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『RERA』。

Rera  松木秀さんの第2歌集『RERA』(六花書林が届く。

 第一歌集についで、とにかくとにかくおもしろい歌集。

 従来の「短歌」が触れてこなかった部分、あるいは思いついても言わないできた卑俗な発想を丁寧に掬っている。

 俗っぽさを照れないというか、圧倒的な脱力感というか。なにものも恐れないというか。自分に忠実というか。

 どれも言葉がしっかりしているから、一行の詩として成立しているのだ。

 ただ、屁理屈や揚げ足取りや舌足らずの部分も多い。

 深夜ラジオ放送や週刊誌の投稿欄に見られるような呟きとも紙一重である。玉石混淆なのだ。

 歌としての伸びやかさを切り捨てて、「寸鉄人を刺す」ことを目指した歌群とも言える。

 プチ本歌取りのようなものや、小池光×藤原龍一郎的な部分もあるが、まぎれもなく松木さんだけのワールドを形成している。

 結果的に、テーマとしては、一個人の生と命を思い、無名の弱者からの露悪的な視点を恐れず、社会の詐欺的な横暴を言葉で暴くという面が浮き出てくるようだ。

 一読した感想に過ぎず、もっと深いはずだが、ただ面白がるのもそれでいい。

・アリコジャパンの新商品が売り出されてごろに生きててごろに死ねる

・生きててもいいことないしと言う奴はいいことのために生きているのか

・いまここを懐かしがってみたいからブランコの写真は白黒で撮る

・自爆テロの死者を数える 自爆せし当人は含まれるや否や

・予想したことがそのまま書いてある五月三日の朝日新聞

・郊外のショッピングモールに近づけば満州国に来た心地する

 とにかく一読をお薦めしたい。六花書林ホームページから、2100円。送料無料。

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わたなかを。37。

Ca3g0195  〈日々のクオリア〉へ。

 島田修二さんには、一度だけお目にかかったことがある。

 直接お会いするというのは言葉にできない何かを伝えてもらえることだ、とそのとき思ったのだった。

 角川「短歌」4月号の特集は、「短歌の世界を広げるこの31冊」というタイトル。

 入門書8冊担当のワタシは、意識してやさしく書いたつもり。前置き2ページも書いた。

 待てよ、依頼状では32冊になっていたぞ、と思って読むと、佐佐木幸綱さんの『作歌の現場』が2か所に出ている。

 杉岡編集長が後記で触れている。事前調整が間に合わなかったんだなとわかっておもしろい。

 写真は、人吉(ヒトヨシです。念のため。)の「高菜ビビンバ」。

 いいコラボレイションであった。

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毎日新聞。

 先週の「毎日新聞」に載せていただいた作品。

 仕上がりがいいとは思えなかったのだが、「コスモス」の人たちから、なぜか褒められた。厚顔にも転載しておく。

 どんな作品でも手放しで、(すこしめちゃくちゃに)いいと言ってもらえるのはうれしい。

 山田航さんの「トナカイ語研究日誌」にも、取り上げていただいていた。いまさら気づく。ありがとうございます。

Photo_3

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九州2。

Ca3g0186_2 2日目。

 熊本市内の江津湖(えづこ)に寄る。

 ここは、歌人の方なら、お聞きになったことがあるかもしれない。

 地元の安永蕗子さんや石田比呂志さんの歌に登場する湖。

・稚(わか)ければ葭(よし)、闌(た)けゆけば葦(あし)と呼ぶ声みづみづと江津になびくも 

 これは、安永さんの歌(『褐色界』)。

Ca3g01930001  その後、悪天候のため、(前日の教訓に習い)霧島にゆくのはあきらめて、同行者の希望により、人吉へ。

 まあ、すすんで人吉に来ることになろうとは思わなかった。

 球磨焼酎で有名なところ。かつてはお世話になったお酒。今は米よりも芋や麦や黒糖に偏っていて、ごぶさたであるが。

 飲んでいたのは、「球磨焼酎」というブランド名の球磨焼酎だった。すごい名付けである。

 人吉は、「コスモス」の河北笑子さんや蓑田亨さんのご出身地だそうだ。

 (→)人吉駅で撮影。鏡文字だなあ。

 どこへ行っても、スザンヌの顔を見る。

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九州1。

Ca3g0176  熊本空港でスバル・レガシーを借りる。

 天気が悪かったが、とりあえず予定通り阿蘇山へ。

 麓のあたりの〈そば打ち道場〉で食事。

 必ずしも、西日本だからウドンばかりというわけでもないようだ。

 途中から霧が濃くなり、数メートル先しか見えない。同行者からは死後の世界のようだ、と感想を言う人もいる。

 中岳はあきらめ、火山博物館を見学。古臭い説明映画のナレーションが緒方拳だった。

 ここは、自分が高校生のときの修学旅行で来た場所だなあと思いだす。というか、来たという記憶はあるが来たときの記憶はない、というべきか。

Ca3g0180 雨の熊本城へ。天守閣もすごかったが、復元されたばかりの本丸御殿もすごかった。

 税金なのか寄付なのか、50億円以上もかかったという。熊本、やるなあ。

 夜は、地元の友人を交えて市内で食事。〈さくら〉というお店。

 当然、馬肉、などなど。

 すべてがとてもおいしいお店で、楽しい時間を過ごす。

 運転代行業の発祥の地が熊本だという話を聞く。

 ちなみに、熊本日日新聞の選者は小島ゆかりさんである。

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なつかし。

Ca3g0166  先日の、『一握の砂』を再読する会(という正式名称ではないけれど)、で、

・旅七日(なのか)/かへり来(き)ぬれば/わが窓の赤きインクの染(し)みもなつかし

という歌で少し話になった。

 最後の、「なつかし」(あるいは「染みもなつかし」)が必要かどうか。

 もちろんこの「なつかし」のダメ押しによって啄木的感傷的世俗的人気を獲得しているのだと認める。

 もし、三行目が、

 わが窓の赤きインクの染みもありたり

であれば、歌としては清潔であるし玄人好みではあるだろうけれど、短歌を読みなれない一般の人々(1910年当時の人々を含めて)には、不親切だったのではないかと思う。

 そういう、しつこさ・無遠慮の積み重ねが、啄木を100年後にまで残しているのだと思うと、ううむ、である。

 読書会のまえ、新宿・末広亭の前を通りかかると、いつもにない行列。円楽襲名披露があるからだろうか。とにかくすごい行列。

 写真は、新井薬師前の〈めーばる製麺〉の「あおさそば」。たっぷりと海苔(あおさ)が乗っている。これがソーキそばと同じ値段というのも驚き、どんだけアオサが貴重なんだろう。

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忙しからむ。35。

Ca3g0161_2  〈日々のクオリア〉。

 オトナの歌をどうぞ。

 すんなり、セワシカランと読んだ方は歌人であろうと思われる。

 写真は、おとといの台湾料理〈麗郷〉のつづき。

 ブロッコリをキノコを中心にした炒め物であるらしい。

 (見た目よりウマイです。)

 半ば幹事のようなものだったので、好きなものを適当に注文した。

 自分がいいと思うものでなくて、だれがいいと思ってくれるか、というのは短歌を抽出するときと同じ。

 宴会で写真を撮っていると、撮ってどうするんですかと聞かれることがある。

 周りのみなさんもオトナだから、このブログの存在を知っている人も黙ってニコニコしていてくれる。

 有効活用しますよとか、レコーディングダイエットです、なんて言っている。

 まあ、片っぱしから撮るわけにはいかないので、数枚。

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いちあく。

Photo_3  身内の読書会で、『一握の砂』を読む。

 なにをいまさらと思うが、そのいまさらが大事だと思っている。

 こういう(→)ものが本棚にあって助かる。

 小沢書店がなくなるときに、T野さんに言われて買い占めておいた(というほどでなく5冊くらい)もののうちの1冊。A短大生に買われていったはず。

 啄木はいつ読んでも新しい。(ルビ省略。)

・飴売りのチャルメラ聴けば/うしなひし/をさなき心ひろへるごとし

という歌(いい歌だなあ)の脚注には、チャルメラが説明してある。

 夜泣きそば屋なども吹いて歩いていたとか、ポルトガル語 charamela からのなまり、とある。

・雨後の月/ほどよく濡れし屋根瓦の/そのところどころ光るかなしさ

・三度ほど/汽車の窓よりながめたる町の名なども/したしかりけり

・汽車の旅/とある野中の停車場の/夏草の香のなつかしかりき

・白き蓮沼に咲くごとく/かなしみが/酔いのあひだにはつきりと浮く

など、しぶいところもある。 旅行詠のお手本であるなあ。

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ともかくも。34。

Ca3g0162  〈日々のクオリア〉。

 永井陽子さんを故人のカテゴリーに入れるのは変な感じがするけれど。

 写真は、新大久保〈麗郷(れいきょう)の酢豚。

 先日の、職場の会。

 どうでもいい刺身とか盛りの少ないなんやかやで高額な代金を取り、宴会は2時間制です、とか言っているデザイナー居酒屋は嫌である。

 店選びに関わったので、強引に〈麗郷〉にした。

 ここなら、何時間いても(結局4時間近くいた)かまわないし、料理はどれもも外れがない。

 12人を2つのテーブルに分けて、こういう大皿料理を分け合った。やっぱり中華は大人数がよいなあ。 

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初勝利。

Ca3g0164  きのう、わがマリーンズは、継投でなんとか今季の初勝利。

 オーマツ選手のソロホームランを含む全2打点の活躍。西村監督もこれですこしは落ち着くだろうか。

 アメリカに3年いた薮田も使えそう。

 というように、毎日書いてゆけば、ネタには困らないだろうなあ。

 「短歌研究」4月号が届く。

 特別作品として20首。力が入った。

 目次で、岡部桂一郎氏と並んで(隣ではないけど)いるのは、不思議でうれしい。

 直筆の題字を見ると、ひどいものだ。万年筆で書いたときにはそれほど悪くないとおもっていたのだが。無理をしないで活字にしてもらえばよかったと後悔しているところ。いや、練習すべきなのだ。

 写真は、高田馬場〈Boss〉の「タイ風つゆなし麺」(Mi Heng)。

 ナッツとか小エビとか蒲鉾とかいろいろなものが入っていて、複雑な味わいになっている。調味料もなんだか複雑。

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藪。

Ca3g01680001   昨日がプロ野球の開幕戦。

 わがマリーンズは西武ドームで。成瀬。おしかった。

 本来なら駆けつけるところだが、午後は「コスモス」編集会へ。

 昼の気温が20度くらい。

 吉祥寺から井の頭公園を通って30分くらい歩く。すごい人出。

 宮先生宅近くの藪にあったエゴノキが伐られていた。

 宮柊二が好きだったという藪。

 猫のヒタイともいうべき半端な土地だから、活用できなくて残っているのだろう。竹が生えているから土が崩れないのか?

 写真の下の方に切り株が見える。

 何のために伐られたのか不明だが、樹齢70年以上はあったらしい。ちょっとさびしい。

 今日の「毎日新聞」に5首掲載されているはず。実物は見ていないが。

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Welcome to JFK。33。

Ca3g0156   〈日々のクオリア〉。

 昨日の午後は学校で、あるワークショップがあった。

 いつのまにか、定着したような感じの、「ワークショップ」という不思議な言葉。

 「研修会」では堅苦しいから、カタカナにしたのだろう。でも、ちょっと違うかな。

 体を動かすというイメージがあるか?

 研修会だと、横長の机が並んでいる感じ?

 ワーカホリックとは違います。

 2人~4人組くらいでできる簡単なコミュニケーションゲームから、物語を聞き書きする本格的なアクティビティー(活動、っていうべきか)まで。来年度の中2がやる予定の活動。

 書いて説明すると長くなる。

 2時間40分。ああ。

 写真は、〈栄寿司〉の「三色丼」。まぐろ、いか、たまご、の三色ということ。味噌汁には甘エビの頭が4つも入っていた。ファミレスよりも、(中間搾取がないから?)安い。

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荷物。

Ca3g01540001_3  今日が終業式。

 校長のスピーチはむかしむかしの「天声人語」の引用。

 「一人前になるというのは、軽重ふたつの荷物があったら、重いほうを率先して担うことである。」

という内容など。なるほど。なかなかそうなれない。

 これから生徒は20日間の春休み。

 寝るときに、今日はそれなりに充実していたなあと思える毎日を送って欲しいと伝える。

 それは、よく休んだでも、100ページ読んだでも、1時間宿題をやったでもいい、と思う。思う存分ゲームをやったなあ、でも構わない。 

 そのあと、ロッカーの荷物を片付けさせ、下駄箱をカラにさせる。しつこく言っても通じない生徒が最後まで、居る。

 中1で担任した生徒は、過去2回の経験から言うと、ずっとなんとなく子供みたいな親しさがある。今後ともよろしく。

 とにかく、中1の1年間をなんとかクリアできた、と思う。

 写真は、某所にあった焼酎のボトル。NYPD(ニューヨークポリスディパートメント・NY市警)と書いたジャケットと同じようなものではないか。

 お上へのあこがれというものか。

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そしてまた歳月が過ぎ。32。

Ca3g0149  〈日々のクオリア〉へ。

 意味深な初二句。

 18日は勤務校の卒業式。

 午前が中学、午後が高校。

 午前の部に出る。

 卒業生280人余りの名前が読み上げられる。

 耳で聞いているだけだと、日本人の名前(姓名の名)は、どう書き表すのかわからない。

 ときどき入る、中国人(たぶん)や韓国人(たぶん)の名前がかっこいい。

 生徒の名前ひとつひとつに圧倒されて、疲れた。(そんなに真面目に聞かなくてもいいのだけど。いつのまにか気が入っていた。)

 学年主任の挨拶は、堅苦しくなく、話しかけるような感じで良かった。

 その後、中1は、百人一首大会の表彰。ウチのクラスは総合で7クラス中同点3位。個人戦3位が2人いたからだ。

 その後、教室でクラス解散パーティー。

 ジュースやスナック菓子でひと時を過ごす。

 写真は、〈メリメロ〉の、魚のポアレ。ウニのソースがおいしかった。

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税金。

Ca3g0160_2  先日、来年度の教科書の一部を配布した。

 このごろは、こんなこと(→)が書いてある。

 なかなかリアル。

 税金は「国民」だけが払っているわけではないけど。

(文部科学省のゴキゲンをとるためか、私の嫌いなカンマ、マルの併用が見られる。)

 これは理科の教科書。

 値段はもちろんついていない。

 だから、もし失くすと、専門の書店に買いに行かなくてはならない。今年も英語の教科書を買いに行かせた生徒が一人いる。

 ただし、すごい偶然なのだが、その「第一教科書」という書店は、勤務校から徒歩15分くらいの近さにある。

 きょう、慶応大学経済学部補欠合格(C)の知らせが届く。

 ふつうに合格するよりもなんだかうれしい。よかったよかった。

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葡萄色の。31。

Ca3g0148 〈日々のクオリア〉。 

 〈クオリア〉のある日は、なるべくブログの記述を少なくしようと考えていた。

 でも、だんだん長くなってきた。

 これでは、〈クオリア〉の方をお読みいただけないのではないか、と思う。

 みじかくみじかく。

 写真は、新井薬師前〈メリメロ〉の、和牛のトリッパとチョリソーの煮込み。

 ずしりと重いストウブ社製の鍋で出てきた。

 きつつき、きつつき。 

 

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まぐれ。

Ca3g0136  これも先週の土曜日のこと。

 国立大学(旧国立大学?)に合格した浪人生が何人か来る。

 わざわざ訪ねてきてくれるのはうれしい。

 大雑把に言って、そういう、教員ともふつうにコミュニケーションがとれる生徒が志望校に受かっている(ような気がする)。

 クラス内序列にとらわれないで現役の最後までがんばり通した生徒が合格している(ような気がする)。

 もちろん、なんでオマエが!という受かり方も落ち方もある。

 だが、まぐれで落ちることはあっても、まぐれで受かることはない。(名言ぽいかな?)

 ウチのクラスでいうと、慶応とか早稲田にぼろぼろ落ちていても、第一志望の国立大学に受かっている例が目立つ。

 どうなっちゃってるのかと思うけど、目標をちゃんと定めて集中力を発揮したということなのだろう。

 写真は、新井薬師前〈駅前食堂〉の「にんにくチャーハン」。食べ物にはやはり性別があるのだろう。これは完全に男のメシである。

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かるた会。

Ca3g0146_4   きのうは、答案返却日。

 各教科の答案をチェックし、訂正があれば申し出る。

 10時から、「かるた大会」@柔道場。

 各クラス〈個人戦〉代表2名、〈団体戦〉代表5名×2組、の12名が出場。

 家庭でやっていた者、小学校でやっていた者、中学になって初めてやる者、それぞれ盛り上がる。

 読み上げられる歌の優雅な内容と、ガサツな中学生の振る舞いがまったく合っていないのがおもしろい。

Ca3g0141_2 もし定家が見たらどんなことを言うだろか。

 まあ、詳しい歌意なんかとは離れて、呪文のように古歌の響きに熱中してくれればそれでいいのだ。

   教員のエキジビションマッチもある。

 私は過去の戦績から出場を禁じられる。(初句だけでとってしまうのは「ずるい」そうである。)

 この頃の、柔道場の畳は、競技場の周囲が青いのだ。

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「住民票一通三百円です。」 30。

Ca3g0134_3    〈日々のクオリア〉。

 ついに、30回。

 写真は、数日前の採点期間中に訪れた、新大久保〈モイセ〉の蔘鶏湯(サンゲタン)

 煮えたぎっていて写真ではなんだかわからない。が、ナツメがいくつも入っているのはわかる。

 (モイセは韓国語で「集まれ」という意味らしい。)

 おかずが5品つく。どれも野菜。辛くない程度のキムチとか青菜の胡麻和えとか。

 このごろは、店頭のメニューに「おかず○品つき」とか書かれている店が増えた。

Ca3g0133 韓国では、メインを頼むと、それに匹敵するくらいの量と質のおかずが出る(らしい)。

 でも、日本ではそのことがあまり知られていないから、明示することで付加価値?を強調しているのである。

 これはおかわり無料で、いくらでも出してくれる(らしい)。

 小心の私は2皿くらいひっそりとお願いする程度である。

 

 

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ぶれない。

 「短歌人」の宇田川寛之さんから言葉をいただいた。ありがとうございます。

 「歌壇」4月号。転載して感謝申し上げます。これからもがんばりましょう。

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砂に寝て。29。

Ca3g01290001  〈日々のクオリア〉へ。大磯の歌人。

 採点日はつづく。

 学校で採点。なんとか3クラス分を終えて、入力。

 基礎が大事だよーー、とよく言うものの、何がどう大事なのか具体的にわからない人のための例を考える。

 中1英語の初めの方はリスニング。

 「昨日は火曜日です。明日は何曜日ですか?」(もちろん英語で放送される)

 の答えは、Thursday である。

 ところが、せっかく「サーズデイ」だとわかっても、つづりが書けなければゼロ点である。

 教員側は、木曜日とわかれば Thursday と書けるだろうという期待のもとに試験を作っている。

 10か月前に習ったはずの単語をしっかりと覚えておかないと、得点差は拡がってゆくばかりなのだ。

 まあ、大切なことは繰り返し登場するから、それなりに身についてゆくのだけれど。積み残しは、いつか清算することになる、のかどうか。

 昼は、新大久保の〈ソムオー〉へ。

 トムヤンクンセット。ガパオライス付き。

 昼間からトムヤンクンはいい。クンが3つ入っていた。至福。

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こもごも。

Ca3g0126   なーがれーるきーせつーの、まーんなーかでー。ふーとひーのはやさーをかんーじますー。

 というのは、「3月9日」という名曲(レミオロメン)の冒頭。

 3月10日には空襲のことを思い出す、というか思い出さないのだけれど、そういう日だなあと思いだすくらいの東京育ちである。

 10時半ごろ某国立大学の発表。午後1時ごろ某国立大学の発表。

 浪人生から事前に聞いている受験番号を信じて、インターネットで番号を調べる、というか調べている人を後ろから応援する。

 すごーーーくうれしい知らせと、うれしい知らせと、残念な知らせと、すごーーく残念な知らせがある。こちらも人間だから。

 不器用だったけど地道に努力を重ねてきた生徒が目標を達成している率が高いかもしれない。そういう生徒がいることに救われる気がする。

 悲喜こもごも。

 こもごも、って何かと思っていたが、「交々」と書くようだ。

 その後、夕方、別件で2時間半の会議。ああ。

 写真は、先日の〈文流〉のズコット。散らかっているのではなく、そういう飾り付け。

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蜂の屍の。28。

Ca3g0127_3   〈日々のクオリア〉へ。

 4日間の期末考査終了。

 試験監督や採点の打ち合わせや採点や保護者の面談や採点や採点など。

 途中に昨年の卒業生が現れて雑談。

 私立大の結果はだいたい出そろって、明日が国立大の発表、しあさってが国立大の後期試験である。

 今日来た卒業生も、慶応は確保しているのだが、国立を後期まで粘りたいという。

 でも勉強が手に付かないので、出身校の教員の顔を見に来たというわけだ。

 そういえば、朝7時20分ごろにも卒業生に会った。大学が決まって、友達と徹夜でカラオケをやって、その足でなんとなく学校に来たという。それもそれ。

 他に行くところはないのかいな?と思うけれど、来てくれるのは悪くない。

 写真は、〈栄寿司〉のランチちらし。これに、あんきもと甘エビの味噌汁とリンゴがついて800円は安くはないか? 

 東京もまた雪だ。

 明日は、帰国子弟のための入試もある。

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キャラ。

 『ビッチマグネット』つづき。

でも、漫画のキャラみたいな人間なんて本当にありえるの?
ああいうキャラとかってある程度単純化された《人間》に過ぎないよね?本当の人間はもうちょっと複雑だよね?

そのはずだ。

そう信じたい。

人間は単純じゃない。自分の性格などを客観的に見て反省したり改善したりするはずだ。

まあ私の人間観はいいや。

Ca3g0122うんぬん、とつづく。

 もともと、キャラという言葉は、こういう↑ことは当たり前にわかった上で、半ば話の種として、笑いのネタとして語られていたものではなかったのか?

 それが、いつのまにか独り歩きし、力を持つようになった。単純化は暴力的だから楽しいのだ。

 それではイケナイと言わなくてはいけない時代になったことに気付いたのがえらいのである。

 なんだ、当たり前じゃないか、と思ってくだされば正常なのだと思う。たぶん。

 写真は、高田馬場〈文流(ぶんりゅう)〉のインゲン豆のタリアテッレ。もう、老舗のたぬき蕎麦みたいに堅実な味。すごいことだ。

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ビッチマグネット。

Photo 池澤夏樹センセイが「相当に心を動かされた」と書いていた『ビッチマグネット』(舞城王太郎)を読んだ。

 芥川賞の候補として、池澤さんはじっくり読まれたのではないか。

 口語そのまま書き写した文体の中に、きちんきちんと思索と主張が織り交ぜられている。

 作中人物の口を借りることで生まれる言葉がある。

大人なんて、子供の延長にあるものだし、子供の頃に持ってた感覚とかだいたい全部そのまま持ってるんだから。ある程度落ち着きはしたし、少しくらいの失敗でおたおたしないし、頭に血が昇らない分、ゆっくりいろいろ考えることもできるようになるけど、人間の基本的な芯の部分って全然変わらないんだから。

 という件なんか、怖いけど、なるほどそうだなあと思うしだからこそ、中学生時代は大切だなあという気もする。

つか家族って必ずしも仲良くしなきゃいけない分けじゃないっしょ。家族だからて相手のやったことどこかで赦さなけいけないってことでもないし。逆に喧嘩ばっかりでもいいし、険悪なムードでもいいじゃん。

 とも言ったりする。

 これでも、芥川賞ってとれないんだなあ。というか、いまさら舞城王太郎にあげなくてもいい気もするけど。

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戦争をなくす。27。

Ca3g0121  〈日々のクオリア〉へも是非どうぞ。

 学年末考査2日目。

 正午から2時間あまり、クラスの保護者懇親会。

 今年度は特に穏やかないい生徒、いい保護者に恵まれたと思う。ありがとうございます。

 4~6名のシマになっているテーブルを回る。

 クラブの話や男の子の話。片付けられない話やお弁当を作る大変さの話。仲良くしてくれなくなったとかまだまだ甘えん坊だという話、など。

 以前に比べると、ゲームやマンガに没頭し過ぎていてどうしましょうか?という話は減ったようだ。

 写真は、「みやび」というお弁当屋さんの〈花弁当〉。ごちそうさまでした。しっかりした味でした。

 本来はお米の部分が花の六弁に見立ててあるはずだが、私のものだけ大盛りになっていた。かたじけないです。今後ともよろしくお願いします。

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メール便。

Ca3g0115  クロネコヤマトのメール便の安さに驚く。いまさらながら。

 『アスタリスク』だと、郵便局経由で290円(340グラム)だが、セブンイレブン経由のメール便で160円。

 それは使っていた。

 が、さいきん、「棧橋」1冊が、80円で送れたのには驚いた。総務省経由では210円だったのだ。

 いっしょに送った、A4サイズの封書も80円。

 どうなってるのか。急がないものはこれでいい。

 しかし、「コスモス」の選歌の束(?)を送ろうとすると、クロネコが630円、郵便局が500円(同一宛先割引でいつも450円)。

 そういうこともある。

 写真は、例の高田馬場の惣菜屋のもの。看板がなくて店名もないみたい。中国人の商売だなあ。

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咲く花は。26。

Ca3g0041  〈日々のクオリア〉へジャンプ。

 朝日新聞の4コマ漫画、「ののちゃん」が復活してしまった。

 3ヶ月ほど、作者のいしいひさしちさんがご病気でお休みだったのだ。

 このマンガ、ある時期からとてつもなくつまらなくなってしまった。(と思われませんか?)

 それが作者の年齢ゆえか体調ゆえか、あるいは私との笑いのツボが離れてしまったからかは、不明。

 他の新聞のマンガはどれもいいと思う。「ののちゃん」がつまらないのだ。

 「がんばれ!タブチくん!」のころのパワーを発揮してもらいたい。新聞社としては、大家とをスパッと切れないのだろうなあ。どういう契約になっているのか知りたいところでもある。

 朝日新聞は夕刊の「地球防衛家のヒトビト」(しりあがり寿)がすごーーくおもしろい。朝刊もこの人でお願いしたいです。

 写真は、〈ソムオー〉新大久保店のカレー。どうしたら海老が生きるのか(死んでるんだけど)わかっている料理だ。

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ゆずこしょう。

Ca3g0114  あさって(金曜日)からが学年末考査。

 明日が研究日の私は、今日の水曜日が最後の授業。

 3学期は31回×3クラスの授業をやった。年間ではどのくらいか、しらべればわかる。が、今日もあれこれと、7時前まで会議で、気力なし。

 この一年の授業は、、、、まあまあうまくいったのではないかと思う。力をこめてやった充実感はある。同僚にもおおいに助けられた。(そうじゃない年はないのだけれど。)

 6年ぶりの中1だったが、検定教科書の進歩に驚いたりもした。生徒たちもよく着いて来てくれた(ということにしておく)。

 写真は、中野〈オリエントスパゲティ〉の

国内産ひな鶏モモ肉とわけぎの柚子胡椒クリームソース、フィットチーネ

柔かいひな鶏と土耕栽培のわけぎを香り豊かな柚子胡椒クリームがまとった無添加生フィットチーネに絡めてどうぞ!

という名前のパスタ。

 武士に二言無し、じゃなくて看板に偽りなし。

 選歌、添削がどどどどどっと来る。ダダダダダッとやらねばならない。

 

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しづもれる杜が。25。

Ca3g0081  〈日々のクオリア〉もどうぞ。

 スリーハンドレッドフォーティートゥー。

 日曜日、「棧橋」批評会の会場(竹橋)の前は、東京マラソンのコースであった。

 ぞくぞくと涌き出てくるランナーもそうだが、沿道で応援している人の多さにも驚いた。

 山口のSCさんは、それだけで3年分?の数の人間を見たような気がしたと言っていた。

 宮崎のEMさんは、マラソンのせいで飛行機の予約が取りにくかったとおっしゃられた。

 飛行機で東京まで行って走らなくてもいいじゃないか、という感想を持ちつつ、はっとして、ご自身もわざわざ飛行機で来て短歌の話をしなくていいじゃないか、と思われたそうだ。

 今回は、他にも、鳥取、香川など、遠方からの出席者が多かった気がする。京都や新潟は遠方という感じがしないのが不思議である。

 写真は、〈栄寿司〉のイカとウニの和え物。なぜかウニが多かった。そういう日もある。

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30歳差説。

Ca3g0110  『くびすじの欠片』の会では、パネルから正統派とかオーソドックスという言葉が出た。

 ふと変なことをを考える。

 岡井隆さんが1928年生まれ(その場で黒S氏に確認)で加藤治郎氏が1959年生まれ。その差31歳。野口さんが1987年生まれで、加藤氏と28歳差。

 30歳くらいというのがちょうどよい師弟の距離かもしれない、という説。

 宮柊二が1912年生まれ、高野公彦が1941年生まれ。29歳差。

 おこがましいけれど、私が1970年生まれ。高野氏と29歳差。

 いわゆる、ワン・ジェネレイション(世代)の差であって、なにか素直に受け入れられるケミストリーになるのかもしれない。

 この野口さんの会、みなさん歌をきちんと引用して、良い悪いを述べておられた。

 当たり前のことだと思うけれど、貴重で大切なことだ。

 会によっては、歌を取り巻く状況とか理屈ばっかりが先行して、歌について具体的に触れることが少ない(ほとんどない)人が続いたりする。そういうのは信用できない。

 写真は、いつもの中華惣菜屋さんのもの。

 他の料理はともかく、麻婆豆腐は冷たいとツラい。英語科には電子レンジがないのだ。

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