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ちからある言葉。

 鹿児島・鹿屋在住の森山良太さんから、「南日本新聞」(1月6日)に、拙作をご紹介くださった旨、お手紙をいただく。

 この作品、あるブログでコテンパンに叩かれている。確かに、そういう見方もある。

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VIE EN FRANCE。

Photo  きのう、VIE DE FRANCE のパンを食べながら、向かいの席のカナダ人の先生と話していた。

 彼女は、フレンチ・イマージョン教育の(英語地域でありながら、ほぼ全てフランス語で行われる)学校に通っていた人で、フツウにフランス語ができる。

 そこで、「フランスの生活とは、大袈裟な命名だと思いませんか。」と話しかけてみると、思わぬ展開で、

 「そもそも、文法的には、LA VIE EN FRANCE じゃなくちゃいけないしね。」

という答えが返ってきた。思いもしなっかった。

 英語で考えれば、LIFE OF FRANCE は間違いではないのだが、フランス語では、そういう言い方はないそうである。(DE が英語の of で、EN が inくらいの意味だろう。)

 こういうのは、「和をお米」とか「おいしいの味」とかいう表示と近いかもしれない。

 ヤフー・フランスで調べてみても、VIE DE FRANCE というつながりは無い。

 ちなみに、VIE DE FRANCE は山崎製パンの100%の子会社。http://viedefrance.co.jp/index.shtml これだけ拡大してしまっては、訂正もできないろうな。

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ボルシチポット。

080228_11160001  今年度の授業も来週の月曜日まで。

 今日を最後に、もう2度と授業を担当しない生徒もいる。少し感慨深い。

 昼は、高田馬場駅の〈VIE DE FRANCE〉(酷い名前だなあ。フランスの命?生活?)で買っておいたパンを食べる。

 ひとつは、白身魚の角切りと茸のパン。もうひとつが、「ボルシチポット」という名前。なんで、フランスの生活でロシアなのか。ややこしい。
 そんなことを考える私の方がややこしいか。トマトソース味なので、確かにボルシチである。耳がついているのがかわいい。

 ちなみに、背景は職場の机の上で、左の標的みたいな絵080228_07580001_3はジャスパージョーンズ。右の○とか□の組み合わせが、宇治山哲平である。庭園美術館で見たのだった。

 下の写真の奥は、キースヘリング。

 こういう、ポップなデザイン系が好みである。

 授業では、スティングの「Fortress around Your Heart」を扱う。ポリス時代末期の力強さを残した名曲。難解な歌詞だけれど、ネット上にどこにも訳詞が見つけられなかった。

ちょっとマニアック(英語だとメイニアック)過ぎたか。しーんとしていた。

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三万。

 先日の批評会で、さすがだなあと思うことがいくつかあった。

Photo_3 その一つ。私の歌なのだが、

満員のスタジアムにて思ふこと三万といふ自殺者の数

について。(歌の出来不出来はともかくとして。)

 Aさんは、「どこの球場か不明で満員が何人か曖昧だから、例えば(千葉)マリンスタジアムと歌に入れたらどうか?」

 Bさんは「場所はどこでもいい。5万とか6万いるうちの3万という大きな数字がわかればいい。」

 とおっしゃった(と思う)。すると、高野公彦さんが、

満員、三万、と書いてあるのだから、そのスタジアムの定員が三万人で目の前にしているのが三万人だということは自然にわかる。スタジアムの観衆の数と一年間の自殺者の数が同じだというところがおもしろいのだ。」

 という意味のことを発言してくれた。

 まさに、私が狙っていたのはこの読み。それをそのまま読み取ってもらえたのはうれしい。

 そして、それにもまして、歌を読むときににそういう的確な(作者側から言えば)、読みのできる高野さんという人はきっと、短歌を読んでいるときに、ちゃんと作者の言いたいことがわかって幸せなのだろうなあ、と思ったしだい。

 ついでに言うと、だからこそ、きちんと表現できていない作品に対する怒りも同じ根っこから来るのだろうな、と思ったしだい。

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フレジェ。

 夕刻、ある生徒の父親の通夜に行く。

 この学年(中1から)になってちょうど5年が終わるところだが、もう5人のお父様と1人のお母様が亡くなられている。中学6クラス、高校になって9クラスの比率としては高いのではないかと思う。

 幸い私の両親は健在、というよりも非常に元気で忙しくしているらしい。中学、高校時代に親を亡くすというのがどういうことなのか、想像してもしきれない。合掌。

Photo  帰宅の途中、近くの〈ロイスダール〉で、なんとなくケーキを買う。「フレジェ」という名前。お清めのつもりでもないが。

 チャンピオンズリーグのもう1試合〈ローマ対レアルマドリード〉を見る。結果は知っていたのだが、それでもおもしろい。

 レアルは、よくNHK-BSで見ていたころとはメンバーが変わっている。フィーゴもジダンもロベカルもベッカムもロナウドもいないのだ。

 ローマはがんばった。ホームの強みというところか。よく食らいついた、というところ。

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とふ。

Photo_7  昨日の批評会は、宮里信輝さんの巻頭作品96首から始まった。

 歌のリズムや言語的な面よりも、散文に還元できる内容・思考のおもしろさを見せるタイプの歌人。

 その影響かどうか、そのあとの批評も散文的な内容の読み取りに傾いていたかもしれない。これはよくないことだった。

 小島ゆかりさんがいると流れを読んで、あるべき方向に正してくれる。が、昨日は欠席だった。

Photo_4  私も、予想外に巻頭2人目の発言を指名されてしどろもどろになってしまった。すいません。

 高野氏からは、「とふ」の誤用についての明快な解説があった。

 「とふ」つまり「と言ふ」の略が可能なのは、伝聞推定のときのみで、実際に「口に出して物を言う」という意味では使えない、ということである。

 「おはやうとふ少年」はダメ、「この村には猿が出るとふ」はOKということか。

 短歌では、偽古語を使うことが多いから、こういうことがときどき起こる。

Photo_5 5時に終了して、まず同じ建物内で立食パーテ ィー。その後、いつもの〈三幸園〉に行ったのだった。

 いかにも日本の餃子ですよという感じの素直で真面目そうな餃子がうまい。他にも、新メニュー〈とりレバ醤〉(名前のとおりの煮込み)やピータンなどがおいしかった。

 京都のKさん、新婚でドバイに旅行に言ったという、松山のOさんなどとよく話す。

 帯は、京都のKさんのもの。色が春っぽくていい。掲載許可はいただいています。

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「棧橋93号批評会」

2008_224_006_3   「棧橋」93号批評会の一日。

 @竹橋、というか神保町の日本教育会館(名前が偉そうだが、お世話になっている。)。

 参加者35名弱。充実した時間を過ごす。

 お昼のチャーハンは高田馬場駅で買った。崎陽軒のもの。(崎陽とは、長崎の意味である、と今日の朝日新聞のbeに書いてあった。長崎は中国との交流があったし。)

2008_224_008  京都のK山さんから、ゴダイリキさん(五大力さん?)のお饅頭の差し入れがある。薄荷味でおいしかった。

 奥村晃作氏のページに写真がたくさん載っている。集合写真のとき、私は会計をしていたのだった。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~kosakuok/nisi.html

 5時過ぎから都内某所で懇親会。

 結社誌KのKさんが「コスモス」の新選者選出を褒めてくださったとのこと。うれしい限りである。励ましによって人は育つ、といきたいところである。

 つづきは、明日。

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ケルティック。

2008_223_003_2  今日は、〈英語Ⅱ〉(主に読解)と〈オーラルコミュニケーション〉(主にリスニング)の授業がひとつづつ。土曜日は気分的に楽である。

 昼は〈一六八〉に出かけて「カニあんかけチャーハン」。薄味で美味の卵炒飯の上に、餡がかかっている。今日はカニが少ないようだった。塩味も抑え目だ。

 帰り際、哲学堂公園にちらっと寄Photoる。梅はいい。

 録画していた〈セルティック対バルセロナ〉を見る。スコットランドのグラスゴーでの試合。寒そうだった。ナカムラ俊介が出ている。

 Celticは、セルティックともケルティックとも発音する。ケルト族の、という意味である。ケルティックウマンという歌手のグループもいる。日本のヤマトみたいなものか?

 マクマナス、マクドナルド、マクギーディーという3人のケルト苗字の選手が出ていた。(マクギーディーはアイルランド人。つまり、同じケルト人。)

 試合は、まあ、力の差を見せつけられたという感じだった。 

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『光の指で触れよ』。

Photo  研究日で在宅。

 ① 少しづつ読んできた、池澤夏樹『光の指で触れよ』(中央公論新社)を読了。

 小説、というよりも「小説という手法を用いて書かれた文章」という匂いが強い。きちんと取材して、きちんと描写して、無理なく言いたいことを伝える、池澤文体を楽しんだ。

 舞台がフランスであったり、スコットランドであったりもする。登場人物がふつうに英語でコミュニケーションができる。そうした風通しのよさもある。自分とは違う世界だけれど、じんわりと心に入ってくるいい本であった。

 ② チャンピオンズリーグ〈アーセナル対ACミラン〉を見る。(スカパーで録画しておいた。)

 @ロンドン、気温6度で始まった試合。双方がよく集中した濃厚なゲームだった。氷の上を走るようなパス回し(実況談)、試合の流れを見極めて余計なファールをとらない有能なレフリー(解説談)など、スコアに関係なく、堪能した一試合であった。

2008_222_002_3  息をつかせないとか、目が離せない、というのが比喩でない。ときどき呼吸を忘れている自分に気づくほどだった。

 パトもセスクもオッドもアドマイヨールもガットゥーゾもみんな良かった。

 ③ 昼は、新井薬師前駅前の〈駅前食堂〉にて、「汁なし黒胡麻タンタン麺」。

 いろいろな味の絡み合いが完成された美味。スーパー。スーペリア。スパーブ。

 

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チョンファ丼。

2008_220_002_2  昼間、外出の用事があったついでに〈一六八〉に寄る。

 中華丼。

 考えてみると不思議な名前である。中国に「中華丼」はあるのか。厨房には、チョンファドン、と伝えていたような気もする。それなら中華ドンである。五目あんかけ炒め御飯というのが説明的呼び名だろうか。

 もし、和丼があるとすれば、何だろう。親子丼あたりが候補になるかもしれない。あるいは、アメリカの吉野家にある、テリヤキ・チキン丼も候補になるだろう。

 さて、先日、ポリスの再結成コンサートに行ったと書いたが、宇多田ヒカルと安田美沙子も行っていたようである。二人のブログを見ていて記述を発見した。

 宇多田ヒカルは、「まさか、ポリスをライブで観れるなんて思ってなかった。遅く生まれたおれが悪い!そう思っていた。」http://www.u3music.com/message/index.php?m=1&d=2008021323233j.xml

と書いてある。安田美沙子の方は、知っていた曲は「エブリ・ブレス・ユー・テイク」だけだったという。ともに25歳。違うものだなあ。あたりまえだけど。

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う巻き。

PhotoPhoto_3 期末考査の2週間前。そわそわとして試験問題を作り始める。それなりに楽しい作業ではある。

 授業をやりながら、その内容の問題を作るのは奇妙な感じ。試験のために授業をやっているわけではない。が、そのへんの感覚がおかしくなる。

Photo_2Photo_4 一方、入試のちょうど一年前なので、生徒の面談も平行してやっている。(今日は早稲田大学政経学部の入試の日だ。)

 口先ではベンキョーしてますという生徒たちも、15分で済む予習をやってこない人が多い。どうしたものか。

   夕刻、渋谷・東急プラザの〈うなぎ・松川〉で高野氏ら数人と会食。

 ふつう(って何だろう)でない空間の体験をしてきた人、タイにアパートを借りている人、過去に小説を出版した人など、の話を聞く。高野公彦最新歌集『天平の水煙』とその初出(「歌壇」)の差についての意見がとてもおもしろかった。

 地味だけれど、きちんとしたお店。ウナギ巻き(う巻き)、生タコ、牛スジ、つくね、など。きちんと食事をしたという印象。「一刻者」も空いた。レストラン街全体が10時で閉まる、という強制力も、まあ、悪くない。

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選者になりました。

 「コスモス」3月号で発表されていることだけれど、4月号から選者になりました。

 たいへんな役割を仰せつかった。なんとかやってゆくしかない。これまでの私を評価してくださった、編集部と現選者のみなさまには感謝しつつも、戸惑いはある。

 ただ、私のような30代半ば過ぎの者を選者に加えるということからも、「コスモス」という集団の柔軟性が分かると思う。幸い、「コスモス」の体制はとてもしっかりとしていて、困ることはない。

 実は、すでに1回目を終了している。4月号(3月15日発行)分だから、2月10日過ぎが選歌の締め切り。緊張したけれど、楽しい作業でもあった。

 今後ともよろしくお願いします。

Photo_4  「NHK短歌」3月号が届いている。

 高野公彦氏の講座のところに、拙歌が紹介されている。祖父の挽歌のひとつ。それなりに実感をうまく取り込めたと思っていた作品だったので、うれしい。

 吉川さんと並んでいるのもうれしい。

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55周年記念号。

Photo_3  「コスモス」3月号が届いている。

 「創刊55周年第一記念号」。

 巻頭に、

①宮英子インタビュー(聞き手・桑原正紀さん)

②コスモスの歌人たち(佐野四郎氏から蒲池由之氏まで11氏について、抽出30首と紹介文)

③小エッセイ・入会のころ(17氏)

④座談会「コスモスが生み出した新人たち」(柏崎驍二、木畑紀子、田宮朋子、小島ゆかりの各氏に私も加わる)、

の合計50ページの読み応えのある大特集になった。

 企画の初期段階から、小島ゆかりさんの後ろで、自分の意見も出して人選などをしていったものだから、雑誌になるととても嬉しい。原稿の整理は主に影山一男さんにしていただいた。

 背表紙の下のほうには、ひっそりと〈通巻666号〉とある。なんたって55年だからなあ。

 このあとも、「宇宙の花」の記念号も出るし、参加者400人超の大会もある。楽しみである。

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ふらんす堂。

2008_218_002_2  穏やかな日曜日。

 至急に書かなくてはいけないものも読まなくてはいけないものもない。たまにこういう日があるといい。

 昼は、中野の〈鞍山〉(あんざん)でエビチャーハンを食べる。

 心の声に素直になる(というほどでも無いが)と、パスタか中華になってしまうこのごろ。

 日本語でたどたどしく注文を受けている店員さんが、料理人と中国語で話すときに急に元気になる。

 薄味の優しいチャーハン。ふだん、いかに塩っぽいものを食べているのかがわかる。でも、やはり物足りなくて、胡椒をかけて食べる。スープには酢とラー油を足して、即席の酢辣(さんらー)湯にする。

 加藤治郎さんから、ふらんす堂のホームページの連載「家族のうた」に引用していただいた旨、メールが来る。ありがとうございます。http://furansudo.com/index.html

Photo  「塔」2月号も来ている。

 北川色糸さんの『光追う日々』の書評を書かせていただいた。巻頭百首でひたすら川面の描写をしている。異色の歌集といってもいい。

・大きな泡はすぐ割れるなり小さな泡は割れずに長い間ただよう

・一段落つる水とぎれつつ落つるなり 落つるというは苦しきことか

など、不思議な世界を追求している歌集であった。

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極意。

2008_217_001_2  4時間目を終えて、〈一六八〉へ昼食に駆け込む。

 「エビチリの卵入り」定食は、実際は卵・トマト炒めにエビが入っているもの。これがおいしい。

 卵とトマトは合うし、エビも火が適度に入った歯ごたえのあるもの。こういう簡単そうなものを作ってうまいのはさすがである。堪能した。

 なにがどううまいのかわからない。基礎こそ極意であるのだろう。

2008_217_0022008_217_003 その後、「コスモス」編集室へ。

 途中、(それほど寒くないので)、井の頭公園を散歩。吉祥寺から宮柊二(というか英子さん)宅まで歩く。20分強くらい。

 2008_217_005井の頭公園の水鳥(キンクロハジロやホシハジロが多かった)には、エサ2008_217_008をあげないでください、という札が新設されている。

   それでもカッパエビセンなどをあげている無法な人がいた。個人的にはなんともできないが、腹立たしい。

 「コスモス」で仕事の後、いつもの「美たか庵」へ。いつもどおりの飲み食い。ありがたくいただく。

 本歌取りの定義の話など、と書くと高尚そうだが、ほとんどがトホホな話。

 楽しく有益な時間を過ごす。

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亀泉。

2008_215_013_2  研究日で在宅。

 昼を〈コパン〉ですまして、哲学堂公園を少し散歩。梅はじっくりと咲いている。

 ブログで知った近くの日本酒専門のお店「酒道庵之吟」へゆく。知らない銘柄の地酒ばかりが並んでいる小さなお店。

 といっても、敷居が高いわけでなく、ご主人は気さくなかんじでいい方だった。

 冷やに適していて、香りのふくらみが豊かでなるべく辛口のもの、とおねがいすると、いくつか紹介してくれた。

 その中で、純米吟醸「亀泉」の生酒を買う。高知のお酒らしい。

 家に帰って試飲。期待したとおりの好みの香り。お米を主原料に、どうしてこんなにふくよかな味が出せるのかと感心するのである。

http://homepage2.nifty.com/sugi_isami/sfb/koregin/index.html

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メンター。

 ポリスの「メッセージ・イン・ナ・ボトル」がアタマの中をかけめぐっている。

 昨日のコンサートの話を授業でしたら、3クラスのうちで一人、ボクも行きましたという生徒がいた。

 彼は自分でもバンドをやっていて、ロックの歴史にも詳しい。叔父にあたる人がチケットを手配してくれて、ときどきコンサートに行くのだそうだ。

 よく、10代の男の子には、父親や教員以外の男性で、「助言者」が必要だという。英語の「メンター」というのがこれに当たるのだろうか。親は、(金のワラジを履いてでも)そういう人を探すべきだ、というのを読んだことがある。

 地元の少年野球のコーチであったり、親戚の叔父さんであったり、あるいは近くの八百屋のご主人であるかもしれない。父親には反抗してしまうけれど、その人ならすんなり助言を聞けるという人。人生のある面での目標になる人である。

 昔は、そういう関係がうまく機能していたけれど、このごろはどうだろうか、というのが話題になることがある。

 私の場合を言えば、自宅近くの塾の英語のセンセイがすばらしい人で、そういう役割をしてもらったのだと、今にして思う。今の私の年齢くらいであられた。英語だけでなく、ずいぶんいろいろなこと(ものの見方などを特に)教えてもらった。いまでも、たまにお会いする。

 そういう人がいたから、そのあとで、奥村さんや高野さんとすんなり付き合えたのかもしれない。

 ロック少年と話していて、そんなことを考えた。

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ポリス。

 「ポリス」(THE POLICE)の再結成ライブに行く。@東京ドーム。

 アリーナ席後方右。バックッスクリーン前にステージがあって、二塁手の守備位置辺り、というところか。

 スティングのファンではあるが、ポリス時代はほとんど聴いてこなかった。それで、ポリス最後のアルバム「シンクロニシティ」と、ベスト版16曲をそれなりに聴き込んでから行った。

 その効果はてきめんで、2時間弱のコンサートのうちほとんどを、サビくらいは口ずさめるくらいにはなっていた。(スティングの詞はややこしいけれど、初期はそれほどでもない。)基礎をしっかり勉強していったらそれが試験に出た生徒の喜びはこんなものか。

 やはり、かっこいい。スティング、1951年生まれの渋みである。もちろん、他の二人もかなりレベルが高いことは、素人からみてもわかった。

 スティング時代の曲はなかったけれど、やはり中身はスティングなわけで、興奮のライブであって、生スティングは一生の思い出に残ると思う。また来てね。

2008_213_0022008_213_004  その前に、神保町と水道橋の間の、〈札幌ラーメン・エイト〉にて腹ごしらえをした。

 中学、高校時代にここら辺に出没していたときによく入ったお店。何でもない味噌ラーメンと何でもない餃子がきちんとおいしかった。

 こういうしっかりとしたお店が残っているのはうれしい。

 旧研数学館の正面入り口が、居酒屋ワタミの入り口に変わっていた。あのワタナベ氏はこういうところでも教育関係者の感情を逆撫でするのである。

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運不運。

2008_211_008_3    昨日、哲学堂公園の梅園を散歩した。

 こちらから望んだことでもないのに、近くに転居して、数年で整備が完成した。行政サースを受けるには運不運もある。(小さなものだけれど。)

2008_211_0062008_211_009_2  毎年、同じ時期に同じように必ず咲く。偉大であるなあ。

 花に近づくと、「梅が香」というのか、ほんのりと香がする。その穏やかさは、香水やお香の流行している現代でも、その控えめな感じがいい。

 夕食は豚しゃぶしゃぶ。ポン酢に梅干を叩いて入れてみた。

 ドラマ「薔薇のない花屋」を見た。(きのう月曜日にです。)竹内結子はいつの間にか大女優になっている感じだ。嘘をついている話は心臓に悪い。

 

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アメリケーヌ。

2008_211_002_2   建国記念日。

 祝日の由来が茫洋としていて有難みはないが、休みであるのはいい。

 このあと、しばらく祝祭日がない。できれば二二六事件の日でも、三一独立運動の日でもいいから入れてほしいところ。

 芝学園は2月15日が創立記念日だったかな。

 昼は、中野の〈オリエントスパゲティー〉http://www.arthur-seaton.com/orient/で「大海老がまるごと入ったアメリケーヌソース」のスパゲティーを食べる。

 (アメリケーヌソースは海老の殻で取ったダシとフレッシュクリームのソースです。)とメニューに注がある。

 知名度は高くないということだろう。

 私の好物なのだが、どこにでもあるソースではない。なにがどうアメリカ風なのか。語源には諸説あるようだ。エビの生臭いような香りにくらくらした。

 続々と親子連れや一人客(男女)が来店。20名弱が全員なにかしらのスパゲティーを食べているという光景は、おもしろいものである。専門店なのだから当然なのだけれど、なんとなく。

 

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日本文。

 勤務校の高校入試。

 NHKテレビが校門のあたりで取材している。(正午のニュースで放映されたらしい。こういう対象はどのように決まるのだろうか。)

 8時30分から「国語」。開始時間は比較的に早いようだ。

 9時40分から「英語」。トランシーバーをもって教室前の廊下に待機。学校はどこも半ば屋外なので寒い。

 11時から採点に入る。和文英訳の担当。

 私は意識的に「和文英訳」とか「英訳」と呼んでいるのだが、伝統的に「英作文」という呼び名を使う人も多い。決まった日本語を英語に移し変えるだけなのだから、「作文」とは呼べないのだが。

 いわゆる「自由英作文」と呼ばれるもの(しかし自由でなく、課題に英語で答えを書くのだが)が、「英作文」であるわけだ。

 ついでに言うと、このギョーカイでは、「日本文」という珍妙な言葉も流布していて、私には抵抗がある。「和文」という美しい言葉があるのだ。

 ときどき、日本文という言葉があるならイギリス文とか中国文もあるんですか、と同僚に言って白い目で見られている。

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テレビを叩く。

 明日は、勤務校の高校入試。

 英語はリスニングテストがある。英語科総出で、スピーカー点検や緊急事態に備えてのテープ、MDのチェックなどをする。

 当日は、各フロアにトランシーバーを持った教員が配置されて、いざというときのために備えるのが恒例。(まあ、いざという事態が発生した時点でお手上げなのだけれど。)

2008_29_002_2 センター試験では、ソニー製の音声再生機が一人一台支給されるが、高校にそこまでする余裕はない。予備校のマーク模試では、一斉放送タイプが2500円、再生機付きは3500円くらいの価格設定になっていたりする。

 遅めの昼食を〈一六八〉で食べる。

 テレビの映り具合が悪く、店員さんがしきりにテレビの脇腹を叩いていた。今後、液晶テレビが優勢になると、こういう昭和っぽい風景も消えるだろうな、と思う。

 五目チャーハンは予想通りの美味。卵とチャーシューが多目で全体的に甘くてやさしい感じ。胡椒が少なめなのか。エビもふんわりと柔らかかった。わざわざ丼に入れてドーム型に成型することもない。家庭の味のようだ。

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ミノ。

 研究日。

 用あって高田馬場へ。昼はスペイン料理の店〈ファミリア〉にて。「牛ミノの煮込み」を食べる。(ここで昨日の写真を載せるべきだったか。)

Photo_2  調べてみると、ミノはなんと、日本語の「蓑」であるらしい。(開いた形状から?)牛の第1の胃である。英語ではルーメン。

 第2の胃がハチノス。これはそのまま日本語。イタリア料理のトリッパである。トマト煮は私の大好物。(第3の胃がセンマイ、第4の胃がギアラ。焼きトン屋にはセンマイ刺身があったりするなあ。)

 色味は単調だが、それなりの味。調理は手間がかかると思われる。

 このお店、舞台もあって、フラメンコショーもやっているそうだ。松村由利子さんにフラメンコの歌があったなあと思い出しつつ食べる。

 「BSファン倶楽部 里山の四季を詠もう!」を見る。「黒瀬珂瀾さんシリーズ」と題された10分弱の番組。「コスモス」の友人の娘さんが登場している。

 なぜ、こんな番組が企画されたのかわからないけれど(それも黒瀬さんで?イケメン歌人と紹介されているしなあ???)、短歌というものの露出が増えるのは悪くないことだと思う。

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おめでとうございます。

Photo  「コスモス」の人に「おめでとうございます」と突然に言われて驚くことがある。

 数日前にも言われた。今月号の「コスモス」で私の歌が特選に選ばれていたからだ。

 言われて困ることはないけれど、なんとなく違和感がある。

 広辞苑で「おめでとう」をひくと、「慶事・祝事・新年などを祝う挨拶の言葉。」とある。

 かんたんに考えれば、それほど大したことでないのに「おめでとう」と言われるのは気恥づかしいということだろう。

 理屈っぽく言えば、一人の選者に褒められたという個人的な喜びに他の人が介入してくることへの違和感ということになろうか。入試に合格するとか賞をもらうとか、おめでとうを言うときの相手はある種の権威ある体制なのだろう。(暦というのは最大の権威だし。)

 また、作品の良し悪しは自分で判断するのだから、選者の眼に大きな価値基準を置くことへの抵抗かもしれない。

 かつて、友人のUさんが、朝日新聞の「折々の歌」に取り上げられたときに「おめでとうございます」と言われてヘンな感じがしたと言っていたのを思い出した。

 写真は、「棧橋」の友人のスペイン土産。スペインといえば牛であるなあ。(本文とは無関係ですが、かわいいので掲載。)

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梨五つ。

Photo  時間が前後するけれど、昨日は、朝日カルチャーセンターの日であった。

 高野公彦『天平の水煙』永田紅『ぼんやりしているうちに』を紹介。聴講者にはベテランが多く、そんな方々の前に私が歌集を語るのは恥づかしいのだけど、とにかく歌に沿って2時間語る。

 『天平の水煙』は、作者自身が「日本の懐かしい言葉を意識しながら歌を詠んだ。」と書いているように、ふだんのボキャブラリーに入っていない語彙が多い

 それらを分析してみると、現代を批評するための言い換え言葉として使われていたり(あばけ者、日髪日風呂、軋ろひ顔、今出来、無戸室、など)、自分をおどけて言うために使われていたり(出物、七歩の才のあらぬ、痴者、ろうず者、など)する。これまでの、高野作品の一つの流れの特徴を受け継いでいると思う。

 他にも、音楽性を楽しんだり、昔の風習を懐かしんだり、死を意識したり、他に言い換え不能のために使ったりしている。それらはこれまでの高野氏の詩想(思想)の枠から外れていない。つまり、言葉遊びのためだけに使われた「懐かしい言葉」ではないということがわかる。

 歌集の中に「追悼・塚本邦雄氏」と詞書して、

・梨五つ浪人六人国を出て帰り来まさぬ皇帝一人

という謎の歌があった。作者に直撃すると、塚本氏宅の電話番号の暗記法で、氏自身がエッセイで書かれていたそうだ。745-6262クニオ出る、となるだろうか。もうこの番号に塚本氏はいないのだと思うと、とてつもない欠落感を覚える。

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レトロ。

 月例の、新宿の、とある歌会。

 高野氏を入れて9人。工事中のルノアールに代わり、今回も「西武」というレトロな喫茶店で行う。

 全席喫煙可、というのがまづレトロ。レジにマッチが置いてあるのもレトロである。こういうお店を支持する層が確実にいるらしい。

 「談話室・滝沢」が懐かしい。あの宇宙人みたいな物腰のウエイトレスはまだどこかで生息しているのだろうか。

PhotoPhoto_2  常用していた新宿駅東口店は、椿屋珈琲店という大正っぽくて高級っぽい店に変わった。が、5人以上がまとまって座れる席がないという。

 そのあと、いつもの〈安具楽〉で食事。いつからか長崎の魚料理を得意とするようになっている。

 かつて、高知の「酔鯨」というお酒を注文するときに、間違えて「鯨飲」と言ってしまったことを思い出す。そして「酔鯨」を飲んだ。

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盛岡タイムス。

 岩手の伊藤幸子さんから「盛岡タイムス」をお送りいただく。

 彼女が続けているコラムで私の歌集を紹介くださったとのこと。8年前の歌集をこうして読み直してくださるのはありがたいことだ。

 この日(1月30日)の「盛岡タイムス」の1面は、

・村民対象に合併問う・滝沢村が2月に3千人抽出しアンケート

・高齢化率50%以上が52集落・県北、沿岸の増加目立つ

・暫定税率廃止なら盛岡市減収33億円

などである。こういう地方色のある新聞は好きだ。天気予報欄もいい。情緒ある地名がならんでいたりする。岩手だと、「滝沢玉山」とか「紫波矢巾」とか、かっこいい。青森の「三八上北」というのもいい。

Photo_6 

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秩父事件。

 中学入試の2回目。勤務校では、2回の入試で7クラス分、280人ちょうどの生徒を確保する。そんなにたくさんの生徒が入学してくれるというのは嬉しいことである。

 未明から雪になってしまう。いろいろと心配したけれど係の先生や用務員さんたちのがんばりで、問題なく業務完了。

 社会の答案をちらっと見ると、秩父事件とか真珠湾とか書いてある。小学生で秩父事件を知っているって、すごいことじゃないかなあ。

Photo_2Photo 論述問題もある。受験生もタイヘンだが、採点するほうもタイヘンである。おつかれさま。

   業務のあと、やはり〈栄寿司〉に行く。3人ではじまり、6人になって終わる。

 節分なので、大きな枡に入った豆が回される。豆まきをする年もあるが、今日は省略。

Photo_3Photo_4   明太子と胡瓜だけを海苔で巻いたもの、生タコ、生カキなどを食べる。

 しきりに麻雀の話をする人がいた。私は2度だけルールを聞きながらやったことはあるが、それだけ。

 ケイタイの写真である。

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25年。

 東京都の中学入試の解禁日は2月1日。昨年、首都圏の中学受験率は18%を超え、今年は20%に届くだろう、と日能研は言っている。

 私もその昔、私立中学を受験して入学した。塾は小学校よりも楽しかったし、塾の友達はウマが合った。6年間過ごした私立の浄土宗系の男子校(芝中学)も好きだった。あの入試からちょうど25年が経ったのだと思うと感慨深い。両親に感謝である。

 その学校の縁で、こうして短歌に関わっているのも大きい。

Photo_2Photo_3 昨日は、入試の作業のあと(役割の重い先生方はまだまだ残っているのだけれど)、同僚といつもの〈一六八〉にゆく。ほぼ満席。

 唯一の日本人店員さPhoto_4 ん(女店主のご主人か?単なる推測。)によると、昨年、「週刊文春」に紹介されたことをきっかけに、客足が飛躍的に伸びたという。マスコミはすごい。でもあまり有名にならないでくださいね。

 ジャガイモの細切り炒めがうまい。ただの田舎料理だけれど、味の差は出る。家で作ったこともあるが、なんだが団子になってうまくいかなかっPhoto_5 た。

 薦められるままに鯵のから揚げを食べる。下味がしっかりついていておいしい。まぎれなく中華風である。

 海老を食べつつ、エビと日本人の話もする。一度エビ養殖池にしてしまった海沿いの土地は耕作地に戻らないらしい。とても申し訳ない。

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カシラ。

 勤務校の中学入試。

080131_12540001_0001_3 午前7時に集合。試験監督が1つ。他は、授業の予習やプリント作りに費やす。(読書と小仕事もする。)

  昨日は入試準備のため授業は2時間だった。

 そこで、昼食は 同僚と〈栄寿司〉へゆく。中ニギリ。特上、上、中、並の中である。十分うまい。松竹梅という言い方もある。オオマツ、大竹という姓はあるけれど、大梅はあるのだろうか。

080131_125000012080131_12570001_9  マスターから焼酎を差し入れられる。が、昼間なので見るだけ。ラベルに、「**高校英語部様」と印刷されている。

 「感謝」の文字は、清水寺の管主の筆だという。年末に、「偽」とか「命」とか「災」とか書く人である。ありがたい。

080131_12570001_4  その後、アナゴの頭を煮たものをいただく。商品にはならないらしい。下あごの部分に食べられるところがたっぷりとついていた。その外見におののきながら半ば丸かじり状態で食べる。魚文化の無い地域の人が見たら、卒倒するかもしれないなあ、と思いつつ。

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