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学べないという真理。

 散歩を兼ねて、中野の〈オリエントスパゲティ〉へ。青空であったが風の強く寒い昼間であった。

 明太子スパゲティーにカキ(のバター炒め)をトッピング。意外と合う。

2008_113_003 このお店は、あるものならばなんでも合わせてくれる。トマトソースに納豆、ゴルゴンゾーラチーズにキムチなどもやってくれる、はずだけれど注文する勇気がない。

 村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』(文藝春秋)を、読みはじめる。

 自伝的な部分も多い。彼の矜持がかなり強くでているけれど、嫌味ではない。納得させられる書き方だ。

学校で僕らが学ぶもっとも重要なことは、「もっとも重要なことは学校では学べない」という真理である。

とあった。なるほど。さいきん私が生徒に言っている、「学校とは実用に無意味なことを教え込ませるからこそ尊い」というのと似ているか。

 例えば、英語なんて、ほとんどの日本人に(直接には)役立たないはずなのに、大量の税金を投入して教育している。(私もその恩恵に預かっている。)英語も数学も物理も古文も同レベルの「役立たなさ」である、それゆえ尊いのだ、と思うのですけれど。

 昨日の同窓会でも、「最近、英語を使っていないから忘れちゃって、どうすればいいでしょうか?」と話しかけてくる卒業生は何人もいた。しかし、おそらく、「最近、古文読んでないから読めなくなっちゃって」とか「すっかり数学忘れちゃって」と言い出す人はいなかったのではないだろうか。

 本当に必要で重要なことなら、自分で学ぶのではないだろうかなあ。それをきちんと言う村上氏はやはり偉大である。

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