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『物語の始まり』

 松村由利子さんの『物語のはじまり』(中央公論新社)が届く。

 働く、食べる、産む、老いる、病む、別れるなど、テーマに分けて歌を読んでゆく。ただの鑑賞だけでなく、松村さん自身が濃くあらわれているエッセイという面も強い。元新聞記者の、社会と個人の関わりという視点も感じる刺激的な一冊である。

Photo_7   私の歌は、

・妻の傘にわが傘ふれて干されゐる春の夜をひとりひとりのねむり

・のちの世に手触れてもどりくるごとくターンせりプールの日陰のあたり

が引用されている。

 松村さんの歌集『鳥女』は今年度の第7回現代短歌新人賞(さいたま市主催)を授賞している。おめでとうございます。

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コメント

おおまつさん、初めまして。ご挨拶が遅くなりました。
松村由利子さんの『物語のはじまり』についての記事をトラックバックさせていただいた拓庵です。
今回、『物語のはじまり』について書かれたブログの記事の、リンク集を作りましたので、トラックバックさせていただきました。おおまつさんのこの記事も紹介しています。よろしくお願いします。

投稿: 拓庵 | 2007年3月 9日 (金) 21時43分

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