荒巻夫妻。
荒巻和雄さん・睦代さんご夫妻から、あいついで歌集が届く。
ご夫妻は、宮崎県都城市にお住まい。「コスモス」の先輩。
入会以来、たびたびお会いし、そのたびに元気をもらっている。和雄氏が1937年、睦代さんが1947年のお生まれ。(こういうときに、「コスモス」の「宇宙の花」が役立つ。)
こういう先輩で地方でがんばっておられる方がいれば、日本も「コスモス」もまだまだ大丈夫だろうなと思わせてくれる。
荒巻睦代さんの『日向夏』(柊書房)が先に出た。
・午前中刈りてひろげし稲束を裏返す田にぬるき風吹く
・スーパーのをばちやんに戻る明日のため紅きマニュキュア丁寧に落とす
・ふるさとの訛にこころあらわれて寒の青空どこまでも澄む
など、派手さはないけれど、健やかに生きることの尊さを感じさせてくれる歌である。
荒巻和雄さんの『ポピーが笑う』は第3歌集。エネルギシュ(エナジェティックというべきか)な、九州男児という読みっぷりで爽快な歌が多い。
・鉢植のラナンキュロスは飲兵衛(のんべゑ)ゆゑ朝夕水を徳利より注す
・堀之内簗場で飲まずどうすると三合の銚子二本干し上ぐ
というお元気さだったが、腎臓を一つ、胃の多くを取られたという。
・「ともかくも」、「いまのところは」など付けていまのいのちをつながむ吾は
・点滴に体やしなふひと月余(よ)水栽培のトマトのごとし
という歌があって、驚いた。
大会でもまたお会いしたいものです。お元気でいてください。
| 固定リンク

コメント