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鬼の眼。

Photo_3  伊藤一彦『月の夜声』のつづき。

 2007年の「歌壇」の毎月30首をまとめたもの。連作の勢いもいい。

 日常の感懐を直情した歌、軽そうな歌、情報中心の歌を含めて、どれも作者の腹の底から出ている言葉という感じがすばらしい。

 伊藤さんのあの大きな声が宮崎から聞こえてくるような感じ、というのは冗談半分だが、低く太い歌声というイメージは、まさに伊藤さんならではのもの。あの声を聴くと、いつも元気になるのだ。

・舞ひゐたる鬼の面(おもて)の中の眼はしかと鬼の眼 間近に見たり

Photo_4・舞ひ終へて面はづせば人の眼にもどりてゐたり三人の鬼

・真夜中にふいに覚めたる瞬間は生まれたての子のごとしよ心は

・会へばすぐ孫のこと聞く人のあり御祝くるるわけではなくて

 などなど。ときに技巧で魅せ、ときにユーモアで読ませる。

 写真は、本文とは無関係ですいません。

 タコ吸盤と桜海老。

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『月の夜声』。

Photo_2   伊藤一彦さんの『月の夜声』(本阿弥書店)を読む。もう第11歌集だ。

・獄舎よりも狭いと言はれし二畳半 東京に心さらに狭かりき

 「学生時代、下落合に下宿。」と詞書がある。

 西武新宿線で私の最寄り駅の2つとなり。毎日通過する駅。

 そうだったのか。これで、通勤がすこし楽しくなる。

 西武池袋線の東長崎には、高野公彦がいたというし。きちんと調べれば、すごい記録になるはずだ。

 伊藤さんは早稲田大で哲学を学ばれたはず。東京生まれ育ちの私には計り知れないご苦労や寂しさがあったに違いない。そのあたりのことを思い、伊藤さんの元気さを思うと、泣けてくる。

・イラク戦争終るはずなき春の日に奇術ひとつもできぬは寂し

・三割がPTSDといふ帰還兵 残る七割の「正常」思ふ

 2首目には、「イラク戦争」と詞書がある。離れたページある2首。きちんと作者につながっている時事詠である。カウンセラーだからというわけでなく、伊藤さんという人の気持ちがよくわかる視点である。

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サンタ。

Photo  昨夜、帰途、9時すぎ。

 アルタのとなりの果物屋の脇で呼び止められる。。

 担任していた、浪人生4人。

 近況を語り合って、40分ほど立ち話してしまった。

 卒業すると、だれでもていねいな言葉づかいになるのはなぜだろう。

 そろそろ、調査書を発行する時期。4人とも、もう受験勉強は飽きた、早く試験を受けたいと言っていた。
 これから現役生の実力が急伸してくるころだが、この4人は大丈夫だと(なにがどう大丈夫かはさておき)思う。

 中1の授業では、「サンタクロース・イズ・カミン・トゥ・タウン(サンタが街にやってきた?)」を歌う。

Photo_2 NHK「えいごであそぼ」で企画したものと、マライア・キャリーの歌うものの、2つを聴き(歌い)比べる。

 (マライアの知名度の低さに驚く。)

 子供向けの歌なのだけれど、日本では高校の範囲の英文法がいくつも出てくる。そんなことには無関係に、みなさん、元気に歌っていた。えらい。

 写真は、〈一六八〉の鶏肉カシューナッツ、とエビチリ。挿絵的に。

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『百合オイル』。

Photo  夕刻、新宿三丁目にて、歌会兼読書会。

 新宿駅東口は、ほんとに不況なのかというにぎわい。

 江戸雪さんの『百合オイル』を読む。

 初版の略歴には、1992年「塔」入会、となっているのに、邑書林のセレクションでは、95年入会となっている。なぜだろう。

 92年の方が正しいですよね、江戸さーん。

 ともかく、1997年刊。ちょうど30歳での出版であったのだ。

 初期から、五感をまたぐ身体感覚、見えないものを見る詩情の優秀さを感じる。

・音もなく空ゆがみゆく錯覚に流れのはやき雲を見送る

・この世からはみだす時はひとりだと地下への長いきだはしおりる

・時きざむ音だけはがれおちてくる一人の部屋をゆるく灯ともす

・電車二本のりついで着くこの海の光の加減をまぶたではかる

・ことばもて君をのぞけば月蝕のにおいのような遠いくらがり

などだ。

 しばらくぶりに読むと、新たな発見があるのが歌集だが、この歌集はとくに読むたびに新鮮で、自分の読解力が上がった気にさせてくれる。

 今でも、アールグレイは好きですか? 私も好きです。

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代々木。

Photo_3  用あって、新宿でランチ。

 〈菜づ菜〉という、胡麻料理のお店。

 二十数人のお客さんのうち、男性は2名。元喫茶店を居抜きで使っているようなおしゃれな間取り。

 カキフライ、鶏唐揚げ、山芋団子など。盛りもよく、どれも美味。

 その後、別の用で、代々木まで歩く。30分弱。

 途中、浪人時代に通った、トフルアカデミーの借りていたビルがあった。

 元受付はセブンイレブンに、元教室は他の会社が入っていた。

 自社ビルじゃないから、学校法人格はとれないんだ、と聞いていたのを思い出す。

Photo_4 英語の本田幾子先生、太原千佳子先生(詩人で歌人で翻訳家であられた)、国語の井口時男先生(文芸評論家)、大久保美佐緒先生など、多彩な方々に習った。充実した1年だったなあ。

 その先には、代ゼミタワーもあった。(写真)

 かつて、代ゼミ造形学校があった場所。

 代々木ゼミナールでも、現代文の堀木博礼先生、古文の永橋博先生、世界史の山村良橘先生、漢文の中野清先生、など、すごい人たちにお世話になった。

 堀木先生の話は難しくて、テープにとって聞き直して勉強したなあ、と懐かしく思ったのであるである。ああ、20年前の話。

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ウエンド。

Photo  あと2週間で期末考査。英語の授業はあと10回。

 なぜ、go の過去形は、went なのか、と聞かれる。

 そういう疑問を持っても、口に出して質問する人は少ない。

 上から降ってきた知識を丸呑みしないで、自分で検証しなさい、と言っていることの成果か。えらい。」

 go の過去形は、wend という動詞の過去形 went を借りているだけだ。(wend は使われなくなった。)

Photo_2  では、もともとの go の過去形はどうなったのか? 調べてないなあ。

 放課後、長ーい会議。

 『長い長い殺人』(宮部みゆき)を思い出す。

 重要な案件なので、みなさん真剣。小さいことでも盲点をついた建設的な意見もあれば、そうでないものもある。

 9時過ぎに終わって、〈一六八〉で食事。

 上の写真が、キニラ(黄韮)と川海老の炒め、下が青梗菜と餅の炒め。

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マンホール。

Photo_5  3日ぶりの授業。

 高校3年生の授業で、ふと、PC(ポリティカル・コレクトネス、政治的修正)の話になる。

 アンパンマンはアンパンパースンにすべきかなあ、と呟いたら、ややウケた。聞いてないようで聞いている連中である。

 そういう歌を作ったことがあったなあ、と思い出す。

 ついでに、マンホールもパースンホールって言ったりするらしいよね、バカだね、と言うと、すぐに辞書で調べてくれる生徒がいる。

 ジーニアス第4版(手元にない)には、行き過ぎたPCの例として批判される、と書いてあるらしい。

 高校生になると、ほとんどの生徒が電子辞書を持っているので、助かる。ちょっと調べてみてくれと言えば、たちどころに反応がある。

 今日は、酉の市の日。二の酉というのか。

 近くの、北野神社に行く。大鳥神社が併設されている。千円の熊手を買う。

 かつて、熊手君という名前の生徒がいたと思い出す。いい名前だな、と。

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よく寝る。

Photo  連休を、大きな外出はせずに過ごす。

 歌を作り、短い散文の原稿を書いた。短くても骨が折れるなり、だ。

 休日も、宅配便は来る。読むべき歌集や評論集もたまっている。

 保護者会でお母様方から、ウチの 息子は寝てばかりいるんです、という話を聞く。

 そのたびに、中学高校時代は人生の中で一番眠い時期ですよ、寝るPhoto_4ことを最優先にしているのは正常で幸せなことですよ、とお答えしている。

(お母さんにもそういう時期はありませんでしたか?と余計なことも言う。)

 かつての生徒で、高校の生徒会長をやって東大に行って広告会社でバリバリ働いている人がい る。

 彼も、中学時代はよく寝ていたそうで、保護者面談のときにはそればかり話題にしていた。

 よく寝ていると聞くと、彼のことを思い出すのである。

Photo_3 写真は、先日の〈松川〉のつづき。うなぎ寿司、あんきも、カキの柳川風。とても美味だった。

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MMJ。

Photo  松村由利子さんが、お持ちのコラムで取り上げてくださっている。

 「MMJ」(The Mainichi Medical Journal)2009年11月号。

 「世界の医学・医療を知る」というサブタイトルが付いている雑誌。

 この号の〈注目の論文〉は「葉酸摂取による神経管閉鎖障害の予防」である、らしい。

 こういう雑誌で短歌を紹介しつづけるのは、意義あることだと思う。

 ありがとうございます。

 他にも、〈BUBBLe HoUR〉というホームページの11月10日付けの記事に、『アスタリスク』を丁寧にお読みいただいていることを知る。

 おそらく面識のない方だと思う。ありがとうございます。

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じっくり。

Photo_2  きのうは、全校的に保護者会の日。

 授業は無し。

 午前中、こちらからお呼びした数組の保護者(と一部の生徒)とじっくり面談をする。

 学校は、ただ楽しくて人サマに迷惑をかけなければいいというわけではないと思う。

 勉学的にも、それなりに成長してもらわPhoto_3ないと、サービスを提供する側として、申し訳なく思うのだ。貧乏性なのかもしれない。

 正午から2時間の懇親会。私から30分ほど話し、そのあと6~8人ほどで島にした机を回る。

 生徒がわざわざ言わないようなことをお母様方から聞けておもしろい。

 夕刻、吉祥寺経由、三鷹台の「コスモス」編集室へ。編集会に滑り込む。

 いくつか仕事をこなし、〈美たか庵〉で食Photo_4事。

 定番の牡蠣フライなどの他、イカゲソ揚も。

 シメの蕎麦を二人でシェア。余った麺つゆは、ちょうど持っていた、携帯用コーヒーマグで持ち帰る。

 おつかれさまでした。

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1940-1980。

 中1の授業では、ジョン・レノン「Happy Xmas (War is Over)」を扱った。

Photo ソウ・ディス・イズ・クリスマス。ホワット・ハヴ・ユー・ダン? アナザー・イヤー・オウヴァ。エン・ニュー・ワン・ジャスト・ビガン。

 で始まる名曲。1971年発表。

 いま聴いても、まったく古さを感じさせない。

 レノンは、1940年生まれ(高野さんよりも1つ年上なのだ)、1980年没。

 そのとき、40歳にはなっていた。

Photo_2 覚えやすい生年・没年であることに、さらに悲しみがきざす。

 ちなみに、オノ・ヨーコは、1933年生まれ、7歳年上。

 かつて、高校の英語の教科書で、前衛芸術家としてのオノ・ヨーコとジョン・レノンが出会う場面を読んだことがある。もともとすごい人なのだ。

 小野洋子、と書くと雰囲気がずいぶん違う。

 仕事とはいえ、この曲を一日3クラスで9回も聴けるのは、幸せなことである。

 歌うのは、なかなか難しい曲だが、生徒たちはがんばって声を出していた。来週も何回か歌って、年末の家族カラオケ大会に備えてもらいたいと思う。 

 写真は、渋谷の〈うなぎ松川〉でご馳走になった。うざく、鱈ちり鍋。店員さんが私の顔を覚えていた。たまにしかいかないのに。プロだなあ。

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ウイスタリア。

Photo_2  苗字を英語で言ったらどうなるか。

 さいきんの英語の授業での、雑談風の遊び。真面目なものではない。

 私は、ビッグ・パイン・トゥリー。

 高橋君はハイ・ブリッジ、山田君はマウンテン・ライス・フィールド。

 中林君はミドル・フォレスト、雨宮君はレイン・パレス、

 というような感じ。

 吉川君はハッピー・リバー、三井君Photo_3はスリー・ウェル、春日君はスプリング・サン、小暮君はスモール・イブニングかな。

 無理なものもある。

 藤はウイスタリアというのだけれど、伊とか佐とか斎の意味がむずかしい。

 斎はきれいにするだから、クリーニングかな、いやピューリファイかもしれない。

 これは、高校3年の授業でもウケた。

 外国人と話すと、いつも関心を持ってもらえる、必ずや役に立つ話題である(と思う)。

 写真は、新大久保〈仙力〉の、いわし刺身、カキ酢。安くてうまい。

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さすが。

1  2つの会議を終えて、8時前。

 同僚5人で食事。なぜか、〈王将〉

 人気の秘密を探りになんどか行ったところ、餃子の味に絡めとられてしまった。安いしなあ。

 5人でとりあえず餃子8人前。

 鳥レバとチーズ揚げ、マーボー豆腐、豚キムチ炒め、春巻き、かに玉、などじゃんじゃん食べる。男だけ、の気楽さである。

 他の学年や教科担当の人と合流。

Photo こういう場合、生徒を語るときにも、客観的に、こういう生徒がいてね、、、と説明してから話し出すから、おもしろい。

 6学年48クラスの大きい学校だが、個々の教員が実によく生徒をよく見ている。担任の知らないところで、よく面倒を見てもらっていたりする。

 教員はまづなによりも、グッド・コミュニケイターでなくてはならないのだろう。

 みなさん、さすがである。

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月の砂漠。

Photo  某カルチャーセンターの控え室で、雑談を小耳に挟む。

 イスラム世界専門のセイセイであられるようだ。

 「月の砂漠」の歌詞は、いかにも日本人の感覚で、そんなことはありえない、とおっしゃる。

 「月の砂漠を はるばると 旅のらくだが 行きました 金と銀との くら置いて 二つならんで 行きました」

というくだり。

Photo_2 砂漠をゆくときはキャラバンを組んで 大掛かりに行くのであり、たった二人で砂漠をゆくなんていうのは、自殺行為であろうと。

 また、「おぼろにけぶる 月の夜を 対のらくだで とぼとぼと 砂丘を越えて 行きました」

と歌うけれど、砂漠は超乾燥地帯であって、おぼろ月なんて見たことがない、と。

Photo_3  そういう掴みで講座をはじめられるプロなのだなあと感心した。

 写真は、新宿南口「老辺餃子館」の、海老と銀杏炒め、芝麻球(ゴマ団子)。

 かんじんの餃子がうまく写らない。

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歯型。

Photo  プサンの射撃場火災での本人確認には、歯型も使われたという。

・歯型にて本人確認するといふ歯はさびしくてそを磨きをり
    大口玲子
『ひたかみ』

を思い出した。

 この歌、NHK-BSの番組の歌会でいっしょさせていただいたときの歌で、吉川宏志さんが褒めていらしたのPhoto_2 を覚えている。

 大口さんらしい骨太の、とてもいい歌だと思う。(玲子は「りょうこ」と訓む。)

 写真は、新宿南口サザンテラスのライトアップ。

 こんな私だって立ち寄ってしまうのだから、ライトアップの魔力はある。

 LEDだから電力がかからないというわけでもないだろうに。LEDが免罪符のようになっているのがおもしろい。

 ちなみに、LEDは、ライト・エミッティング・ダイオードである。発光ダイオードはその直訳だろう。

 ドーナツ屋はあいかわらず並んでいた。いまだ縁がない。

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トリガー。

Photo  プサンの実弾射撃場火災のニュースを聴いて、谷岡亜紀さん(男性です)の作品を思い出した。

 「短歌」11月号。

・人相をパスポートにて確かめたのちに前科を問われていたり

・雑居ビル五階に男二人いて銃十丁を卓に並べる

・照準を心臓(ハート)に合わせ息を止め三つ数えて引き金(トリガー)を引けり

・硝煙の微かに残るジャケットの匂い嗅ぎつつ朝を歩みつ

などの歌。

 火災があったのは2階だというけれど、同じ建物かもしれない。

 谷岡さんは、ホーチミンの車道をバイクで逆走したりする人。実弾射撃くらいはなんともないのだろう。

 私は、ホノルルとプサンで誘われはしたが、なんか気が乗らなくて、いまだに経験なし。

 写真は、〈コパン〉のほうれんそうとベーコンのピザ。おふくろの味のように落ち着く。

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息子の白いお尻。

Photo 国内に首相がおらず、アメリカ大統領がいたのは、おかしい。

 午後、PTA教養委員会の〈寺子屋学級〉の講師。

 題して、「勇気をもらえる子育ての歌」。

 参加くださったのは、中1の保護者を中心に50名弱。

 君が代は短歌であるとか、『サラダ記念日』から20年以上たったとか、短歌は内容よりもリズムが大切、という話から、本題に入った。

 河野裕子さんの妊娠の歌、

・まがなしくいのち二つとなりし身を泉のごとき夜の湯に浸す

を先頭に、駆け足で40首。米川千嘉子さんの、

・息子の白いお尻もうすぐ見なくなる洋服を着た母と子になる

・裏がへることなき男のこゑになり甘えたき日の息子わからず

・病むときは静かに並んで歩くゆゑ息子の背丈よくわかるなり

など。(穂村さんの区分けでいうと)まずは、ワンダー(驚異)よりもシンパシー(共感)を感じて欲しかった。

 小島ゆかりさんの歌も多数紹介したが、米川さんの方ががっちりと受けとめていただいた感触はある。

 お母様方に、すこしでも現代短歌の楽しさが伝われば成功である。

 写真は、ぼんじりのおにぎり。鶏のお尻のあたりの脂の多い肉。こういうのを企画した人は偉いなあ。

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マキシマム。

Photo  けっこう寒い一日。

 イチハシ容疑者についてのウェブ記事を英語で読んでいると、

 「日本では、殺人(マーダー)への最高刑(マキシマム・ペナルティ)は、死刑(デス・センテンス)であり、それは、絞首刑(バイ・ハンギング)によって実行(キャリー・アウト)される。」

 という一文が、わざわざ入っていた。

 英語を読むということは、日本語環境とは違う観点からの文章を読むとい うこと。あらためて実感した。

 ちなみに、整形手術は、プラッスティック・サージャリー(plastic surgery)。

Photo_2 ビニール袋は、プラスティック・バッグ。ペットボトルは、プラスティック・ボトルである。

 スーパーのレジで、ペイパー・オア・プラスティック? と聞かれたら、どっちの袋か選べますということ。要らなければ、アイ・ドン・ニーダ・バッ。(I don't need a bag.)、と言えば良い。
 中国語では、不要袋子(プーヤオタイツ)であるはず。

 また、記事には、fugitive(フュージティブ) という単語も出てきた。
 かつてのテレビドラマや映画の「逃亡者」の英語タイトル。私は、ハリソン・フォード主演の映画で見た。 こういうときに使うのか、と納得するのである。

 以上、きょうの、高校3年生の授業の雑談である。

 写真は、きのうの続き。白子とボタンエビ。何の白子かは不明。

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国外追放。

Photo  寒い研究日。

 風呂敷残業、でなく、USBメモリ残業を少し。

 駅前でいくつか日の丸を見る。天皇即位20周年だそうだ。

 昭和天皇の逝去後すぐに即位しているはずだから、正確には、即位式後20周年ということになるのか。

 ウィキペディアには長い記述があった。

Photo_3  関東で即位式をやった初めての天皇だとか、

 仕事で海外に長く行っていて(外遊というのか)、大学を卒業できなかった(留年もしなかった)とか、

 結核にもかかっていたとか、

記述は宮内庁がチェックしているのだろうなあ。

 夕方、「国外追放」という意味の英語名のグループが踊ったり歌ったりして、お祝いをしていた。なんだかなあ。サングラスとるなよなあ。

 写真は、中野サンモールの〈海鮮三崎港〉のもの。スジコと牡蠣の軍艦巻き。ウォーシップ。

 私の勤務校の名称も〈軍艦〉を意味すると聞いたことがある。本当だろうか。

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レイラ。

Photo  英語科のアメリカ東海岸人と雑談。

 さいきん、駅に警官が多いね、なぜかな、と聞かれ、

 オバマが来るからじゃないかな、と答え、

 ああ、オバマは、あのアカサカパレスに泊まるのかなあ、と聞かれ、

 どうかな、でも、そこはゲイヒン館って言って、ジョージ・ブッシュ父が吐いたところだよ、知ってる?と聞き返し、

 覚えてるよ、1990年頃のことだよね、と言われ、

 あれは、ジョージ・ブッシュ父がレイシスト(人種差別主義者)だからだよ、寿司を食べたときに、戦争中に、乗っていた飛行機を日本軍に撃ち落とされて命からがら逃げたときのことを思い出したからだよ、と言われ、

 そんなこと、日本で報道されたかなあ、と曖昧に答えたのだった。

 ちなみに、彼は、イチハシ某の事件にとても興味を持っている。同じ英会話教師として、殺されてしまったノヴァの女性講師の方に。

 日本人は、イチハシ某そのものの方に興味をもっているんじゃないかな。

 写真は、浅草のひさご通りにあった喫茶店。〈レイラ〉は、エリック・クラプトンの名曲のタイトル。店主がファンなのだろうか。いい命名だ。

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『ジャダ』。

Photo  藤原龍一郎さんから、歌集『ジャダ』(短歌研究社)をいただく。

 クラフト・エヴィング商會の装丁は、ややすっきりしすぎているかもしれない。

 デビュー当時から、猥雑な東京を猥雑なままに(魚拓のように)、写しとろうとされている作者。

 同じ東京生まれとして、ご自身の中のワイな感じも(押隈のように)、歌にぶつけようとする志はすごくわかる。

 作者の勢いがそのままに出た歌は、書名がなくても、藤原龍一郎とわかる。
 そうした出し方、生き方を選ばれている藤原さんをつくづくすごいなあと思っている。

 でも、抄出するとなると、以下のような、ちょっとおとなし目の歌になってしまうのが、ちょっと矛盾かなあ。

・芥川家の血を継ぎし猫なるかぼんやりとした不安に眠る

・ブンガクと声に出すこの疚(やま)しさを嘲るようにきつね雨ふる

・シリアルを器に盛りて牛乳をそそぐ手際の苦役のごとし

・ゴムの木の肉厚の葉の腐食こそ捨て来し夢の名残であるか

・しろがねのレエルをはしるゆりかもめテレビくわいしやもまどよりみゆる

・なないろにいろかはりつつひぐるまのだいくわんらんしややみをそめたり

 最後の2首は、「会津八一パスティーシュ」。

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記念行事。

Photo_3  きのうは、「棧橋」100号記念行事

 新橋駅集合。浜離宮→(水上バス)→浅草散策→神谷バー、というコース。

 高野さんと雑談しながら立案して、幹事として働かせていただいた。形になってうれしい。

 浜離宮では、みなさん会話に夢中で、景色をよく見ていなかったように思えた。
Photo_7 海水を引き込んだ池に、クラゲ が浮いていた。

 水上バスでは、隅田川でくぐった12個の橋を題に即詠が行われた。
 ということは決してない。

 浅草では自由行動。

 芝高の友人で、台東区役所勤務のO君からもらった観光地図が役にたった。ありがとうございます。

 ぶらぶらと、かっぱ橋道具街方面へ。

Photo_4 北の端にある、「池波正太郎記念文庫」に立ち寄る。台東区立中央図書館内。高野さんの希望。

 生原稿の写真が検索できたり、執筆室が再現されてあったり。さいきんの公立図書館はすごい。

 神谷バーでは、20人ほどが集まって、大宴会。和食もいいが、洋食もいい。たっぷり食べる。

 もちろん、電気ブランも。デカンタで何杯も飲む。

 おつかれさまでした。これからも、「コスモス」「棧橋」を盛り上げていきましょう。ご協力お願いします。

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なにわ。

Photo_2  きのうは、「棧橋」100号の批評会。

 記念行事の関係で、ふだんは日曜日の会を土曜日に行ったのだ。

 私は、仕事の都合がつかなくて、不参加。

 夕方、神保町の〈なにわ〉へかけつける。ささやかな記念の祝宴。

 20周年(80号)のときは、たしか、山の上ホテルで、外部の方々をお招きしてパーティーを行った。

 今回は、メンバーだけで、食事。ささやかさ加減が「棧橋」らしくていい。スピーチや花束贈呈などもなし。

 〈なにわ〉では何度か、ハモをいただいたが、座敷に30人も入れるとか知らなかった。仲の良いメンバーどうしだから、ぎっしり詰め込まれても楽しい。

 料理は、刺身、焼き物、軽い寿司ほか。野菜の天ぷらが圧巻であった。とくに、ネギがうまかった。

 暗かったので、写真は無し。

 代わりに、先日食べた、レトルトサンゲタンのパッケージ。たっぷりどっしりと若鶏が入っている。味もいい。

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目には見ゆあやめを。

Photo_2  昨日書いた、「短歌人若手の会」のつづき。

 たしか毎回、歌会の他に秀歌鑑賞みたいなものがあった。そこで、

・やはらかく二十代批判されながら目には見ゆあやめをひたのぼる水  
        米川千嘉子

の四句の字余りを柚木圭也さんが絶賛していたことなど、強烈に覚えている。

 (この歌をずっと柚木さんの作品だと記憶していた。すいません。)

 柚木さんは、そういうところから、独自の粘着質の字余りを学ばれたのかもしれない。そのときのメモを読んでいろいろと思い出した。

 昨日は、しばらく短歌から離れていたというOさん、Kさんにお会いした。ずっと短歌にこだわっている身からすると、よく戻ってきてくださったという感じで、とてもうれしい。

 村田馨さんが、最後のスピーチで、「縁」という言葉を使われていたが、まさにきのうはつくづくと縁(それも、ありがたい縁)を感じた時間だった。ありがとうございます。

 写真は、ファミリーマートのおにぎり、とお気に入りの、ウエッジウッドの〈サムライ〉のマグ。

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大山勤ダンススクール。

Photo  夕刻、神田一ツ橋の学士会館へ。

 「短歌人」の柚木圭也さん『心音(ノイズ)』、村田馨さん『疾風の囁き』の出版記念会。

 発起人として出席。スピーチの機会もいただく。

 『心音』については、昨年12月の記事に書いたとおり。本当に歌の巧さの際立つ(もちろんそれだけではない)歌集だ。

・フルーツゼリーすくひつつ見ゆ大山勤ダンススクールに動きゐる影

が、その歌の巧さの象徴であると思っている。(かつて、大塚駅近くに実在した景色だそうだ。)

 初出は「短歌人若手の会」だった。衝撃だった。

 探すと、1993年11月の詠草にあった。高点歌である。穂村弘さんも辰巳泰子さんも出席されていた会。(豊島区民センター → 河童天国、だったけかな。)

 他にも、

・コピー用紙吐き出さむときかそかなる西瓜(すいくわ)の甘き香はただよひぬ

の初出(結句、「香ぞ聞こえ来る」だった。)を見つけたりした。

 なにより、柚木さんに再会できたのがうれしい会であった。泣きそうになるくらいであった。

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あっちこっち。

Photo_5  昨日(水曜日)、あれこれと会議などなどのあと、帰宅。

 家人に、日本シリーズの途中経過を聞く。

 「あっちの方が勝っている。」と言う。

 ああ、読売が勝っているのだなあ(いやだなあ)と思ってテレビを見ると、北海道日本ハムがずいぶんとリードしていた。

 私からすると、ふだんの対戦仲間の日本ハムは「こっち」、別リーグの読売は「あっち」である。

 (ダルビッシュ有が第2戦のあとに、パリーグの他の5球団のファンのためにもがんばった、と言ったときには、うれしかったものだ。)

 でも、ふつうの東京人の感覚からすれば、「こっち」が東京のチームで、「あっち」が北海道のチームであろう。

 指示語のおもしろさと、言葉の独善性も感じた一件だった。

 それほどのことでもないけど。

 写真は、大久保通り(新宿区)の店で買ったもの。レトルトのインド直輸入のカレー。

 シアトルのイチローが、朝はカレーがいいと言っていたが、体感的に正しいように、私も思う。

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隠蔽。

Photo_3   毎年この時期、なぜ「文化の日」が11月3日であるのかを、話題にする。

 生徒たちに聞くと、憲法発布の日だからというのがほとんど。小学校ではそう教えられているかなあ。。。

 私は、いつごろからか、明治節の名残だと思ってきた。

 現行の憲法がなぜそんなややこしい日を選んで発布されたのか不思議だし、憲法関係の休日が2日もあるのは過剰だと思う。

 やはり、コジツケで、なにかの隠蔽じゃないか。とにかく、固定概念を疑って欲しいという、オトナからの希望である。

 ついでに、昭和天皇の誕生日を聞くと、知らない生徒もいる。彼らは平成8年、9年の生まれなのだ。かえって健全。
 昭和は遠くナリニケリだ。

 写真は、いつかの〈一六八〉のもの。鶏肉とセロリとカシューナッツの炒め物定食。

 セロリは苦手だが、加熱すれば食べられる。
 他には、三つ葉と春菊が苦手、シャンツァイ(香菜、コリアンダー)は好物。合理的でない。

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コーテル。

Photo  昨夕は、誘われて、新大久保駅前の〈餃子の王将〉へ。

 増収増益でマスコミにもよく出ている。

 餃子と焼き飯は最高だが、その他の中華は並かそれ以下。

 エビチリもケチャップ味が強い。

 それでもマズイというわけでなく、そういう分野なのかなあと思わせる感じ。ラー油と胡椒をかければうまい。

Photo_2  餃子はコーテル、焼き飯はソーハン、というような符丁で厨房にオーダーが入る。

 学校の心配事などを話し、解消法を考える。

 どの組織にもありそうなことだが、あったら分からせていかなくてはならない。

 インドと日本の時差は3時間半だそうだ。

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創立記念日。

Photo_2  きのう。日曜日。

 勤務校の創立記念日。

 だが、振り替え休日なし。ああ。

 上智大学も創立記念日で、〈ソフィア祭〉をやっているはず。

 11月1日が、創立記念日になっている学校が多いみたいだ。

 なにか理由があるのだろう。制度の変更があったとか? 

 昼前、新井薬師梅照院境内の骨董市を少し見て、オリエントスパゲティへ。

Photo_3  「牡蠣とモッツァレラチーズのトマトソーズ、ジェノバソースがけ。」

 写真は下手が、味は完成されている。これはウチでは作れない。
 カキがごろごろと入っていて、チーズがうまく溶けている。

 デザートは「アップルタタン。」

 そのあと、「コスモス」の選歌78人分に没頭。うーむ。
 もう来年1月号の分である。もう2010年。

 そのあと、ずっとテレビ野球観戦。ダルビッシュはやっぱりすごい。あんな棒立ちだったのに。いい試合を見せてもらった。

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『天窓』。

Photo_2  安永蕗子さんから歌集をご恵送いただく。

 「私のようなものにお送りいただき・・・」という紋切りのフレーズは、まさにこういうときに使うのだ。

 かたじけない。

 『天窓』。てんまど、と読む。
 第17歌集。約400ページ。6300円。ああ。

 歌を詠んだり、読んだりする楽しみはこの辺にあるのだなあと思わせる歌集。

 緩急がついていて、周囲の大小の自然(?)や自分を見ている。

 その中で、ときどきドキリとするような秀歌に出会う。

・鳴き出でし夜明けの鳥を聞きてゐるただ一条の黒白として

・雪降ればこの世の裏の白絹に古世(ふるよ)の梅のくれなゐが咲く

・山ゆれて穂すすきゆれてまたしても風は言葉の先走るかな

・いづくとも見えぬはてより大鴉残る命のごとく降りくる

・立ちあがる一瞬の間の放念にことしはじめの日ぐらしが鳴く

など。

 半分読み終えての抄出。残りも楽しみ。

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