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バリウム。

 2学期最初の授業日。

 時間割を変更してもらい、午前中に4つの授業をする。午後、新宿。朝日カルチャーセンターの講座へ。

 京王プラザ1階の〈樹林〉でケーキを食べつつ予習。(マスカルポーネレアチーズの「よろこび」。日本語の名前に好感を持つ。)

Photo 高野公彦『渾円球』花山周子『屋上の人屋上の鳥』を紹介。

 『渾円球』の中に、

・粥飯(しゆくはん)を一晩絶ちてバリウムの不味(まづ)きを飲めり生存欲のため

・母胎より出でて墓場に着くまでの道草ならむバリウム飲むは

の2首がある。バリウム関係は、他にもあるので、M上比呂美さんがエクセルに打ち込んでくださった貴重な「高野公彦全作品データ」を使って「バリウム」を検索する。

・バリウムを排泄すべく苦悶せり曲がりくねつた暗き管(くだ)われは (『水行』)

・わが一生(ひとよ)つかふ胃の腑に一椀のバリウム下(お)りて一日蟠居(ばんきよ) (『雨月』)

・くつさめにまたくつさめをつぎ足してさあ寝よう明日はバリウム飲む日

 (『天平の水煙』)

を発見。合計5首バリウムを飲む歌があることになる。

 高野短歌の、聖と俗をどう組み合わせるかというテーマの一つとして注目した。M上さんに感謝。

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