« 狩野さんに会った。 | トップページ | 対巨人戦。 »

智者・悟者。

 昨日の、「コスモス」合同出版記念会。15冊の最後は、『安立スハル全歌集』を高野公彦氏が話すというものだった。(20分くらい。)

 高野氏が「コスモス」に入会した年に、『この梅生ずべし』が発行されて、ほんとうに勉強になった、という意味のことをおっしゃっていた。

 『この梅生ずべし』から3首、それ以後から7首。例えば、

・底なしに青む冬空ささへたつ断崖の秀より寂寥は来る

・また思ふ死にゆくときに人間の眼のやうな眼でわれを見し犬

・大それたことかしらねど何物も持たずすべてを持たむと願ふ

・見たかしり山葵の花に見入りけりわが波羅韋僧(はらいそ)もここらあたりか

・ひそひそと六十五年のかたまりの生きて動いて葱きざみ居る

などをあげて、「深い真理をユーモアの衣につつんで提示している」「智者・悟者と言う感じ」などと述べていた。

 少しづつ読んでいるのだが、いい歌が多くて、すぐにお腹一杯になってしまう感じがする。贅沢なことである。

 

|

« 狩野さんに会った。 | トップページ | 対巨人戦。 »

コメント

高野さんの安立つスハル評、納得して読みました。まず作者に深い叡智がなくてはいけないんだなあと深いため息がでます。でも、何はともあれ安立さんの歌集を読むのは嬉しいことです。

投稿: 荻山数 | 2007年6月19日 (火) 16時25分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/198677/15483815

この記事へのトラックバック一覧です: 智者・悟者。:

« 狩野さんに会った。 | トップページ | 対巨人戦。 »