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タージマハルビール。

 Photo中津昌子さん『芝の雨』のつづき。

 アメリカ滞在の歌も、なかなかいい。

・朝の空あまりに青しこの国の民にあらざる足もて歩く

・クリスマスここだけ開いてゐる店のタージ・マハルビール冷たし

 (クリスマスはみんな家に籠もるのですよねえ。閑散としたインド料理店の雰囲気が、冷たし、という語彙から読み取れる。)

・頼まれて歌つてみせる〈君が代〉は狭く開きたる口より漏れる

Photo_2 (私も歌ってみたことがあったなあ。歌われたこともあったけど。)

・ある夜は母語の冥さに入り込みなにものをかの手を引いてくる

 どれも、よくわかるわかる。旅行者にはわからない外人である感覚がひりひりと伝わる歌だ。

・ウォールデンいつか訪ねむみづうみは沈黙ふかくわれを迎へむ

 という歌もあった。詞書に、ソロー『森の生活(ウォールデン)』が引用されている。 実は、ここ、その価値もわからずに訪ねたことがある。

「広辞苑」によると、ソローという人は、「故郷コンコードのウォルデン池畔にひとり簡易生活を送っPhoto_3た」とある。レキシントン・コンコードの戦いのコンコードである。

 ボストンの近くのケインブリッジに住んでいた友人が、連れて行ってくれたのだった。

 写真は、中津さんとは無関係に、昨夜、食べた〈一六八〉のあれこれ。

 ジャガイモ千切り炒めは好物。中段は、カキの黒胡椒炒め。これは絶品。

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