泉から桜島が一望できる、城山の上のホテル。

 (翌朝には雲が晴れて、念願かなう。)

 やはり、旅の一部は宿、宿の一部は温泉である。

 Ca3g0200夕食は天文館の〈吾愛人(わかな)〉というお店へ。

 ホテルのフロント係のお薦め。

 巨大な居酒屋で、料理の出も速い。

 写真はきびなご。他にも、カツオたたき、地鶏の溶岩焼き、屋久島の首折れサバの刺身など。

 焼酎は、〈桜島〉という銘柄。都内で見たことはないが、こっちのスーパーにはあった。

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『雪月の家』。

Photo  田宮朋子さんの第3歌集『雪月の家』(角川書店)を読む。

 (装画は、本業はカリグラファーのひがしはまねさん。)

 田宮さんは、1950年のお生まれ、長岡市在住。「コスモス」の先輩である。

 どの歌も厚みがあって揺るぎがない。これぞ、真っ当な「短歌」でアリマスという感じ。

 一首一首がしっかりと完結している。

 ただ、逆にいえば、少々重たい感じもある。デジカメでいうところの画素数が多い感じかもしれない。

 言葉ががっちりしていて他人が入り込めないというか、どれもきちんと表現してあって閉じられ過ぎているというか。

 それが特徴であるのだから、それを良しとしてじっくり読むべきなのだろう。

 いいと思ったのは、

・家きしみものの割れゆく音の中かすかに鈴(りん)の悲鳴がまじる

 これは、2004年の中越地震のおりの作品。

・草生津(くさうづ)は臭水(くさうづ)にして燃ゆる水すなはち石油出でにしといふ

 これは、新潟という地域を表している。

・音絶ゆる冬の真夜中うつしよのどの鏡にも映らぬ父よ

・もの思ふ心のなかの薄霧が濃霧とあんりて眠りに入りぬ

・遠山のごとく見えしがあるときは土塀の影のごとく死はあり

などだ。

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教室を飛び出したT。39。

Ca3g0223  〈日々のクオリア〉は、あの教員歌人の歌。

 写真は、「げたんは」(右)と、「あくまき」(左)。

 げたんは(下駄の歯)は、小麦粉と黒砂糖でできた駄菓子。

 甘みもちょうどよかった。

 あくまき(灰汁餅?)は、もち米でできたわらび餅のようなもの。

 食感よく、黄な粉とも合っていた。

 お茶は、知覧茶。

 こういうところで出るお茶じゃないくらいのおいしさだった。

 知覧の武家屋敷群の「知覧型二ツ家民家」で休憩したときのもの。 

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『さくら』。

1402x2000_2   小島ゆかりさんの『さくら』(砂子屋書房)。

 もう第10歌集になるんだ。

 この時期の小島さんの苦しみがじんわりと出ている歌集。

 歌業の中では地味な一冊になるだろうけれど、避けて通れないところを、真っ向から挑んだという感じである。

 470首もあるのに、短編のような印象。

 叔父さんの死、老いてゆく両親(認知症で介護の必要なお父様)の歌など、内容はひたすら辛い。

 そこをなんとかがんばって、いつもの変身譚、浮遊譚を交えて、前を向こう上を向こうとしている。

 そこに、いまこの瞬間を生かされていることの尊さを思わせてくれる。

 帯にも(田村さんが?)書いている通り、「生きることのこの不思議ななつかしさは何だろう。」と思うのだ。

 何首か挙げる。

・亡き叔父を探すならねど図鑑には肩幅ひろき鍬形虫をり

・ドルフィンキックで前をよこぎる子の脚ははるかなるあの胎の蹴り足

・蝉のこゑほかにもなにか夏ごとに遠くなりつつしろき坂道

・赤ままにミヤマアカネの来て止まるこんなやさしい出来事がある

・一人子のわれのかなしい幸福は認知症の父を一人占めする

・せつぱつまつたわたしの斜め上空にしづかにわらふわたしが浮かぶ

・あるいはなにか知つてゐるのか冬晴れにすれちがふどの犬も舌出す

 そんな中でも、次のような歌があって救われるのだ。

・どうだこの麻婆豆腐のおいしさは誰ももどらぬ夜にかぎつて

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むらぎものいかなる闇に。38。

Ca3g0205  〈日々のクオリア〉。

 写真は、枕崎駅前ロータリーの〈一福〉の「かつお定食(梅)」。

 駅前と言っても、駅舎はなくて、大きな薬局兼コンビニがある、バスターミナルという印象。

 こちらのカツオにはどこでもたっぷりとタマネギがかかっている。

 まんなかにあるのが「かつお味噌」。鰹節とカツオの身と味噌が和えてあってうまい。

 カツオの酢の物もあった。

 枕崎市のホームページには「太陽とカツオのまち枕崎」とある。

 鰹節の町だと思っていたけど。

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